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レバナス 資産運用 雑記

バリュー株投資の時代が来ていることについて考えてみる

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最近、バリュー株の時代が来ていることを実感します

バリュー株、、とは一般的に割安株とも言われていまして
売上高や利益率などの成長率が低く
PERなどが低めに推移している株です
要するに、本来の企業価値よりも株価が低い銘柄というものです

よくこれに反する言葉として使われるのがグロース株ですね
こちらはPERが高い銘柄です
売上高や利益率の成長も大きいため
今後も高い成長をしていくことを規定路線としている銘柄です

2020,2021年は金利の低下もありグロース銘柄の時代と言われてきていました

PERから考える


改めてPERを考えてみますと
PER = 株価 / EPS
ですね

EPSは1株当たりの利益なので
PERを表現すると
"現在の株価が1株当たりの利益の何倍まで買われているか”
といった意味になりますかね

この数字が大きければ大きいほど
利益率より多く買われている銘柄
=割高な(期待されている)銘柄となります

主要なグロース銘柄のPERを見てみますと

TSLA 1,5926倍
VEEV 111倍
ZM 82.6倍
CRM 59.1倍


といった感じですね
例えばGAFAに準ずるところだと以下のような数字となります
GOOG 49.1倍
NVDA 43.5倍
MSFT 40.5倍
AAPL 29.5倍

TSLAのPERはもはや異次元ですね

一方でPERがわりかし低いような銘柄は例えば以下です

DOW 32.9倍

JNJ 29.6倍

RPRX 28.7倍

EMR 23.8倍

AZN 22.7倍


MMM 19.2倍

LMT 14.0倍


GD 18.1倍

INTC 10.3倍


医薬品系が多いですね
昔に名を挙げた製造業、例えばINTCなどは株価が低いですが
ここまで下がっている銘柄は買いにくいのもありますね

PERが極端に低いものは
基本的に見向きもされていない銘柄なので
それらを買い進めるのはあまり得策でないと思います

ここがバリュー投資の難しいところだと感じています
なんせ、株価を動かすのは機関投資家であり
機関が見向きもしないような銘柄は個人が買い集めてもどうしようもない
といった気持ちがあるからです

個人より、責任を持って株を売買している機関の方が
圧倒的に情報を持っているはずなので、それらが見向きもしないなら
買わない方がよいという話です

個別かETFか

バリュー銘柄投資が難しい理由は他にもあり
個別銘柄で攻めがちになるという点があります

個別銘柄だとなかなか売りのタイミングなど難しいため
やはり、個人投資家としてはできるだけETFに寄せていきたい気持ちが大きいです

そこで活躍するのが高配当ETFかなと思っています
隠れバリュー投資といった感じでしょうか

例えばSPYD, HDVの動きをみますと
ここ最近はVTIを凌駕していることがわかります


VTIは1ヶ月で -3.54%ですが

HDVは-1.33%

SPYDは-1.75%となっています

金利の上昇もありハイテク銘柄が多く叩かれたのが11月であり
その後買われているのもハイテク以外が多い現状から
このような結果が出ていると感じます


六ヶ月スパンで見ますとVTIは+6.64%ですが

HDVは-1.43%

SPYDは-4.53%です


セクターローテーションの観点から見ますと
(VTIはハイテク多めのため、ハイテクとして)
今後はHDVやSPYD
要するにオールドエコノミーが盛り上がってくる可能性は大きくあります

エネルギー系や通信、あるいは航空や観光など、、ですかね

これらのETFは配当金もそれなりに出るため
ついでに配当金も貰いながら、株価も上がってくれれば万々歳かなと


ので、来年を見据えて
リスキーなグロースの比率を下げつつ
高配当ETFのような古臭いものも集めて行こうかなと考えています


なお同等の理由で流行りのレバナス(レバレッジNASDAQ100)も買わない予定です

NASDAQ100も今後数年の金利上昇で去年今年のイケイケになるとは想像しにくいですし
そこにレバレッジが加わると下りの時の圧力がとても強いです
なので、ここは手を出さないでおきます

思い返してみますと
2019年はSPYD万歳
2020年になると QQQ, ARKK万歳
2021年はレバナス万歳
といった潮流です

SPYDは2020年になると株価が全くアガらずボロボロに言われました
あれだけ持ち上げられたARKKも今では最高値から-40%近く落ちています

NASDAQも同じようにショックを受ける可能性は多かれ少なかれあります


NASDAQ100は今のところ-3%ですね


今後どう潮流が変わっていくかはしっかりみていく必要がありそうです



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