CrowdStrike, クラウドストライクが決算を発表しておりました
セキュリティのイノベーターですね。ティッカーシンボルは$CRWDです
決算結果は全て良かったため頃合いに買い増しを行う予定です
数字は全て良し
出している数字は全て力強いものであり、非常に好感触でした
EPS(一株あたり利益): 10¢ VS 予想 6¢ ⭕️
売上高: $302.8M VS 予想$291.4M ⭕️
売上高YoY(前年同期比) : 58%
第2四半期のガイダンスは以下です
EPS(一株あたり利益): 7〜9 ¢ VS 予想 6¢ ⭕️
売上高: $318.3~324.4M VS 予想$310.19M ⭕️
売上高YoY(前年同期比) :+60~63%
22年度のガイダンスは以下です
EPS: 35¢ ~ 41¢ VS 予想30¢ ⭕️
売上高: $1.347 – $1.3657B VS 予想$1.32B ⭕️
素晴らしい数字です
まだまだピークを感じさせませんね
契約は強固
NRR(Net Revenue Rate)は125%でした
これは売上維持率のことです
既存の顧客がそのサービスに払う金額が増えたのか、減ったのかを表す指標です
100%ならば去年の顧客が今年も同じお金を払っている、と捉えることができます
サブスクリプションビジネスは導入しやすいが離れやすいといった傾向があります
いくら新規顧客を多く獲得しても
次の年にそれが離れてしまったら会社としては大きな損失となります
一度離れてしまった顧客を引き戻すのは、新しい顧客を掴み取るよりもハードルが遥かに高いからです
(企業相手のビジネスなら尚更です。導入を辞めたといった判断が間違いだったと認めることになるので、そう簡単に企業は再導入できません)
逆にいうと、営業活動を辞めて新規顧客獲得数が0だった場合でも
本数字100%超えができていれば、売上高は上昇します
この数字を見ることで顧客がどれだけ維持できているのかわかる
非常に重要な数字です
そしてクラウドストライクは120%をベンチマークとしており、2018年からずっと120%を越え続けています
常に毎年新しいソリューションを提供していき
顧客に新しいサブスクリプションを提供していき
顧客は、今よりお金を多く払っても良いといった判断をしていることになります
これは大変立派な数字ですね
すごい企業だと思います
顧客企業数は成長の余地あり
クラウドストライクの顧客企業数は10000社を超えました
そのうち1542社が新規顧客数です
他SaaS企業とユーザー数を比較しているスライドがありました
人事系SaaS老舗のWorkday
ワークフローSaaSのServicenow をすでに越えていますね。すごいことです
一方セキュリティの雄であるMcAfee
そしてTrend Microに比べるとまだ圧倒的にユーザー数が少ないです
(余談ですがTrend Microは外資系企業で本社が日本という面白い会社ですね)
Trend Microに比べるとユーザー数はまだ1/50であるため、成長の余地は十分に残っていることが感じ取れます
株価は下落 買い増しのチャンスか
$CRWD ホルダーにとってはいつものことですが、好決算の後に下落しております。約-4%ですね
今回は特に前年同期比が去年と比べるとそれなりに下がっている点が嫌気されたのかもしれません
(それでも58%なので大変立派な数字です。去年は+85超えを連発していましたので、好決算の弊害かなと)
決算の数字自体は良いため、買いのチャンスが来ているかなと個人的には思っています
特にこれから夏にかけて相場が崩れそうなので
そこで買い増しを狙っていこうかなと考えています
少し気になる点はチャートがあまり良くないところですね
上値が最高値をどんどん切り下げている点がすごく気になります
売り圧力に勝てていない状態が続いていますね
2月からでみると下げトレンドであることは変わりありません
また下値が$170がサポートラインです
ここで株価の下落が止まらない事態になると
次のサポートラインが$140くらいなのでかなりきつい事態になるのかなと思われます
この後株価がどこまで落ちるのか
そして、いつ上昇トレンドに転換するのか
が非常に重要なところだと思います
チャートをみて教科書通りに買うならば
$222を超えたところで買おう、ですね
じっくりタイミングを見計らおうと思います
安心して持てる企業
チャートは少し弱いですが
企業の業績を見ると弱気な点はありません
次からも力強い数字を出してくれることが予想できます
次の四半期のガイダンスから予想YoYをそのまま計算すると62%です
去年の5,6,7月は米国でもコロナ真最中で、クラウドストライクにとっては急成長を躍進するきっかけになった時期です
その時期から+160%といった数字が出せるなら立派なことかと思います
なので、業績面・ファンダメンタルズでは直近の心配をしておりません
気になるのはチャートの形と、夏から崩れそうな米国相場です
引き続き決算と相場全体のニュースに注目しつつ
買い増しを狙っていこうと思います