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CCL 資産運用 銘柄分析

[CCL]カーニバル株 はまだ買うな

投稿日:2020-11-30
更新日:

*この記事は古い記事です
$CCLについて最新の決算情報などを踏まえた所見はこちらをご覧ください

カーニバルコーポレーションです
正式名称はCarnival Corporation & plc

世界最大のクルーズ船会社
世界の富裕層から一般層まで非常に幅の広い方々を相手に船で世界中を渡る、、といったビジネス
船も自社で所有しております



コロナ収束後最後に恩恵を受けそうなラストワン銘柄の一つ
(他は$DALとかもこれに当たるかな、、)

ロイヤル・カリビアンやノルウェージャン・クルーズ・ライン等の他のクルーズ船会社と比べて一番強固な財政を持っていると思います

その為、ワクチンが承認されてコロナに打ち勝った!といった未来を予測する場合、他の会社より有利な立場に立てると感じております(スタートダッシュが速いのはこういった企業ですね)



が、私はまだ買わないでいます




株価は以下

去年1、2月の水準と比べて一時期1/4程度まで株価を下げ
その後ワクチンニュースで $14 -> $20 くらいまで上がっている最中です

9月くらいにも下げているのは決算での赤字幅がコンセンサスより酷かった為
決算発表あと10%程度下がりました
またクルーズ船の売却もドタバタとやって行っていることが嫌気されているといった状態です


また、アットザマーケットオファリングをしていることが11/10に明らかになっております
** At-The-Market(ATM) 。会社の資金調達方法の一つ。とにかく市場の値(成行値)で株を剃って買い手に売り浴びせて現金を新規に調達する確保する手法。市場に出回る株式の数は増加しますので、行った後は株価が上がりにくくなります。

またATMが行われている間は株の買い手はどうやっても損します。買っても買っても新しい株がでてきて売られ続けられるのだから、値段は上がらないのです。
しかもやっかいなことにいつ始まって終わっているのかもよくわからないのも特徴です
そろそろ終わったかな?とおもって株を買って、まだ株価が上がらなかったら、ATM継続中と思って良いです

要するに現金確保のための最終手段のうちの一つです。これを行う企業は虫の息と思った方が良いです。
こんなことされたら買う気なくなっちゃいますよね

これが今解消されて上値に抜けているのかは分かりませんが、注意は必要です



直近一ヶ月は以下
9日(ファイザー発表)で跳ねて、12日まで下がってまた上がり続けています


ファイザー バイオンテック のワクチン緊急承認が12/10と噂されている中
ワクチンがもう確定したかのような値動きですね
(株は期待で動くので、あるべき動きなのですが)

優雅な船旅は一回は経験してみたいですね


何故まだ買わないのか

まだワクチンの承認確定をしたわけではない

まだ去年の半分、のような株価なので伸び代は十分です
一方まだFDAのワクチン使用緊急承認は決まったわけではありません
もしこれが拒否されたら一気に下がるだろう、といったリスクがあります

2. 決算はボロボロが続く

決算、次もその次も確実に滅多滅多だと推測されます
11月終わりと、次が2021年の2月終わり、その次が5月終わり、ここまでは非常に厳しいのではないかと思います
少なくとも前2回、利益はほぼゼロで莫大な施設の維持費をどう処理していくのか
ここのあたりのガイダンスを聞いてから入っても問題ないのではないかと思います

さすがに潰れることはまだ、ないと思いますが、、、

 3. 一般市民がワクチンを打てるのは来年5月くらい

ワクチンは最初医療従事者などに打たれ、その後一般使用許可を経て一般市民に打てるようになっていきます。これがだいたい来年春以降かなと予測されます

まだ2月以降全体的に株価が下がりそうな気配を感じますと
様子をみても良いのではないのかなと思います

更に、アメリカ止まらず世界中を旅するクルーズとかになりましたら更に需要は来年の後半といったことになりそうです
ここまで、最速で来年後半といった予想なので今から完全にCCLの復活を思うのは少し楽観的かなと思います


4. もう一度アットザマーケットオファリングをする可能性もゼロではない


先述したアットザマーケットオファリングですが、一度これに手を染めた場合は、その安易な資金調達方法に味をしめ、また行われるといった可能性もあります
クルーズ船の需要が戻るのは最速来年の半ば以降と考えられていますが
それまでにキャッシュが尽きて再度このような株の売り浴びせをすることだってゼロではありません

12月〜来年に向けてワクチン承認が一つのシナリオであり
その場合の株高ドル安、、が1,2月くらいまで続くかもしれませんが

その後AMZN, ZM, PTONなどの需要先食い企業の決算から
どう市場が動いていくのかは、注視しておいた方が良さそうです

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