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ARKK 仮想通貨 資産運用 銘柄分析

[ARKK] ARKKと仮想通貨の切れない関係が株価にも悪影響を及ぼしている

投稿日:2021-05-24
更新日:



キャシーウッド氏が率いるETFであるARKKの下落が止まりません

ARK自体はETFのブランドシリーズの名前の一つです
emaxis のようなものですね

ARKKはその中でフラッグキャリアのような、ARKを代表するETFとなっています。
ARKKは破壊的イノベーションを掲げ、業界を変革させる可能性のある技術・銘柄に集中投資しているETFです
このような技術は昔100万円でできていたことが1万円でできるようになるため
デフレの原因になると言われています

株価は最高値から-30%

株価の最高値は2/12につけた$156.58です
現在は$105.84なので -30%以上の下落となっています

VTIを見てみますと2/12から現在まで上昇をしているため
大きな差があることがよくわかります

これらはハイテク銘柄の下落ももちろんですが
仮想通貨の値段にも大きく影響を受けていることがわかります

ARKKの構成銘柄は仮想通貨の影響も受ける

5/23での構成銘柄は以下です

上位を見ますと
EVのテスラ
遠隔医療のテラドック
ストリーミングのロク
フィンテックのスクエア
Eコマース支援のショッピファイ

となっています。どれも2020年に株価が急上昇した銘柄ですね

#会社名ティッカー割合
1TESLA INCTSLA10.11
2TELADOC HEALTH INCTDOC6
3ROKU INCROKU5.82
4SQUARE INC - ASQ4.5
5SHOPIFY INC - CLASS ASHOP4.26
6ZOOM VIDEO COMMUNICATIONS-AZM4.23
7TWILIO INC - ATWLO3.61
8ZILLOW GROUP INC - CZ3.52
9SPOTIFY TECHNOLOGY SASPOT3.5
10COINBASE GLOBAL INC -CLASS ACOIN3.45
11UNITY SOFTWARE INCU3.37
12EXACT SCIENCES CORPEXAS2.88
13CRISPR THERAPEUTICS AGCRSP2.82
14PALANTIR TECHNOLOGIES INC-APLTR2.28
15DOCUSIGN INCDOCU2.26

最近ですと今年4月に上場したコインベースも組み込まれていますが

これらの銘柄の中で特に仮想通貨と深い関係を持つのは
テスラ・スクエア・コインベースですね

テスラはビットコインでのテスラ車購入を推進していましたが、最近になりそれを取りやめました
またテスラのCEO(またはテクノキング)であるイーロンマスク氏は仮想通貨を個人的にも会社としても購入していることが知られています

スクエア・コインベースでは実際にビットコインを取引所で売買することが可能です
スクエアのCEOであるジャックドーシーも仮想通貨のファンであることが知られています


これらの銘柄は仮想通貨の伸びとともに
(企業も仮想通貨を抱えているために)株価が伸びるといったことが2020年に繰り返されてきました

しかし今仮想通貨は苦境に立たされています
主な理由としましては
マイニングの消費電力が大きい
中国による取引規制 (デジタル人民元を流行らせたい)
米国の石油パイプラインハッカーへのBTCでの身代金受け渡し
一部の人間による価格操作疑惑

などなどです
これにより、例えばビットコインは最高値から40%ほど下落をしました

上記で述べていたような仮想通貨が上がると株価も上がる、、と言うのは
逆も正なりで、仮想通貨が下がると株価も下がります

これにより、テスラ・スクエア・コインベースなども株価が大きく下落し
結果ARKKの株価も下落するといった事態になっています


テスラは最高値から-35%の下落

コインも-35%近くの下落。なかなか悲惨ですね

ここ1、2週間の動きですと
仮想通貨第二ブームも終わりが近づいているのかもしれないことが窺われます
(それでも2020年初めに比べれば随分値段は高いのですが)

このまま仮想通貨ブームが鎮火され、ARKKも戦略見直しが必要となるのか

それとも仮想通貨の再見直しとなってARKKも盛り上がりをみせるのか
まだ今はわかりませんが、厳しい状況にあることは間違いなさそうです


逆に仮想通貨の将来にポジティブな人はこの下落をチャンスと思えるのかもしれません

実際にキャシー・ウッドは5/23でのBloombergのインタビューでは
仮想通貨の将来にはポジティブだと述べていました

ここのあたりを投資家としてどう捉えるかも重要ですね


ARKK自体は素晴らしいETFですし、
TDOCのような素晴らしい銘柄もありますので
いつかは投資対象にしたいと個人的には強く思っています

今の状態だと入れないため、今後も深くチェックしていきます

-ARKK, 仮想通貨, 資産運用, 銘柄分析

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