ネットフリックスが2022年度第3四半期決算を発表していました
ティッカーシンボルは$NFLXです
今ではもう知らない人のいない、映像コンテンツの制作・配信を営んでいる会社です
サブスクリプション銘柄と言われる会社の一つですが
会社の中身を見てみますと製造業に近いかもしれません
儲けのほとんどを次のコンテンツ作成に突っ込んでまた次へと操業している会社です
サブスクであるが故にキャッシュフローは良い(毎月しっかり稼げる)一方で
簡単にユーザーが離れてしまうこともあるのでそこをどう補うか(=ユーザーを惹きつけられ続けるか)が重要です
最近はオリジナルコンテンツで頑張っていますが
なかなか評判も上上ではなく、苦しんでいた理解です
英語のリスニングとしてNetFlixは結構良い素材なんですけどね
過去の決算はこちらです。内容は良くなかったです
決算結果は良いがガイダンスは悪い
細かい結果はこちらからも確認できます
2022Q3 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | $3.1 | $2.13 | ⭕️ |
売上高 | $7.926B | $7.84B | ⭕️ |
前年同期比: +6%
加入者 +241万人( VS 予想109万)で2億2309万人 (YoY +4%)
加入者数が3四半期ぶりにプラスに転じましたね
加入者の内訳は以下
UCAN (US and Canada) +0.1M
EMEA(Europe, Middle East, and Africa) +0.57M
LATAM (Latin America) +0.31M
APAC (Asia Pacific) +1.43M
アジアで大きな伸びになったのと
北米でもなんとか加入者減少を抑えられたと言った感じです
ダーマーが北米ではヒットしていますね
この作品は実在した犯罪者をネタとしており物議を醸しています
また、今回の決算から以下のようなシェアを公表することはしなくなりました
↑はQ2の決算の図ですが、このようなshareについての言及が今回減っています
基本的に米国企業は良いことは発表していき悪いことは聞かれない限り答えない精神なので
ここから伺うに、あまりshareの数字が好ましくないのかもしれません
すなわち他の競合他社にジリジリと追い詰められている可能性はあります
次期ガイダンスは悪い
第4四半期ガイダンスは以下です
EPS: 36¢ VS $予想 $1.12
売上高: 7.776B VS 予想$7.97B
加入者 +100万人
加入者がプラスになっているのは良いことだと思います
ただ、次から会員数を示すのは止めるとのことです
これは不正加入者の計算を防ぐ為、、とか言ってましたが
人数でマイナスイメージがつくのを避けるための詭弁ですね
ただ、広告付きで安い配信の加入者が今後増えてくるとのことで
これが市場には良く見られていると思います
MSと提携してユーザーに対するターゲッティング広告を配信する件ですね
今後広告系は結構厳しいと思っていますが、効果に期待です
株価は暴騰
株価は大きく上昇しました。1日で+13%です
6ヶ月で見ますと+60%です。良い感じだと思います
このように、半年間でダラダラ安になっていない銘柄が
どのように動いていくかはこれから注視です
買うべきか
買えるかどうか、というと厳しいですが
株価はだいぶ良い感じに動いてきています
例えばADBEも決算はボロボロだったのですが株価は上がってきています
このように、今回の決算後の株価の反応は大きく変わってきているように見えます
このように決算で反発していく銘柄を今後は買っていきたいですね
一方で$PGのような銘柄はまだ底がわかりにくいです
$TSLAも同様に買いにくいですね
明らかに今回の決算結果と株価の反応が変わってきていますので
慎重に10,11月の決算と市場を見ていきたいです