FedEx, フェデックスが3/18に2022年度第3四半期決算結果を発表していました
ティッカーシンボルは$FDXですね
同社は小包から超巨大荷物まで何でも運ぶ
世界的な運送会社として知られています
以下のようなトラック亜h米国の至る所で見ることができます
前回の決算結果はこちらです、インフレでの利益低下が推測される中良い数字でした
数字はEPSがダメ
詳細な数字はこちら
2022Q3 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | $4.59 | $4.64 | ❌ |
売上高 | $23.6B | $23.44B | ⭕️ |
売上高前年同期比(YoY): +9.8%
EPSがダメでしたね
理由としてはオミクロン株による影響で
航空事業で乗務員の欠席率が15%ほどに達しフライトキャンセル多発したこと
同様に需要も減ってしまったこと
などがカンファレンスコールで述べられていました
ただ1月から全体的な数字は回復傾向とのことです
オミクロン株は既に過去のことと発言がありました
今回も貨物が全体の売り上げを引っ張り売上高前年同期比率(YoY) +23%でした
営業コストは圧迫されており
理由として仕入れ交通費の上昇と賃金上昇圧力があると発言
ただ、前回のCallでも人員確保の重要性を述べていた通り
労働力の確保は安定し、労働力不足による影響はわずかとのこと
また2022年度のガイダンスは変わりなかったです
通年でのEPS見通し $20.50〜21.50 (予想 $20.59)
今後は特に欧州路線での回復に力を入れていくとのこと
物流の最適化、デジタル技術を使った効率化も並行です
欧州路線のハブとしてはパリのシャルル・ド・ゴール空港の活用が強調されていました
現在この空港で1時間あたり7万個の荷物を扱っていますが
効率的に他拠点へ配送することで
配達にかかる時間を短くする試みです
(日本だと既に配達に要する時間が長くなっていますが、、)
2022年度の自社株取得総数は約900万株に上がり
年初の発行済み株式数の3%に相当とのこと
前回の決算で発表した自社株買いプログラムは終了しています
株価は上昇したのちに下落
株価は決算後上昇基調でしたがその後大きく売られました
ここ最近は不調です
米国平均のVTIと比べると直近の下げが大きいのが気になりますね
VTIは参考までに以下です
VTIは230くらいが天井になってそうです
カンファレンスコールの発言に注目
カンファレンスコールでは以下の質問がありました
"消費が弱っている兆候はあるのか"
これに対する回答は
"2月の個人消費はすでに減少している"
です
新型コロナウイルスの影響によるEコマースの大きな成長は終わった
とも言っていました
FDXとしてはアジアや欧州などまだ回復し切っていないエリアがかなりあるので
そこの回復を目指していけば来年の売上も確実にプラスになるとのことでした
極めて重要な点だと思います
”米国の個人消費は既に減少している”
この発言をしっかり理解して相場に臨むか臨まないかで差が出てきそうですね
現在米国では随分長期金利が高くなりハイテクが売られる中
一部の個人消費、旅行などは活発に行われている認識ですが
一方でインフレの影響は確かにあり、段々と決算の数字が悪くなってきている企業も出てきています
投資をする場合確かに業績が伸ばせている企業に限って投資をしていきたいですね
今年はしっかり株価が伸びる企業は限られている認識なので
VTIのような投資は難しいかなと考えています
ただ、積立投資信託などは継続ですね