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GDRX 資産運用 銘柄分析

[GDRX]グッドアールエックス 22年度第4四半期決算良し 株価は下落が続く

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GoodRx, ティッカーシンボルは$GDRXです

処方箋の価格比較アプリを提供している会社でして
処方薬が必要なユーザーに対し
位置情報から近くてクーポン使うと最も安い薬局を見つけ出すサービスを提供しています

一昨年の大量IPOブームの中では珍しく黒字上場した銘柄です


ちなみにRxは処方箋を意味します
Recipere (ラテン語)由来だとかなんとか

人が街に出て薬局に向かうことを不可欠としているビジネスモデルなので
アフターコロナ銘柄としての色もあり期待も大きかったです
インフルエンサーが紹介したこともあり
日本人がやたら好きな銘柄としても有名でしたね
ただ日本人以外には全く見向きもされない銘柄です


前回の決算はこちらです
小売店とのいざこざが解決して希望買いがプレで入った後
戻り売りに潰されて結果としてはプラスマイナスマイナスでした
特にガイダンスで失望売りといった感じでしたね

決算結果は良いがガイダンスが失望

決算は9~12月の内容です
詳細やグラフはこちらから引用です
こういった結果がわかりやすく表示されているところは好感です

結果は以下です

2022Q4結果予想評価
EPS⭕️
売上高$184.11M$178.5M⭕️

売上高前年同期比(YoY) -14%
グロース銘柄なのにグロースしていない銘柄としてその名を轟かせています
前回の決算でガイダンスされる低すぎる目標を越えていくスタイルは継続です

次期第1四半期ガイダンスも極めて悪かったです
売上高 $181M-183M VS 予想 $181.72M ❌
予想を越えられているかどうかより全く成長が出来ていない点が大きな問題です
YoYで言うと-10%くらいですね

去年ある食料品がGDRXを受け付けなくなったといった事件があり
そこから随分揉めた印象があるのですが、オフィシャルには解決したとされてます
ただコールを聞くと、毎回まだこの問題の影響がある、、とか述べており
一体どっちなんだ、と突っ込みたくなります

今後はハイブリッド戦略を取るということで
小売業者とより深い関係を築いていくと発言していました
それが何なのかはよくわかりません

本丸である有効契約者数は前年同期を大きく割っています
ここ、毎回グラフでわかりやすく示していたのですが
見栄えが悪すぎると判断したのか
前回から表になりまして非常にわかりにくくなっています

Monthly Active Consumers: 5.9M (YoY -8%)

サブスクの人数の方も同様に数字が悪くなってます
QoQでも減っており、危機感を感じざるを得ないです

なおサブスクは去年に値上げを行っています

サブスク全体の売上を見ましてもQoQでは下落となっています
今まで唯一の良心だったサブスクの売上までもマイナス成長になってしまうと
この銘柄のどこに希望を見出せばよいのかわからない状態ですね

アプリを通じた処方箋の購入による売上は以下の推移です
こちらが売上の8割以上なのですが大きく下落が続いています

強いて良いところを上げるならExpress(PBMの一画)と契約締結、でしょうか、、
具体的に成長の戦略を述べていたわけではないのですが
コールで今後どこに注力していくのかという質問があり
Pharma Manufacture Solutionと述べていました

↓になるのですが、ここに力を入れても全体の売上の1割くらいなので
結構厳しいと思うのは私だけですかね

株価は下落

株価は一旦はねたんですがその後売られていきました
含み損を抱えていた人による戻り売りと
中身はゼロ成長だという点があまり評価されていないのでは、、と考えます

最高値からは-90%です
もはや持っている人はいないと思いますが
今後どのような運命をたどるのかは注目です


一時期はかなり日本の一部界隈で人気だったと思うのですが
インフルエンサー等に騙されず何事も自己判断が重要ですね

今後も伸びる見込みがまったくなく
そろそろウォッチをやめたい気持ちもありますが
死んでいく銘柄の特徴を覚えておくためにも決算は追っていくことにします

ラスボスであるPBMの株価は

GDRXといえばPBM、PBMといえばCVSなのでその株価を見てみましょう

こちらも直近で大きく株価を下げていますね
特に今年に入って他の銘柄が大きく値を上げていった中
このような結果になっているのは驚きです
CVSの直近の決算は悪くはない印象でしたので、、

わざわざ買う必要がない銘柄

うまく行けば医療多角化ビジネスの一角になるかなと思っていたのですが
厳しい状態は続いています
小売店がGoodRxを使えないようにした問題は解決したとのことですが
まだ影響は続いているとコールでも述べており環境は良くないです

新しいPBMと独占契約を結んだとのことですが
他のPBMがどう動くかはわかりません
結局のところPBMに振り回されるビジネルモデルなんですよね
この状態はあまりにも危険すぎると考えています
そのため買う必要はないです

今後の注力領域は全体の売上の1割くらいの箇所です
このことから引き続きマイナス成長を続けると想像します

グロース銘柄の良いところは
どんどん売上高が上がっていくところでして
その点で赤字でも許されている事が多いのですが
そうでもない、、となると一体何を手がかりにして買えばよいのかちょっとわかりません
その意味でも買えない銘柄ですね

インフルエンサーに惑わされずしっかり銘柄を見ていきましょう

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