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AMZN 資産運用 銘柄分析

[AMZN] Amazon 2022年度第1四半期決算 大赤字 今すぐ売るべき

投稿日:2022-05-10
更新日:

Amazon が2022年度第1四半期決算を発表していました

AmazonはCEOが変わって4回目の決算となります
前回の決算はこちらで、決算ミス3連発の内容でしたね
EPSが特殊事情でとてつもなく大きくなった前回でしたが
今回はその逆で数字上大赤字といった内容になりました


前回の決算時に売り時だと本ブログでは述べていましたが
悲しいかな、結果的にはその通りになった模様です

EPSが特殊要因で大きくマイナス

詳細はこちらからどうぞ

2022Q1結果予想評価
EPS$-7.56$8.35
売上高$116.44B $116.45B

売上高前年同期比: +1.8%

EPSがとんでもない赤字ですが
主に電気自動車メーカRivian($RIVN)社IPOによる含み損のためです
前回の決算ではこれによって大きな黒字だったのですが
今回は大きくマイナスになることになりました
同社の株価は以下のように底を這っているので当然といえば当然です

なおAMZNが赤字を出すのは2015年第3四半期以来とのことです

その頃と今では同社の会計基準も異なっているので簡単に比較はできませんが
それでも厳しい様子は伝わるかなと思います

特に問題はオンラインでの商品販売でして
前年同期比-3% となり通販の終焉が見えてきています

AWSの前年同期比は+37%です
AzureやGCPと比べると少し物足りませんかね

4-6月期業績見通しも低調とのことです
プライムデーを第3四半期に移動させているから、とも言っていましたが少し厳しい言い訳でしょうか

Amazon自体にあまり良い情報を探し出す方が難しい状態ですね
一方で顧客の消費は弱っていない、旺盛だと発言がありました
ここは他業界にも関わってくることなので要注視ですね
AMZNも消費者需要にはかなり厳しく見ている模様です
家計が厳しくなったら一般消費品への投資が減り
米国全体のGDPがさがりますからね

またクラウドへの転換はもう止めようのない状態でして
引き続き投資を行っていくとのこと、ここはGoogleやMicrosoftも同様ですね

面白い発言としては光熱費の変動に関わる箇所でしょうか
ロシアによるウクライナ侵攻によりエネルギー価格が上昇したのは周知の事実ですが
AWSのデータセンター運用のためのコストが上がっていると述べていました

後、倉庫での労働力が過剰になっているとの発言もありました
多くの会社が労働力不足で困っている中ここも興味深いことですね

売上の内訳を見ますと
オンラインストア 51.13B (YoY-4%)
サードパーティセラー 25.3B(+7%)
AWS 18.4B(+37%)
広告 7.9B(+23%)
サブスクリプション 8.4B(+11%)
実店舗 4.6B(+17%)
その他 661M(+26%)

オンラインストア・サードパーティが売上の大部分なので
やはりここで稼げないと大きな成長は難しいかなと思います

株価は大暴落

株価はこれを受けて大きく下落しました
-14%の下げです

Amazonはコロナ特需による上げが徐々に無かったものに変わってきています
最高値から-41%です

とてもじゃないですがこの状態で株なんて買えませんね
下値はコロナ前の水準の$2000あたりでしょうか
ただ、いま買う理由が全くないので逆張りで買うべき銘柄ではないと思います
今持っている場合はまさに売るべきですね。買う理由がないものは寄り付いてはいけないです

GAFAMが崩れて相場も崩壊

米国市場を今まで力強く引っ張ってきたGAFAMが崩れてきており
そこに強烈な利上げ、QTが重なり
さらにFRBによるハト派コメントなし
のような事情により相場が大きく荒れてきています

実際GAFAMの決算も❌ が目立ってきております
$GOOG ❌
$AAPL ⭕️ しかしガイダンス弱い
$FB ❌
$AMZN ❌
$MSFT ⭕️

VTIもついに$200を切りました。最高値から-18%です
弱気相場の定義は一部では-20%とのことなのでかなり弱気相場に近い状態になったいることがわかります


さて、その中でもやたら気を吐いている銘柄たちがいることも事実です
ディフェンシブ株、すなわち生活必需品セクターのような物ですね

たとえばHDVもまだ下値抵抗線を保っている状態です

finvizで見てみますと右上の銘柄たちが頑張っていることがわかります
期間は一ヶ月で設定しています

要するにKO, MO, KHCのような老舗配当銘柄のダメージが小さいということがわかります
これらの銘柄に資金が集まってくる時は不景気の時なので
相場は徐々にインフレによる不景気を織り込んできていることになります

(なお不景気の一歩手前、景気後退期だとエネルギー系が強いです
 今日それが崩れたことが何を意味するかは考えてみた方がよいですね)

このような崩壊相場ですが
逆に買いのチャンスと捉えることもできそうです
そのための条件としては
 FRBのハト派コメントが出ること
 10年国債利回りが下がってきたこと
などでしょうか
要するに崩壊後の荒れ果てた状態になってからです

そのためには本日火曜の相場も大事ですが
更に水曜日、木曜日とどう言った動きが出てくるかも確認が必要です

これだけ大きく下がった次の日はブルトラップで少し戻すことも大きいのですが
今日つけた下値を保てるかがポイントになってきます

この一週間は目が離せませんね



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