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AMZN 資産運用 銘柄分析

[AMZN] Amazon 2021年度第4四半期決算 特殊要因で上げ 売りチャンスか

投稿日:2022-02-04
更新日:

Amazon が2021年度第4四半期決算を発表していました

AmazonはCEOが変わって3回目の決算となります
前回の決算はこちらで、決算ミスが印象的でした
前々回の決算もミスだったため、ミス二連発といった内容でしたね

Amazonはあまり綺麗な決算を出さない企業なので、らしいといったらしいのですが


今回の決算はEPSがちょっと特別な事情で大きく上がりました
が、中身を見てみるとあまり成長が見られず
ガイダンスも悪いためトータルでは悪いと判断できるかなと思います

EPSが特殊要因で突き抜け

詳細はこちらからどうぞ

2021Q4結果予想評価
EPS$27.75$3.58⭕️
売上高$137.41B$137.56B

売上高前年同期比: +9.4%

商品販売部門が $71.4Bの売上で前年同期比 +0.5%とかなりきつい様子

EPSがものすごい上がっていますが
主に電気自動車メーカRivian社IPOによる含み益($11.8B)のため、とのことです
それ抜いても$5近くはありそうなので⭕️ ですかね

ここのあたりに書いてました

ちなみに$RIVNの株価は以下のように下落しています

要するに、投資会社のように
持っている株の含み益を利益や損失として計上するようになったと考えられます

このままの株価を次の決算で反映していくと
上記のような含み益がなくなることになりますので、次のEPSは低くなるのでは、と

このように、急に会計基準を変えるやり方は基本的には好ましくないと言われています
前期との比較が急にできなくなってしまい、数字の妥当性がわからなくなるからですね

Amazonが急にこれをやり出した理由は当然分かりませんが
もしかしたら連続の決算失敗に焦った新CEOが
今回の決算はすごく数字がよく見えるように手をうったのかもしれません
ここはあくまで憶測です



売上の内訳を見ますと
オンラインストア 66.1B(YoY-1%)
サードパーティセラー 30.3B(+11%)
AWS 17.8B(+40%)
広告 9.7B(+32%)
サブスクリプション 8.1B(+15%)
実店舗 4.7B(+17%)

その他 710M(+18%)

といった感じです
売上の大半がオンラインとサードパーティの物売り
続いてAWSといった内訳ですね
サブスクの強化のためプライム会員の値上げを発表していました


地域別でAWS外して見ますと以下になります
・北米 82.4B(+9%)
・海外 37.3B(-1%)
かつての勢いはなくちょっと寂しいですね

フリーキャッシュフローもマイナスになりちょっときついです


次期ガイダンスもだめでした
売上高  予想120.11B、結果112B~117B ❌
来期に対して弱気というのはあまり良くないですね

総じて良くない決算だと言えるかなと

株価はアフターで大きく上昇

株価はこれを受けて大きく上昇しました

このアフターでの上げは$SHOPのような銘柄でも同じ動きになっています
AMZNの上げはEPSの突き抜けによるものと考えると
SHOPはかなり怪しい上げですので、果たしてどうなることやら、、と思います

AMZNですが1年で見てみますとずっといたレンジを下抜けしてしまっています
上値の$3000あたりが大きな上値と壁となっていく可能性が今後あります

チャート的には入りたくない形をしていますね
$3000を試すところで押し戻されて、再度$3000超えたあたりなら入りたいのですが
まだまだ道は遠そうです


なお他のEコマース銘柄も似たような動きをしており
一年間の上げを帳消しにしている状態ですね

例えば$MELIも$1000を割っています

こちらも入れない形をしていますね
Eコマースの一大時代(株価からみるもの)は終わったように見えます

GAFAMは明暗別れる

こんな感じの話を前決算シーズンでもしていたような気がしますが
前と同じような別れ方をしましたね

GOOGL ⭕️
AMZN ❌
FB ❌
AAPL ⭕️
MSFT ⭕️

AMZN, FBは前回も怪しい決算だったことから
一度決算を失敗すると立て直すのは難しいことがよくわかります

今回は株価も大きく上がったり下がったりしています
例えばFBは以下

-20%という脅威的な数字を記録しています

超大型株も決算失敗したら大きく下がるし
うまくいったら大きく上がるような
難しい相場になってきています

当然個別株を一本釣りできれば大きく儲かるような環境ですが
それを素人がやっても難しいことはよくわかっています
結局決算が良い悪いなんて予測なんてできないのですよね

なので、直近の決算が良くて
投資環境も良くて(ここが重要)
そして株価も上がっているような銘柄があるならば
株価の上昇に素直に乗ることが、個別株をやる上で必要かなと思います

決算良いはずだ!で決算前に買うような博打はしないということですね


それも難しいなら、今はセクターETFを買う時代かなと思います
インフレはまだ治まる気配がないので、コモディティ関連ですよね
ただ、うねりは激しいのでどこかで早めに利確するような戦術も必要です

売り買いを頻繁に繰り返すことは個人投資家にとっては良くないことなので
どーんとVTI積立というのも、当然5年10年先を見据えるなら
十分に素晴らしい戦術かなと改めて思う次第です

ちょくちょく売り買いして大きく儲かるのって本当に難しいんですよね
結局気がついたらETFしか勝っていないみたいな状況になっていました

今年は無理しないを心に留めながら相場に向き合っていきたいです


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