
今年の3月終わりに面白いニュースがありました
プライベートバンクの免許を持っているXapo Bankが
USDC(USD Coin)を利用して国際送金可能になった
といったものです
更に今月5月にはUSDTでの入金送金も可能になる予定です
Xapo Bank自体はジブラルタルに拠点をもつ仮想通貨の保管業者ですね
詐欺まがいの企業が多い仮想通貨業界では
わりと老舗というか、しっかりした企業です
このブログは仮想通貨について深く突っ込まない姿勢でして
資産運用的な観点のみでポイントを押さえると以下のようになります
0. ネット上のプライベートバンクでありアプリ完結
1. Xapo Bankに米ドル(≒USDC, USDT)を預けると年利4.1%の利回り
日割りでBTCとして入金される
2. Xapo Bankに入金できる通貨ははBTC, USDC, USDTの他に英ポンドあり
3. BTCの預け入れも同様に可能でこちらは年利1%
4. 預けている米ドルやBTCからの支払いできるデビットカード(メタル・名前刻印)が貰える
デビットカードの支払いには1.1%のBTCが還元
欠点としては以下ですね
1. 年会費は150ドル
2. ジブラルタルの預金保証制度には入っているもののリスクはあり
下にもう少し詳しく書いてますが、結論としましては
Xapo Bankを開設すべき人は以下
ドルである程度貯金している・したい人
ドルで日常的に支払いをする・予定がある人
名前が刻印されたWorld Eliteのメタルカードが欲しい人
ですね
興味がある方は本ページの下部にリンクとリファラル載せてます
$30分のボーナスが貰えますので、よろしければどうぞ
ドルの運用
言うまでもなくドルベースでこれだけの利回りを提供するのは非常に魅力的です
AppleはApple Cardの預金に対して4.5%の利息をつけるとしてますが
それと似たイメージですね
ただこれの背景には米国の高金利があると思いますので
いつまでもこの水準が続くとは考えにくい点は考慮しておく必要があります
口座の中身としてはBTCと米ドルしか通貨がなく
USDCやUSDTで入金したものは1:1で自動的に米ドルに変わる仕組みになってます
一方ポンドで入金した場合は自動的に米ドルに両替されます
ポンドのソートコードと口座番号がアプリ上で確認できますね
レートはネット上のリアルタイムぴったしとまではいきませんが
1%取られるような手数料はないです。誤差みたいなものの認識です
Wiseなどからの送金がオススメです
USDCなどの送金はブロックチェーンの手数料が数%以上と高い一方で
Wiseの送金手数料は非常に安い、あるいは掛からないのが一般的です
Wiseに興味のある方はこちらからどうぞ
WiseからXapoへの送金方法は別記事に乗せる予定です
Wiseを使いたくない人はRevolutでも良いですね
最近クレカからの入金に手数料がかかる様になりましたが
VISAのデビットカードや銀行振込は手数料がかかりません
(送金するのでクレカやプリペイドはだめです)
ポンドに両替してXapoに送金。これが一番手数料安くいけると思います
また利息は毎日入ってくるのが面白いですね
その日のレート換算されたBTCが入金され、アプリ内でドルに両替できます
勿論BTCの高騰を狙うならBTCで持っておいても良いですね
両替の下限として1¢になります。ほぼ下限はないという状態です
例えば$10,000入れていたら毎日$1.12くらいのBTCが貰えることになります
銀行の金利が軒並み低い日本において大きな魅力ですね
アプリからはこんな感じで受け取ったBTCを毎日ドルに両替できます

メタルカードが貰える
Xapo Bankに登録しますとMastercardのメタルカードがもらえます
大体10日くらいで郵送されてきますね
こんな感じの箱に入ってます

中はこんな感じですね。シックな作りになってます

カード自体はこんな感じです。刻印がされておりカッコいいですね
裏に番号や名前が彫られてます

私自身メタルカードに詳しいわけではないですが
少なくともRevolutのメタルカードより重量感、高級感があると思います
ちなみにWorld Eliteの刻印ありなので相当ランクが高いですね
ただ、日本のTaste of Premiumには認識されないです
発行がジブラルタルですからね
また実店舗で使用しますと1.1%分のボーナスがBTCで付与されます
還元率は1.1%ということになります
ただ、実店舗以外で使うとキャッシュバックがつかない点は注意です
Paypayとかにも設定できるのですが
キャッシュバックがつくかは不明です。今度試してみます
その他電気代などにも設定可能とのことです
(デビットカードは普通受け付けないんですけどね)
後、口座としてはドルですが当然円の支払いにも使えます
為替レートですがMasterのレートそのものとのことです
Xapo側で手数料は取らないことが明言されています
実際どのくらいのレートが適用されるのか、今度そこら辺のお店で試してみて追記しようかなと思います
カード自体はアプリ上でFreezeしたり
Bitcoinも支払いに使えるようにしたり設定ができます

ここのあたりはRevolutと同等ですね
またネット決済専用のバーチャルカードも発行できます
損益分岐点を考える
欠点としてはメンバーシップに登録してから90日後以降に年会費が発生することですね
$150なので決して安くはありません
年利4.1%の利率を考えますと
最低$10,000以上はXapo Bankに入れたいですね
この場合410-150 =260 なので年利2.6%での運用になります
$50,000位入っているとだいぶ余裕が出てきまして3.8%の運用ができます
日本の銀行の外貨定期預金のほうが利息高いぞ、と突っ込まれそうですが
為替レートが悪く、例えばソニー銀行ではレートが0.15円悪い
また定期預金なので急なドル暴落に円に変えられない
といったデメリットがあります
特に2つ目は致命的でして、いま日本ではYCCがいつ撤廃されるか
あるいは1%まで上がるかが議論の焦点になっており
ドル安円高リスクが去年よりも大きい状態になってます
この環境で、例えば半年資金拘束される定期預金を使おうなんて思いません
そもそも日本の銀行の外貨定期預金は情弱を対象にした商品ですからね
Xapo Bankの方はいつでも払い出しができますし
デビットカードとして利用もできるので自由度が遥かに高いです
基本的に資金拘束は人生でかなりの悪手だと考えているので
できる限り高い自由度を持っていたい人にはぴったりです
また、ポンジスキーム的にある日急に使えなくなり
引き出しもできなくなる可能性も少なからずあります
ただXapoは相当歴史ある会社でして
仮想通貨のプライベートバンクとしても実績が十分ある点から
このリスクが高いとは思っていません
この点を嫌気する場合はおすすめできないですね
総合しますと
仮想通貨に積極的でない人でXapo Bankに申し込むべき人は
1. ドルである程度貯金している・したい人
2. ドルで日常的に支払いをする・予定がある人
3. 名前が刻印されたWorld Eliteのメタルカードが欲しい人
ですかね
特に1が非常に重要かなと考えます
直近ですと円高ドル安リスクが大きいですが
今後長い目で見ますと確実に円の価値は下がっていきます
日本人が未来に少しでも損をしないためには
他の通貨でリスク分散することが重要です
ドルは当然その選択肢の一つでして
円だけでなくドルでも貯金をしておかないといけない時代です
手段の1つとしてXapo Bankにドルを預け
年利4.1%の利子を貰うのは悪くない選択肢かなと思います
私自身は円よりドルのほうが資産としてもっており
(円は給料で入ってくるので割合小さくても良いかなと)
米国内で銀行口座、証券口座をもっているのもあり
ドルでの資金ハンドリングに親和性が高いところから
Xapo Bankを使ってみようと判断しました
今のところは大満足です
リファラルのボーナスもあり
興味のある方はこちらから、membership登録できます

上記リンクはリファラル付きでして$30分のボーナスが付きます
条件としては
90日後の$150を払うこと
$10,000以上を預けること
ですね
非常に面白いサービスなので少しでも使う人が増えるといいなと思います