アストラ・スペース(ティッカーシンボル:$ASTR)が
2021年度第2四半期決算を発表していました
同社はロケットの打ち上げを代理で行っている企業です
2021/7/1にSPAC企業のHolicityと合併しNasdaqに上場しました
現在民間の宇宙開発が盛んに行われていますが
その中で、宇宙と地球の架け橋になることを目指しているように見えます
衛星モニタリングのような企業はSpire, BlackSky, PlantLabなどあげられますが
民間のロケット開発企業となるとSpaceX, RocketLabとAstraですね
今回が初めての決算なのですが、特に真新しい内容はない結果になりました
当然赤字
こちらからスライドを参照できます
ハイライトとしましては
純損失 $-31.3M
EPS $-0.47
調整後EBITDA $-21.4M
資本支出 $8.5M
第3四半期のガイダンス としましては
調整後EBITDA $-35M ~ $-32M
減価償却費 $1.0M ~ $1.3M
株式報酬 $6.0M ~ $10.0M
資本支出 $10.0M ~ $15.0M
ですね
これらの数字は深く追う必要はないです
ちなみに一部の人は
このような赤字企業はEPSが大きくマイナスの方が良いと語ります
EPSが必要以上に良い=支出が少ない ということで
必要な設備投資ができていないのではないかといった見方ですね
一理あるかなと思います
その他内容としましては2021年度の振り返りといった感じでした
-合併完了に伴い潤沢な資金調達済
-NASAの嵐観測衛星打ち上げ契約締結
-> 2022/1/8~7/31の間に3回の打ち上げ予定
-地球モニタリングベンチャー企業Planet Labs(SPAC上場予定、ティッカー $PL)と契約締結
米国宇宙軍から9年間の打ち上げプログラムの契約締結
Spire($SPIR)の衛星打ち上げを来春から開始
-工場の拡張工事開始
-エンジンベンチャー企業Apollo Fusionの買収
などなどです
Apple, Tesla, IBMなどから技術者を引っ張ってきていますね
株価は下落
株価は下落しています。
材料出尽くしですね
とにかく8月終わりの打ち上げ次第
この企業は売上がないので決算でどうこう言えません
まずは、8月終わりの打ち上げが大きな大きな鍵となると思います
もしここで失敗したら他の打ち上げもキャンセルになる可能性が大いにあります
逆に成功すれば他の企業への営業に確実につながるでしょう
初めての商業打ち上げということで注目も大きく集めている理解です
しっかり成功し次につなげてほしいと個人的には考えています
もし同社の株を買う予定があるなら
この打ち上げが成功した後で良いと思います
打ち上げ成功後一回上向きになるかもしれませんが
現実売りというわけで、その後株価はどこかで下がります
そのタイミングで買うのが良い理解です
丁度9月のFOMC(テーパリング発表可能性あり)とも重なりそうなので
この先1ヶ月は弱気なチャートが続くと思います
この株は焦らず、じっくりと付き合っていきましょう
変動は他の銘柄と比べて大きいイメージです
リスクもかなりあるので、少額の投資がベストですね