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TLRY 資産運用 銘柄分析

[TLRY] ティルレイ 2023年度第3四半期決算ダメ 価格競争に巻き込まれる

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ティルレイ、Tilray Incが4/10に2023年度第3四半期決算結果を発表していました
ティッカーシンボルは$TLRYです
同社はカナダの製薬および大麻会社です

2018年にNASDAQ上場した比較的新しい会社ですね
大麻市場は15兆円以上の市場と言われており、実は相当大きいです
日本だとあまり見ませんし、なんとなく忌諱されている方も多いと思いますがカナダではすでに大麻が合法化されており
米国の一部の州でも合法化されています

以下のような大麻ストアは実は世界的にはかなりメジャーです

なので、ヨーロッパや米国だと大麻は日本よりずっと身近なものであることを
理解しておく必要があります

EUですとドイツで医療大麻での20%以上のシェアのほか
ポルトガル・ルクセンブルク・マルタなどで大麻の合法化について議論していたり
フランス・スペイン・イタリア・イギリスなどは大麻を原料とする医薬品の規制について議論しています
今後数年以内にこれらの国は規制緩和されると踏んでおり
積極的に現地とパートナーシップを結んでいるように
ヨーロッパでの拡大に期待している会社が、このTLRYになります


一方で合法化が進んでいるカナダでは
競合他社が多くいたりする点で不安があります
大麻は簡単に栽培できて、容易に流通できると言われている為
圧倒的な差がないと競争でひっくり返される可能性があります
実際カナダでは価格を下げないと売れないという問題が発生しています

そのため同社は最近では多角化を進めており
以下のような米国のビール会社を買収しています

ビール事業のほうがむしろ最近では好調といった見方もできますね
私はこの会社は米国でのビール会社だと思ってます

前回の決算はこちらです。赤字転落で良いところがなかったですね

決算内容は依然逆風を感じさせる

結果はこちらからも確認できます

2023Q3結果予想評価
EPS-4¢-5¢
売上高$149.66M$145.38M

売上高前年同期比-4%
前期から赤字転落しており継続ですね
売上が出ていない理由としては↑で書いたとおり価格競争に巻き込まれており
値下げによる悪影響が出ているとのことでした
ただ値下げラッシュは峠は越えたと言ってます

売上にかかるカナダでの税金に関しまして
価格下げても変わらない問題があるとコールでも説明してまして
政府と競技中と説明ありです

今回HEXO社の買収を行っております
同社はカナダの大麻栽培会社です
これによりカナダでのシェアをより確立したことになりそうです
買収完了は6月予定とのことです
コールではなんで今この会社を買収しないといけなかったのかと説明を求められていましたね


アルコール事業の売上高はYoYで+5%です
米国では大麻規制緩和に遅れが出ており
その間アルコール事業でどうにかするしかないとコールで説明してました

なお米国の州規制が緩和されるのは一般的に不景気の時なので
(不景気で財政が苦しくなると新しい産業を呼び込んで税収を増やそうとするわけです)
今は大麻産業にとってイマイチですね
なのでカンファレンスでも米国ではビールの伸びばかり説明されてました

欧州に関してはドイツの他イタリアでも規制緩和が進んでおりまして
医療用大麻の販売が始まっています
今後成人用大麻規制が緩和されると欧州での強みが一気にでるかなと

株価は下落

株価は決算発表後に下落しました
今回の決算でもあまり良いところがなかったため仕方ないですね
赤字転落、売上高も前年同期下回るといったところがダメージ大きいです

価格競争の問題は根が深いですし
米国でも依然規制緩和の目処が立っていないあたりで
ビジネスとしての戦略が厳しいのではと個人的にも感じております

なお最高値からは驚異の-98%です
2018年は大麻熱狂ブームでして、これからどんどん大麻が合法化していく
コレを利用し新しいビジネスが生まれる
今までなかった市場にアクセスできる
このような思惑からとことん買われた瞬間がありました

今はコロナがあったとはいえ、ストーリー一本で株を持ち続けるのは
いかに難しいかがよくわかります

このチャートと似た動きは2021年のIPOブームやSPAC銘柄でも見られます
甘い言葉に踊らされずしっかり実績を出してくる会社を掴んで行きたいですね

今変える株は何かを考える

いまこの銘柄を買う人はかなりの少数派だと思います

上記の通り大麻ビジネスは米国でまだ緩和の兆しが見えません
緩和されているカナダでは価格競争に飲み込まれて利益が出せていません
例え米国で規制解除されても同じように価格競争で厳しい立場になるのは想像に容易いです

欧州では少しずつ医療用大麻が使われてきてはいますが
それでもTLRYが安泰かというと全くそうではありません
なので大麻ストーリーで買うのはかなり厳しいですね

同じようにSPACや宇宙のようなストーリーで買うべきではないです

ただ似たような部類ですが仮想通貨は少し面白いかもしれません
米国での金融不安以降ドルに対する信頼性が落ちており
代替(にはならないのですが)のような振る舞いをしているのがBTCやETHです

同じように金も持っておいても良いかと思いますが
これは平事の時に買っておいて有事で売るようなものなので
今慌てて飛びつくのは微妙ですね

また景気敏感銘柄も難しい可能性はあります
航空系やエネルギー系ですね
これらは景気が悪いと見られると売られがちなので
今回の決算でのガイダンスをしっかり把握したいです
また他企業の決算から景気を占うのも大事です

また不景気が本格化するとディフェンス系の銘柄が強くなるのですが
最近の米国指数は不景気と好景気が入り交じるような数字が出てます
不景気だと景気敏感系が売られディフェンシブが買われる
好景気だとその逆です
なので下がった方を買ったりしていると良いことがあるかもしれないな、と漠然に思ってはいます

ディフェンス系だとヘルスケアとかですね
今回はそのような企業の決算と株価に注視していきたいです

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