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MQ 資産運用 銘柄分析

[MQ] マーケタ 第2四半期決算結果悪く株価暴落 売りか

投稿日:2021-08-16
更新日:

この記事は古い記事です。最新の記事はこちらをご参照ください

Marqeta, マーケタ(マルケタ)が第2四半期決算を発表してしました
ティッカーシンボルは$MQです
2021/6/9にIPOした非常に若い企業でして、今回が初めての決算になります

同社は決済関係のフィンテックの企業です
Affirm($AFRM)、DoorDash($DASH)、Instacart、Klarna、Square($SQ)などの決済関係の技術を司っています
どんなストーリに乗っているかはこの記事でも一度触れています

フィンテックを使って顧客を集める$SQなどが金を掘る労働者なら
$MQはそのツルハシといったような関係でしょうか

決算結果は悪かった

決算結果はこちらからも参照できます

EPS: -29¢ VS 予想 -10¢    ❌
売上高: $122.266M VS 予想 $107.99M ⭕️

EPSがかなり悪かったです
これはカンファレンスコールで話もあった特殊要因でして
ソーシャル・キャピタルとの経営統合に関連する一時的な取引費用が原因
要するに
上場時にお金がかかった、と噛み砕けば良さそうです

売上高は素晴らしい数字です
懸念されていた出来高も綺麗に出ていますね
Total processing volume (TPV): $26.5B(+76%)

次期ガイダンスも良かったです

売上高 $114M ~ $119M VS 予想 $99.64M ⭕️

第3四半期ガイダンスの内容自体は弱いですが、季節性のものがあるとのことです
なお第4四半期はクリスマスシーズンで強くなる、とのこと

最近のニュースとしては

Square($SQ)のSquareバンキングサービスをサポート
Affirm社との契約を2024年まで延長
Google Pay Balanceでのデジタルカードの立ち上げ

などでしょうか

Google Payのニュースが反応が一番大きかった印象です


Google Pay残高をNFCによって支払うことができる仮想Visaカードですね
最近はこのような仮想カードが流行ってきています

Google Play残高をカードとして街中で使えますってことです
日本だとなかなか難しいですが、海外だとできるのですね



そういえばGoogleはシティグループと連携して
Google Pay経由で銀行口座サービスを作る目論見があります

引き続き $MQ の技術が使われていくのか注目です

株価は大きく下落

株価はこれを受けて大きく下落しました

直前で大きく上げていたのは先述のGoogle Play Balanceのニュースが原因と推測します
それを見事にかき消す下げとなりました

IPO直後から見ますと-10%という形です

ここ最近のIPO銘柄と比べますと善戦している印象です

まだロックアップも切れていないのでその点は要注意ですね
まだ売り圧力が来る可能性が大きくあります

売るべきか

判断が難しいところですが、売りではない理解です
持っていない人は買っても良いかもしれないです

考えるべきは
EPSミスをどう捉えるか
BNPLの活況続く
の2点です

EPSミスについて

上記第2四半期決算でのEPSミスは特殊要因によるものですね
これを許容した場合は買い、売りではないという判断です


逆に許容できない場合は売りですね
このような報告を後からする企業は投資するに値しない、という判断も妥当かと思います

今回のEPSが予想を下回った理由は、上場時の一時的の損失を今期分に計上できなかった分があったからですが

なぜ事前に会社側から説明できなかったのか、という疑念が湧きます

一般的にこのような企業は投資家を軽んじる傾向があります


例えば似たような事例はオクタ($OKTA)でもありました
同社はAuth0を買収したのですが
それにより一時的に出費が多くなることについて
CFOの説明不足でガイダンス❌ となり売り飛ばされる結果になっています
その後株価は低迷、CFOも辞任といった事態になりました

以下が当時のチャートです

$OKTAはそこからは回復しましたが、まだ難しい状況が続いています

$MQも同様に投資家とコミュニケーションをうまくとれない企業である可能性があります
その場合、本来良い売上でも株が売り飛ばされてしまうことが$OKTA同様にあると考えます

つまり、売上は伸ばせても株価は上がらない
一見不思議な企業になってしまうのですね

BNPLは活況続く

一方でプラス要素としましては
BNPL(Buy Now Pay Later)市場はまだ盛況、ということが一番でしょうか

特に米国はBNPLを利用している人がまだ数%であり
他諸国の利用に比べればまだ伸びる可能性があるのですね


米国でのクレジットカードは
与信枠が小さい
リボ払いが中心
のような特徴があり

手数料を店舗側が負担してくれるBNPLは
米国でも大きく市民権を得てきています

そして$MQはバーチャルカード発行によって
BNPLを容易に可能にしてくれます

カンファレンスコールでもこのBNPLへの言及があったように
今後米国ではバーチャルカードの発行がより増加すると考えられます

発行したカードが使われば使われるほど $MQに利益がもたらされるため
今この状況は$MQにとって大きなチャンスです

この、$MQが発行したバーチャルカードがより使われていく未来は
Googleが$MQとの連携を発表したこともあり
かなり現実味を帯びてきます

今後も確実に売上が伸びる未来は想像に難くないため
買いあるいはホールドをする判断も妥当です



個人的には、既にポジションを持っているため
売らずに様子を見る予定です

IPO銘柄としてはかなり良いストーリーに乗り
売上もしっかり出ているのでまずまずのスタートの印象です

次の決算でまた市場とのコミュニケーションが軽んじられることになったら
確実に売り飛ばしますが、今は未来にかけてみようかなと考えます

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