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LEVI 資産運用 銘柄分析

[LEVI] リーヴァイ・ストラウス 2022年度第3四半期決算ダメ 不況の前触れか

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Levi Strauss, リーヴァイ・ストラウス(ティッカーシンボル $LEVI )が
2022年10月6日に第3四半期決算を発表していました

同社は上記のブランドマークで知られている、ジーンズメーカーの老舗です

長く一族経営をしてきた会社でもあり
現在も創業者の子孫が発行株式の75%ほどを持っているとの噂です

他の会社とは違い、ちょっとクセのある会社なので
株価の動きも少し特殊です。投資家からはあまり良く思われていない会社かなと思います

この会社は値動き云々よりも、決算の数字に注目すべき会社です
物を作って消費者に売っている会社の中で決算を出す日が早いため
今後の米国経済を考える一つの指標になります

前回の決算はこちらから。数字自体はよかったですね

決算内容はダメ

結果はこちらからも確認できます

2022Q3結果予想評価
EPS40¢37¢⭕️
売上高$1.5B$1.6B

売上高前年同期比 +1%
売上高未達の理由としてはサプライチェーン混乱と為替が挙げられてました
恒常為替レートだとYoY7%と言ってますね

DTC(Direct to Customer)、消費者直接取引は2%と伸び悩みました
全体の売り上げのうち30%がDTCですので全体への影響も大きいですね
こちらも為替レート考慮しないと+8%となってます

e-コマースでの売上YoYは+9%となっています。全体の21%ですね
こちらも大きな割合になってきています


地域で見ますと
・Americas +3%
・Europe -19%
・Asia +36%
・Other Brands +37%
です

Americasが売上の半分を占めていますので
ここでのYoYの伸びが非常に大事です。
前回、前々回までここが躍進したため数字としても良く出たのですが
今回は撃沈しました

ロシアでの影響は欧州-19%の中での-4%ですね
現地通貨換算だと-9%です
ドル高がかなり影響を与えていることがわかります

そのほか、株主還元としまして
配当金$4,800万(1株当たり12¢、前年同期比+50%)
自社株買い$2,600万(1株当たり$1.8、前年同期比+30%)
の実施がアナウンスされました


また通年ガイダンスが引き下がりました
EPS: $1.44~ 1.49 VS 予想$1.54
売上高: $6.14 ~ 6.16B VS 予想$6.41B

株価は大きく下落

株価はこれを受けて大きく下落しました
LEVIはあまり決算内容に影響受けない銘柄でしたが、珍しいですね

直近の最高値からは-50%です
これからの決算シーズンに失敗していくと、-40,50%の銘柄が増えてくるのではと想像します
良い決算を出す企業探していかないといけないですね

ボロボロかもしれない決算シーズン開始

Q3の決算が開始しますね

歴史的なインフレとドル高、利上げのトリプルパンチで
米国以外からも利益を吸い取っている企業は特に大きな打撃になりそうです

10/11 にはペプシコ($PEP)が決算発表です
小売業、ディフェンシブの代表格なので注視です
この企業も悪い決算を出すといよいよ不況と感じられますね
PEPは現在最高値から-10%くらいです

10/13には以下の企業が決算を行います
航空
 デルタ航空($DAL)

金融
ブラックロック($BLK)

デルタ航空は客自体は戻っている状態です
原油高もだいぶ落ち着いてきたのが8,9月でした
そのため他の企業と比べて良い数字が出る可能性が高いです

株価はコロナ前から一度も復活できておらず苦しい状態が続いていますね

BLKもかなりきつくやられている状態です
金融バブルがあったとはいえ底が見えないですね

10/14は以下です
金融
 モルガン・スタンレー($MS)
 ジェイピー・モルガン・チェース($JPM)
 シティグループ($C)
 ウェルズ・ファーゴ($WFC)

これらもBLKと似たり寄ったりで30~40%下落が多いです


ヘルスケア
 ユナイテッドヘルス・グループ($UNH)

金融系は、これだけの米国債10年長期金利が高い状況で
どのような見立てを出すのかに注目ですね
特に投資銀行系もレイオフを多くしており
どういった決算を出してくるのかは非常に注目です

ヘルスケアだとUNHが注目です
この企業はまだ大きく崩れていない企業です
今回の決算も数字が良いと癒しになるかもしれません
最高値からまだ-8%くらいの成績ですね

ヘルスケアが次の旬かもしれませんね

また10/13にはCPIの発表もありますので
そこまで大きく動くのは避けたいです
CPIが下振れしたら一時的に大きく上に動くかもしれませんが
決算出す企業が軒並みボロボロでジリジリ下がる可能性はあります

さらにFRBメンバーが利上げの継続と早期利下げの否定を繰り返し述べてます
11/1,2のFOMCで0.75%利上げ可能性もまだ捨てられません
0.75%利上げだとマーケットは大きく下がりそうです

ポジションは取りつつも足半分にしておきます

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