XOM 資産運用 銘柄分析

[XOM] エクソンモービル 2022年度第3四半期決算 過去最高益で買うべきか

投稿日:

エクソンモービル、ティッカーシンボルは$XOMです
言わずと知れたオイルメジャーの一角です

エネルギー政策は国策と密接に関わってくるため
石油企業は国営の企業、例えばサウジアラビアのサウジアラムコ
マレーシアはペトロナスなどが多いのですが
エクソンモービルは民間企業で最大のエネルギー企業です
同じようにShellも民間でのエネルギー企業ですね

イタリアにはEniという企業があります

こちらは半民間企業ですね

実際の活動としては
原油・天然ガスの探査・開発から始まり
パイプラインなどの設立
化学製品の供給
原油の精製と販売・輸送など

エネルギー産業の端から端までを抑えている超巨大企業です
前回の決算はこちらです。とても良い数字で買い推奨をしていました

決算結果はとても良い

詳しい数字はこちらから
わかりやすい良いスライドですね。老舗企業がこのようなものを出すのは割と珍しい印象です

2022Q3結果予想評価
EPS$4.45$3.80⭕️
売上高$112.07B$102.96B⭕️

売上高前年同期比: +51.9% ⭕️
GAFAMはじめとする悪い決算ラッシュの中で
とんでもスーパー決算を繰り出しています。素晴らしいですね

フリーキャッシュフローは$22.047Bでして、
おそらく今回の決算の中で一番大きく儲かっている銘柄になります

総資産負債比率は目標値よりも低い水準になっています
一般的にXOMのような石油化学企業は大きく借金して設備投資していくので
この比率が高くなりがちですが、大きく下回っています
立派ですね。スライドを見ても今回のインパクトの大きさがわかります

このだぶついたお金を使うために買収先を探しているとのコメントありです
XOMも安く事業を買って高く売ることを継続的に行っている企業です
投資会社としての側面も覚えておく必要がありますね

なお、XOMが扱っている製品の
それぞれの価格がまとめられていたので以下に共有します

原油価格は上限ギリギリ
ガス価格は上限突き抜け
精製利益も上限突き抜け
化学製品が大きくマイナス

といった感じですね
化学製品は不景気懸念による需要低下
中国ロックダウン影響
などがあるとのことです


それぞれの内訳は以下です
UpStream
 ガス代による利益押上で黒字 YoY +314%
 
Energy Products
 値段の上昇を利用し黒字 YoY +11%

Solid Chemical Products
 価格下落により赤字 YoY -59.9%

Speciality Chemical Products
需要増加により大きく黒字

ハイライトとしては
欧州向け天然ガス販売とディーゼル燃料の需要急増を受けて

とにかく増産しまくりでして
パーミアンで増産
ボーモント製油所の拡張は進捗
ガイアナでも総生産能力増
とのこと
製油所の処理能力は2008年に匹敵する勢いになっていると発言がありました
2008年はエネルギーブームだった時代ですね

モザンビークのFLNGも生産が開始しています

一方でガソリン価格の下落もあり
ガソリン精製からの利益率は低下しています
同じように化学製品の利益率も、需要の低下により下落です

不景気懸念もありダメージも受けてますが
LNGなどのポートフォーリオが堅調なこともありまして
全体の結果としては良い数字だったのかなと思います


株主還元は継続中でして
四半期配当金を0.03ドル増配
また2023年までに300億ドルの自社株買いを実施

非常に良い状態ですね
次の配当落ちは11/14です



なおガソリン価格は下落基調です
このような状況下で決算の数字が良いのは非常に素晴らしい状態だと思います

この冬欧州は非常に厳しい状況かと考えられますが
どういったガソリン価格の推移になるのかも注目です

欧州はガスをかなり貯蓄しています
LNGは原油価格の数ヶ月遅れで値段が決まると言われています
LNGの値段も落ちてくるのかは注視です
(XOMはLNGの8割が長期契約ですけどね)

それもあり、第4四半期決算の数字の見通しは控えめでした
ここをどう判断するかでしょうか

株価は大きく上昇

株価は決算を受けて跳ねました
非常に着実に株価を伸ばしてきています

ここ数ヶ月で一番成績が良い銘柄じゃないかなと思ってます

長期で見ても巨大なカップウィズハンドルを作って
キレイにブレイクアウトした状態となりました

非常に美しいチャートですね
この歴史ある企業の長い歴史での最高値更新中なので
今すぐに売る理由は全く無いです

どこまで持つべきか

今回の数字はとても良く、PERも10倍を切ったということで
ファンダメンタルズ的には買いといった判断になります

注意すべきは、今回の決算はガス価格上昇の恩恵をフルに受けているということでして
今後もそれが続くかはまだわからないということです

不景気予測から実際化学製品事業では赤字になっているわけで
ガス価格も今後大きく下がると一気にこの黒字がなくなってくる可能性もあります

ガス価格の推移としましては、欧州の貯蔵が完了したとかしていないとかで
大きく値段が揺れると想像されます

ただ、ロシアの戦争が長引いていてすぐには終わらない以上
この冬はガス価格が下がっていくことは
今の所考えにくいです

そうなると、次の数字もひどいことにはならないでしょう
あとはそれに対して株価がどれくらいついていけるかですね

もうXOMを持っているならば、あとは身を任せるだけで
ガスの環境が好転したら売っていくようなスタンスが良いのかなと思います

-XOM, 資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.