本ブログでは商品・サービスのリンク先に一部プロモーションを含みます。ご了承ください。

ASTR BKSY RDW RKLB SPIR 資産運用 銘柄分析

夏に熱狂された宇宙SPACの現状確認と買える銘柄を考える

投稿日:2021-11-05
更新日:

*この記事は古い記事です
 2022年での下記銘柄に関する所見のアップデート記事はこちらです

2021年の夏は宇宙銘柄元年と呼べるものでした

7月にAstra Space(アストラ・スペース)のSPAC上場が始まり

その後に

Rocket Lab USA (ロケット・ラボ)
Spire Global (スパイア・グローバル)
BlackSky Technology (ブラックスカイ)
Redwire (レッドワイヤ)

など数多くの銘柄が9月までかけて上場してきました
ある銘柄はすでに決算も経験している状態です

今そこから2ヶ月以上が経過して
熱狂も少しクールダウン、需要が見えてくるかもしれない

といった状態になっています

今ここでそれぞれの銘柄の現状を確認してみたいと思います

アストラ・スペース

みんな大好きアストラです
ティッカーシンボルは$ASTRです

元NASAで若きCTOだったカリスマ、クリス・ケンプ率いる
新鋭ロケット打ち上げ企業です

主に小型ロケットを多く打ち上げていくビジネスを展開しようと目論んでいます

話題作りが上手、打ち上げは積極的に宣伝しライブ配信、カウントダウンなど
宣伝にも力を入れている企業ですね

クリスのインタビューも面白いので必見です


退屈なところに価値がある、飛び道具は使わない、など
技術者として共感できる言葉も多いです
(退職した会社がお客さんになってインタビューって良いですよね)

また、すでに決算も発表しています

株価は❌ 自己株保有比率低め


De-SPAC後は大きく上がりましたが
その後8月の金利上昇と打ち上げ失敗でボコボコに下がり
9月も地合いが悪くてダメダメ

現在はマーケットの状態に引き上げられている状態ですね

自己株式保有比率18%
メジャーホルダーは65の機関です

自己株式が低いことは良い点悪い点あるのですが
経営陣などが上場ゴールで投資家からお金集めて
すぐ売り払う可能性があったりするので注意ですかね

SPAC銘柄に関しては自己株式比率高めで
経営陣が株価上げてやろうと目論んでいるのが見える方が好きです

ブラックロックとかiShares のETFに組み込まれています
(上記ETFは市場丸ごと系なので、ETFでの比率は0.00%未満です)

とにかく打ち上げ成功が鍵

この企業の問題は、まだ一回もロケットを打ち上げできていない箇所につきます
なので実績作りが急務です

8月に米国宇宙軍とのミッションで商業ロケットLV0006打ち上げがあり
NASAも中継していたのですがまさかの二日連続失敗

打ち上げした瞬間画面から消えそうになったのは視聴者の度肝を抜いたかと思います

そして次のこの打ち上げ、LV0007は11/8~14に行われる予定です
今アラスカ州Kodiakで準備中ですね

ちなみにこのアラスカ州Kodiak島はアラスカの西南にある島でして
今は打ち上げ基地がひしめいているところです
日本でいう種子島ですかね

LV006の反省も述べていましたが
とにかく、この打ち上げは絶対に失敗できない意気込みを感じます
実際打ち上げももう一回延期されていますからね

あまり失敗してしまうと受注すら危うくなってしまうため
とにかくこの打ち上げが全てかと思っています

成功すれば$10以上に復帰する可能性は高いですが
失敗したら目も当てられない結果になるかもしれません

今から買うのはあまりにも博打すぎると思うため
買うならばこの打ち上げ成功した後です

ロケット・ラボ

こちらもロケット打ち上げ企業です
ティッカーシンボルは$RKLBです

アストラと比べて大きめのロケットを打ち上げていますね
もうすでに100以上のロケットを打ち上げている、実績十分の企業です

決算は半期で出している点は珍しいですね

アストラが失敗した米国宇宙軍のミッションも成功しています
最近は11/11からBlackSkyの打ち上げを予定しています
後、AstroScaleというデブリ除去会社との契約も行っています


最近では宇宙ミッションに特化したソフトウェアを開発する
Advanced Solutionsを買収していました
これは大きい買収だと個人的には考えます

株価は⭕️ 自己株式保有比率高い

De-Space以降見事に株価が上がり
決算の好感もあって一時期2倍まで上がりました
その後9月の地合い悪さに巻き込まれ
また上昇傾向というところですね

私は$18くらいで半分くらい売り抜けたのですが
また上昇に入ってきたので買い増しを検討しています


自己株式保有率42%
メジャーホルダーは64の機関です

こちらはまだ4割が自己保有していますね
まだ株価は上がると経営陣は考えており、売らないでいると解釈することもできます

またETFとかの組み込みは少ないです
意外ですが、今後大きく買われる可能性があるとプラスに捉えることもできます
一方で機関からアストラほど評価されていないかもしれないと解釈もできるかもしれません

また今後どこかでインサイダーの売り出しが起こる可能性もあります

問題なく買える銘柄

打ち上げうまく行っており、受注もある
大きなロケット開発は未知数
アストラの数歩先を進んでいる
コアとなるソフトウェア技術も買収

というところで、難しい宇宙業界でうまくやれそうな気配がするのが
このロケットラボです


今後SpaceXの上場とかあったらどうなるかわかりませんが
少なくとも今上場している打ち上げ企業で見れば、文句なしのナンバーワンです

買うならこのような確実な勝ち馬の方がいいかなと思っています

スパイア・グローバル

ティッカーシンボルは$SPIRです
衛星で地球モニタリングをするサービスを営んでいます

衛星データを全ての民間企業に届けるミッションを掲げています

株価は❌ 自己株式保有比率は低い

9/30から10/1にかけて暴落しました
インサイダーの大量売り出しが原因ですね
この経営者はも株価は上がらないと考えているのでしょうか?
よくわかりませんね

大量売り出しされたので自己株式保有比率は14%と低めです
保有機関の数は76と多めですね

何がしたいのか見えない

最近ですとSpireはSpaceChainと提携し
軌道上でのブロックチェーン技術実証に取り組むと発表していました
衛星データの機械学習用の計算ユニットを転用すると述べていますが、難しいですね
サーバーの余裕でAWSを始めたAmazonみたいなイメージでしょうか


本業のデータ解析の方は、と言いますと
契約の遅延とSPAC合併費用により2021年の収益予想を下方修正しているとのことです
顧客数は増えていますので
まずは決算でどのような数字を出してくるか注目したいと思います

決算は11/10です

ブラックスカイ

ティッカーシンボルは$BKSYです
こちらもSpire同様、衛星モニタリング事業を営んでいます

顧客は国が多いですね
民間相手のSPIR, 国相手のBKSYでしょうか

株価は可も不可もなく

De-Spac後に上がりましたがSpireの売りにつられて下がり始め
9月10月の底から這い上がろうとしている最中です
SPAC時の$10とほぼ変わりませんね

自己株式保有比率は29%、機関の数は80と多めです

こちらも決算次第

決算がまだなのでこちらもまだ判断がつかないですね
決算は11/12予定です
ここでどのようなガイダンスを出すのか、衛星追加はいつ行うのかなど
少しは先のストーリーが見えるかなと思います

国を抑えているのである程度固い事業なのですが
今後どれくらい顧客が伸びていくのかは注目です

レッドワイヤー

ティッカーシンボルは$RDWです
あまり注目されていない銘柄です

宇宙ロケットや衛星用の部品製造・3Dプリンターの利用など
宇宙インフラの土台を固めている企業です

株価は⭕️ 自己株式比率高め

最高値付近でカップウィズハンドルを作っています
このまま高値更新できたら面白いチャートになるかなというところです

持っている機関は少なめですが、自己株式保有率は高めです
今後大きな売り出しがあるかもしれないので要チェックですね

決算次第で買い増し

チャート的には買いたい企業です
また、ストーリーも地味ですが悪くありません
なので、決算次第で買い増ししようかなと考えています

決算は11/10予定です
ここで良い見通しが出るなら機関の買いも入って株価が上がるかもしれません
それに乗っかりたいなと思います

ダメなら売りましょうかね

買える銘柄は

今すぐに買えるのは$RKLB
決算後に場合によって買えるのは$RDW
ですね

$ASTRはとにかく一回打ち上げができてから買えるかどうかの土俵に立ちます

$SPIR, $BKSYのモニタリング事業二つは
決算を見て、しっかり内容を吟味してから
買えるかどうかまた記事にしてみたいと思います

-ASTR, BKSY, RDW, RKLB, SPIR, 資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.