4/20 引けでネットフリックス(ティッカーシンボル NFLX)が決算を発表していました
かなりひどい決算でした
新規加入者が大幅に予想を下回ったのと
4~6月以降のガイダンスも弱く株価は大幅に下落しています
同社は、新規加入者減少の理由についてコンテンツの供給不足を述べています
期待できるコンテンツが21年度後半に出てくるということだったため
次の決算もかなり厳しいのではないのかなと予測されます
ただ、コンテンツが足りなくなっただけではなく
家でエンタメ映像を見ることにユーザーが飽きてしまったのではないのかなとも予測されます
家で映像を見ようとしても良いコンテンツがない、といった状況ではなく
家でそもそも映像を見ようとしていない といった状況であると推測します
これら二つには致命的な差があると思います
もし後者であった場合、上で述べているような責任者の見通しはかなり甘いのではないのかなと個人的には深く感じます
米国でのアフターコロナ感の広がり
後者の理由の裏付けとしては
新型コロナウイルスワクチン摂取が始まり
みんな外出をするようになったことが一因と考えられます
今までロックダウンで仕方なく家にいたから
Netflixのような映像を見てコンテンツ消化していたけど
もう今はそんなことより外に出て
友達とお酒を飲んで
スポーツ観戦して
外でバーベキューをしよう!
映像も映画館でみよう!そっちの方が楽しい!
といった具合ですね
本決算は1~3月分。2月はまだ米国でワクチン摂取がもたついていたため
本当にこれが要因かは定かではありませんが
可能性としては決して低くないということが想像できます
なお、米国でのコロナ感染者数は減ってはいませんが
特筆すべきは死数の現象が著しいことです
一時期4000人超えだったのが今ではもう200人台です。これは非常に見事です
この傾向が続く限りはデジタル系の銘柄・自宅で楽しめる系の銘柄は悪い決算である可能性が高い
また1~3月度の決算を乗り切っても4~6月は厳しくなる可能性が高い
といったことです
もっと言えば
2020年のように巣篭もり銘柄を買っておけば儲かる相場は終了した
ということでしょう
具体的には
家庭内向けエクササイズ機器を販売している$PTON
Eコマースの王者である$AMZN
もしかしたら$ZM
ここのあたりは今決算で苦戦を強いられるのではと感じさせます
例えば$PTON(Pelton Interactive)は今朝もこの連想の影響か随分と下がっていました
この会社は自宅でできるエクササイズ用の機器を販売している会社です
2020年のコロナ下・ロックダウンでこのバイクが一躍大人気になり、同社は売り上げが倍増しました
ただ、$NFLXの失速をみると
この銘柄も同じように失速するのではないのかなと考えれらます
また$AMZNも2020年の決算は超良かったのですが
人々も店舗にでて自分の目で見て・体験してから購入するものを選ぶ、、と
行動が変化していると考えると
こちらも持ち続けるのは危険かもしれません
これらの銘柄は1~3月の数字と
更にはガイダンス・アナリスト予想も確認していかないといけません
一部のデジタル銘柄は生き残ると信じる
$ZM, $CRWD, $OKTAなどのハイパーグロース銘柄は
企業が顧客であることが多いです
新しいセキュリティ・会議形態・業務での便利ツールを提供しています
これらの導入は上記のような、人々が家で動画を見たり運動したりする行動の変化と比べると比較的不可逆的な変化だと考えられます
つまり一旦導入したものをそうそう撤回することはできないということです
$CRWDのセキュリティツール去年入れたけど今年やっぱり外そう、というのは
企業心理として嫌なんですね
つまりこれらの銘柄は
巣篭もり銘柄と比べてコロナ回復の負影響はあまり大きくない = まだ決算はメタメタではない
と予測しますが、、、
実態はわからないためこれの決算も非常に注意深く見ておく必要があります
もしこれらも決算に失敗・低ガイダンスだった場合、本当に2000年と同じITバブル崩壊となります
$QQQがまた50%以下になる時代になってしまうかもしれません
悲観的になりすぎるのもよくないことですが
そういった可能性もあるということは頭の片隅に入れておいても良いのではと、思います
ピークデジタルの足音が近い
思ったより早くピークデジタルの足音が聞こえてきました
コロナからの回復という意味では本当に素晴らしいことだと思う一方
投資家の狙いとしては
$DAL, $CCL, $MARのようなリア充銘柄もダメ
$PTON, $AMZN, $ZMのような巣篭もり銘柄もダメ
といった感じです
となると狙い目は米国内での消費銘柄でしょうか
例えばライドシェアの$LYFTの売り上げは米国内が殆どなので
かなり力強い決算を出してくれることを期待しています
また消費系ではコカコーラ $KOも良い決算・ガイダンスを出していました
2,3月の下げを回復していますね
同じような銘柄だとペプシコーラでしょうか
米国ではスポーツがまた盛んになってきています
MLBも観客が大勢入り、人々はまた大きく熱狂していくのではと考えれます
そうなるとスポーツベッティング(賭け事)も流行ってくるかもしれません
胴元を行う$DKNGも今年ブレイクするチャンスがあるかもです
$DKNGの株価は以下です
ハイテク優位でポートフォーリオを占めるのは危険と判断しているため
他の銘柄の比率も高めつつ
あまり無茶に動かないようにしていきたいと思います
決算ラッシュなので落ち着いて見極めることが必要ですね