2021年も6月になり、大分決算が揃ってきました
どこの銘柄も極端に決算が悪いといったことはなく、むしろポジティブサプライズが多かったと思われます
コロナ銘柄・巣篭もり銘柄は特にQ2以降に厳しい戦いになると言われてきていますが
まだQ1では概ね好調、といった見方ができます
事実、 $DOCUのカンファレンスでも
何故力強い業績をキープできるのかといった質問が多かったように感じております
これは質問者が、今年は需要の先取りによってQ1から徐々に売上高が下がっていくことを想定していたからかなと思われます
ここで改めて決算を見ながら今の株価を並べてみたいと思います
CrowdStrike($CRWD)
決算⭕️
ガイダンス⭕️
株価は2月の最高値から-11%下落
下落しても力強い回復を繰り返しており、最近はレンジ相場に
決算もQ2以降ガイダンスも問題ないです
アフターコロナ下でも伸びるだろうと考えている銘柄の一つです
(なぜ伸びると考えているかはこちらの記事をご参照ください)
Docusign($DOCU)
決算⭕️
ガイダンス⭕️
株価は2月の最高値から9%の下落
こちらは決算から大躍進
コロナ恩恵銘柄と見られていたのだが、どうもコロナ以降も勢いは止まらないのでは?といった見方が増えてきたような気がします
一気に今後も要チェック銘柄トップランナーに躍り出ました。注目です
Zoom($ZM)
決算⭕️
ガイダンス⭕️
株価は2020年10月から40%近い下落です
決算はまだ好調続きですが、今後新しいプロダクトがウケるのか等が不安視されているのかなと思われます
Microsoft Teamsの台頭もありますし
今はいるのは少し怖い印象を受けます
MongoDB($MDB)
決算⭕️
ガイダンス❌
株価は6月の最高値から25%の下落です
決算は予想よりも良かったため最近の決算後に上昇しております
Q2のガイダンスは営業費のため低く出ていたため、ガイダンスはバツがついています
いつ利益を出せる体質になるかは一つ注目ポイントかもしれません
Netflix ($NFLX)
決算❌
ガイダンス❌
株価は最高値の1月から-16%です
決算後急降下し、下値抵抗線をうろついている銘柄です
上記で書いたような銘柄とは違い、コロナ後に売上が伸びる見込みが少ない銘柄です
これは、 $CRWDや$DOCUは一度導入すると後戻りしにくいサービスであるのに対し
$NFLXは簡単に後戻りできる(解約して映画館等にいける)特徴が強いためです
この銘柄は決算時期が早いため、今後の決算も確認していき
他銘柄の決算も予想していくことが良いのかなと思われます
次の決算は7月終わりかと
Pelton($PTON)
決算⭕️
ガイダンス❌
株価は最高値から34%下落しています
リコールがあったためガイダンスが悪くなっていました
ただ解約率は低くなっているため、思ったよりも今後決算は下げない可能性もあります
とにかく、この夏に米国人は大いに外に出て盛り上がると思いますので
その中、室内トレーニングのサービス解約率がどうなるかは要チェックです
Disney($DIS)
決算❌
ガイダンス -
株価は3月の最高値より12%下落しております
前回の決算はダメでした。パークの入場者が少ないのとDisneyプラスの加入者鈍化が響いているように見えます
今後コロナ後で入場が緩和されると予想されるため
株価自体に大きなダメージはまだないですね
今後Disneyプラスの売上と、この入場者の売上をプラスしていくことで
2020年の売上をどれだけ超えていけるかがポイントです
業績相場に向けて
米国市場ではテーパリングに向けた議論の必要性が出てきています
実際にそれについてアナウンスが出るのは最短で今年8月でしょうか
それが発表された際、株価はまず大きく下がると思われます
そして実際に引き締めが始まったら業績相場の幕開けです
すなわち業績が良いものが株価は上がり
夢を売るようなものは株価が上がりにくい
相場が始まります
その時に備えて、好決算を出せている企業は抱いておきたいですね
もし$CRWDや$DOCUといった企業が好決算を出し続けて
業績相場の牽引役になるのならば非常に面白い状態になると思っています
今後も、株価と業績はしっかりチェックしていく必要がありそうです
次はコロナ回復銘柄の現在を見てみようかなと思います