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ロイヤリティファーマ、 ティッカーシンボル $RPRXの第1四半期決算がVery Goodでした
本企業は去年にIPOを果たし、注目されていた企業です
一方株価は上場後高値を更新できず、、といった去年2020年IPO銘柄としてあるあるの展開の銘柄のうちの一つです
ただ他のハイテク群と違って大きくやられていない印象があります
収入も大きく下がらない企業なので
伸びも下がりも小さい、ディフェンシブ銘柄の側面がありそうです
決算の見方には注意が必要
以前の記事でも触れましたがこの企業は普通の企業のように売上高や利益(EPS)を出しません
売上高相当 → 修正キャッシュレーツ(ACR)。
利益相当 -> GAAP修正キャッシュフロー(ACF)。
ACF / 株数で EPSのような理解と呼ばれております
ACRはロイヤリティー(特許)収入ですね
ACRは$524M (前年$382M)でした。
YoY (前年同期比) 37%なのでかなり強いです
2021年のガイダンスも上方修正され$1.94B ~ $1.98Bとなりました
前のガイダンスは$1.91B ~ $1.96Bだったので良い兆候です
続いてACFを見ていきましょう
ACFはACRからもろもろ営業費用やR&D費用、人件費など引いた値となります
ACFは$409M (前年$298M)でした
こちらもYoY37%ですね。素晴らしい成長です
無理やりEPSを出しますと約67¢です。
前年同期では49¢でしたのでこちらも順調です
売上の中身も順調
本企業は特許料で儲かっております
そのため、どの製品が稼ぎ頭なのか、そしてその特許はいつ切れるのかを把握することが非常に重要になります
結果は以下。値はM$です
2021 | 2020 | 前年同期比 | |
Cystic fibrosis franchise | 167 | 99 | 68% |
Imbruvica | 89 | 78 | 15% |
Tysabri | 87 | 84 | 4% |
HIV franchise | 46 | 84 | -45% |
Promacta | 44 | 36 | 23% |
Xtandi | 41 | 35 | 18% |
Cystic fibrosis franchise
Imbruvica
Tysabri
これら三種が順調に伸びていますね。パテントが切れるのはまだ先なので順調に伸びそうです
HIV franchiseはギリアド社の薬です。そもそもHIVの薬は全く去年後半から売れなくなってしまった(コロナ関係あり)らしいです
今年2021年でパテントが切れるためお役御免です
Cysticがその減少を打ち消してくれています
また新しい薬としまして
Prevymis
Farxiga/Onglyza
Crysvita
IDHIFA
なども売上に計上されています
順調の一言ですね
株価は相変わらず冴えない
株価はこれを受けてほんのり上がりましたが
全体の売り圧力に負けて相変わらずいまいちです
ただ決算の内容はとてもよく、順調成長している会社のように伺えます
このような銘柄はある日突然大物が注目したりして
株価が跳ね上がったりしますので
その時を待ってただひたすら握ったり、買い増ししたりしておくのが良いかなと思います
IPO銘柄でもありますのでIPO後1年位たった7月以降
特に今年後半にはこのまま良い決算が続けば景色は変わってくるのかなと考えています
少なくとも他のIPO銘柄、例えば$DRVNとかよりかは
安心して持っていられる銘柄かなと個人的には思います
ここのあたりは好き好みでしょうかね