Levi Strauss, リーバイ・ストラウス(ティッカーシンボル $LEVI )が
2021年7月9日に第2四半期決算を発表していました
同社は上記のブランドマークで知られている、ジーンズメーカーの老舗ですね
クリスピークリーム と同じく昔に一度上場->廃止を経験しており、2019年に再上場しています
ただ、この上場廃止は経営不振ではなく株主との対立(学校建てたら株主から怒られた)と言われています
長く一族経営をしてきた会社でもあり
現在も創業者の子孫が発行株式の75%ほどを持っているとの噂です
ちょっとクセのある会社ですね
決算内容は全て良し
EPS : 23¢ VS予想 9¢ ⭕️
売上高 :$1.28B VS予想 $1.21B ⭕
良い感じで利益が出せていますね
去年の第2四半期はダメダメだったので、それに比べて大幅上昇です
利益幅の理由としましては、2020年に行った15%の人員削減を行い
通販・デジタル関係に投資をしたことがしっかり現れているのかなと想定します
結果として通販事業が堅調な伸びを出しています。見事です
地域では北米・中南米は好調、中国も好調、他地域は収益減です
米国での売上高が12%の増収ともあり
ジーパンはやはりアメリカ大陸で使われているイメージがありますね
通年ガイダンスも好調でした
EPS: $1.29 - $1.33 VS予想 $1.15 ⭕️
ガイダンスではコロナ前の好調だった2019年時の収益より4−5%上昇を予測しています
配当は1株当たり¢6が継続です
株価は少々好感
株価はこれを受けて少しだけ上がっております
プレマーケットでは大きく上昇したのですが
その後売りこまれました
全体としてはやや好感された程度かなと思います
一部アナリストは目標株価を$40に引き上げたりもしていますが
個人的には去年のマイナス分を取り戻した、といった印象を受けます
のでこのまま好調が続くかはまだわからないかなと考えます
他社の第2四半期結果を予測する
第2四半期決算のスタートしては非常に良いものでした
本決算の結果から、少なくとも衣服やメーカーでお金を使うことに関しては
人々の購買意欲は戻っているように感じます
また、6月終わりにNIKEが決算を行い、かなりの高評価だったので
似た業界としまして今回のLevisの決算結果も良いと想定できた人も多かったのかと想像します
同じように期待できる会社は例えば$GAPや$UAAでしょうか。チェックしておいても良いかなと思います
本日から決算が徐々に本格化してきます
最初に行う銀行銘柄の決算がよければ景気回復は進んでいるように捉えられますし
企業も投資を積極的に行っているように考えられます
また、今回のLevisの結果から生活必需品への人々の購買意欲は少なくとも低くないことがわかりました
特に去年ダメージを受けたような企業は、去年買わなかった部分の戻しがきているようにも感じます
そのような特需を狙って一瞬だけ株を買ってみてもいいかもしれませんね