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ALK 資産運用 銘柄分析

[ALK] アラスカ航空2021年度第2四半期決算結果 早くも黒字復帰

投稿日:2021-07-28
更新日:



アラスカ航空が第2四半期決算を発表していました
ティッカーシンボルは$ALKです

航空会社は飛行機という巨額の資産を上手く減価償却する必要があるため
経営が難しいといわれていますが
その中で比較的健全に運営されている会社だと言われています



日本の投資家にはデルタ航空($DAL)がやたら人気ですが
実は隠れた精鋭航空会社はこの$ALKだと考えています
(航空会社なので倒産のリスクはつきものなのですが
その中ではましな経営です。アメリカン航空は虫の息ですね)

そのため、こちらのデルタ航空の決算記事でも紹介していました



2021年3月にはワンワールド加盟を発表しており、コロナ下でも積極的に動いているように見えます

米国内の移動、アラスカの各都市はもちろん、西海岸にも強みを持つのが特徴ですね
アラスカだと州都であるジュノー、最大の都市であるアンカレッジ、第2の都市であるフェアバンクスを中心に
その他広大な大地のローカル線を運行しています
西海岸だとシアトルを中心にサンフランシスコですよね
本拠地がシアトルタコマ空港である強みを最大限に活かしているように思えます

日本で例えると仙台に拠点を持った場合のAirDoのような感じでしょうか、、


またワンワールドはアメリカン航空が米国では加盟会社だったのですが
西海岸の移動にアメリカン航空は弱いので
この加入によりワンワールドにも良い効果が出るのではと想定されています

独自のマイル制度が一部界隈で有名でしたが
ワンワールド加盟によりその楼上は崩れるかもしれません

飛行機は尾翼のおじさんの顔が特徴です

機内サービスは、標準的アメリカ航空かなと、、個人的には、、
デルタより悪く、アメリカン航空とかよりは良いイメージです

何年か前にCEOを運んだ際にもロストバゲージしたと話題になっていました


アメリカの航空会社はサービスの悪さを開き直っている感があってあまり好きじゃないですね

決算結果は良し

詳細はこちらから確認できます

NonGAAP EPS: $-30¢  VS 予想-73¢ ⭕️
売上高 : $1.527B VS 予想 $1.5B  ⭕️

数字としては素晴らしいの一言です
GAAPでの一株当たり利益は$397Mで黒字です。このEPSは$3超えです
国からの支援が含まれてるとはいえ素晴らしいですね
また、第2四半期で黒字転換した航空企業はアラスカン航空の他アメリカン航空とサウスウエスト航空です


ニュースとしましてはメインラインとリージョナル路線用の機材30機の増強計画が発表されています

2022年夏までに新型コロナウイルスの影響がほぼなくなると発表しています

これには諸説あると思いますが
飛行機に乗って(特にアラスカ航空のようなローカル路線で)レジャー等を目論むような方々はワクチンをしっかり打ち
感染対策をしていくような方々であり
デルタ株の影響はあまりない、といった思想の背景があるのかなと

確かに一説はあるのかなと考えられます


またシアトル・ロサンゼルスからベリーズへの新路線開設
2021年11月に中米へのサービス開始
などを発表しており勢いに乗っている様子が見られます

アラスカ・シアトル中心のローカル路線から
国際路線も行う中長距離航空会社への転換を図っているのでしょうか

上手くいけば化ける可能性ありだと感じます
上手くいかないと投資が完全に負債になるので大きな賭けですかね、、

株価は底打ちか

株価は5月半ばからの長い下げからようやく底を打ったように見えます

ここで入るか、9・10月くらいの暴風の後に買うのかは意見が分かれそうですね
個人的には秋以降でも全然遅くないと感じています




長期で見るとコロナ前の水準を試そうとしている状態ですね

どう考えてもコロナ前と同等の利益を出すのはまだ先なのですが
現在の株価を高いと見るか低いと見るか、難しい舵取りかもしれません

今後も期待ができる企業

アラスカ航空は昔から経営が硬い会社として知られています
それはこのコロナからの黒字回復でも改めて実感できたことかなと想定します


またアラスカ航空は出張依存も他の航空会社に比べて小さい企業です
アラスカに強い支社を構えている企業は少なく、地域の住民のインフラになっている側面があるからです
また海外路線はカナダやコスタリカなどに一部ありますが
ほぼ収益の中心は国内路線です

今後もしばらく海外出張や海外旅行が難しくなる現状を考えると
この状況でもアラスカ航空は有利のことを進められる立ち位置かと考えられます

すなわちコロナ以前への利益水準への復帰には
一番近い航空会社という意味になるかもしれません

実際に株価の戻りもかなり早いのがこの$ALKです


今後も米国内旅行は盛んに行われる予想なので
引き続き妙味がある会社かなと考えられます



不安点としますと
デルタ株の変異拡大と
それに伴う海外路線増強戦略の失敗
ですね

特に同社は2022年台から大幅な顧客増加を考え
飛行機の数を増やしている最中です

この目論見が失敗してしまうと、他の航空会社と同じように
多くの赤字路線を抱えてしまうことになります

これは大きなリスクであることは看破できません


そういった中で、航空株をどれだけ積極的に買っていけるかは
かなり難しい判断を求められると考えられます

買うとしてもタイミングと量を間違えてはいけないかなと思います


航空株で買うべきなのはこの銘柄なのですが
少し上級者向けですかね


引き続きウォッチしていきます

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