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MAR 資産運用 銘柄分析

[MAR]マリオット 第4四半期決算結果良し 株価は新値更新中

投稿日:

マリオット・インターナショナル (ティッカーシンボル MAR)が
2022/2/15に2021年度第3四半期を発表していました
前回の決算はこちらです

数字は良く、株価も大きく伸びて新値更新中です
この状態は前の決算でもそうだったのですが
その後オミクロン株騒動で一時的に凹みました
しかしその後株価は再度上昇、結果的にカップウィズハンドルからの上昇で
大きく高値更新に成功しましたね

カンファレンスコールでもオミクロン株の影響は限定的で
それが大きな利益につながったと述べていました

売上高も予想を超える

詳細はこちらから確認できます
結果は以下です

2021Q4結果予想評価
EPS$1.4299¢⭕️
売上高$4.45B$3.98B⭕️

売上高前年同期比: +104.7%
良い数字ですね。利益率が観光産業とは思えない程良いです
これはMAR自体は客室のような資産を持たず
ブランド・ノウハウ・予約システムなどをホテル側に提供し
そこから利益を吸い上げているからです
$MARはこの部屋の維持費も払っていないので、大きなお金を払うことなく
安定して収益を上げられるのですね

客室数は現在55万を超えており、この数字の大きさも驚きです

売上高は新型コロナウイルス騒動前の8割減ですが
稼働率としては 58% (前年同期比 +23%)であり
まだまだ伸び代があることがよくわかります

RevPARも大きく増加

ホテル業界の決算は以下の数値を見ることが役立ちます
RevPAR(予約可能な客室の平均単価)ですね
平均単価 と客室稼働率をかけることで算出できます

RevPAR $90.86 前年同期比 +124.5%
単価・稼働率ともに大きく戻ってはいますが
2019年第4四半期と比べると -19%ですので、まだ完全回復には程遠いです
米国だけで見ますと-19.9%ですが、海外が-40.7%です
要するに通常の7割5分の稼働でも黒字は出ているといった状態です

地域別ですとRevPARは 前年同期比で
中国で    -9.7%
アジアで   +39.5%
中南米で   +186.9%
欧州で    +354.0%
中東アフリカで +123.3%
となっています

相変わらず中国はマイナス成長でして”ゼロコロナ政策”が原因だと述べられています
中国はCOVID-19に対して大きなロックダウンを8月くらいから行なったりしているため
なかなか数字が伸びないということが言われていました

株価は完全に高値更新状態

決算後に大きく数字が上昇しました
半年期間で見ると以下ですが
2021年前半はワクチン接種からの一気に観光復活が見えてました
しかし感染者増加で打ち砕かれ、しばらく高値を更新できずに重い高値に悩まされていました
それを完全に打ち破ったため売りが少なく
今は高値を更新しやすい状態になっているということですね

新高値ゾーンに飛び乗る戦い方ができそうなチャートです

今後の出張需要を考える

前回の記事で買うなら新型ウイルスが出た後と述べましたが
結果的にまさにその通りになりましたね
底で購入できていれば+25%ほどでした

今買えるかどうかに関しては、需要を見極める必要があるのかと
先述の通り、稼働率に関して考えるとまだ2019年のコロナウイルス騒動前の水準には達していません
その点では伸び代はありそうです

行楽需要で考えると確実に伸びてきていると思われます
同じような行楽銘柄であるAirbnb($ABNB)の決算も好感されていました
今米国では消費は強いとされているので
このままの調子なら伸び続けられると思います

今後大きく売り上げを伸ばすには海外のホテルが使われることが必須ですが
そのためには海外での景気がよくなること
あるいは海外出張が滞りなく行われること
これら二つが大事になってきそうです

MARは出張のホテルとして多く使われる側面があります
会社としてもMAR系列に泊めておけば、お客さんにも悪いところはないだろう、、といった観点からですね

そして出張が今後どれくらい増えるかを見極める必要がありそうです
もし出張者に対して隔離なしといった措置になったら(徐々になりつつありますが)
移動しないといけないビジネスマンが増えて$MARにもプラスだと思われます

もし今後も出張があまりないと考えると
$MARの業績はここから先案外伸びないかもしれません

消費が旺盛な米国では頭打ちになっており
他海外では依然として観光はイマイチ
のような感じになっちゃうわけです

これを見極めて株を買っていく必要がありそうです


なお、地合いは言うまでもなく非常に重要です
総下げ局面だとやはり下がりやすいので注意です
利上げ局面でも上がる銘柄もあることは覚えておいた方が良いですね

-MAR, 資産運用, 銘柄分析

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