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SQ 資産運用 銘柄分析

[SQ] ブロック2023年度第1四半期決算良し 引き続き買わない方針

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ブロック、昔のスクエアが5/5に決算を発表していました
ティッカーシンボルは$SQとなります。こちらはSquareの名残ですね
2021年の年末に社名をブロックに変えており
ブロックチェーンにより近づいていく意味が込められています

当社はスクエアリーダーを利用したモバイル決済
並びにCashAppを利用した銀行のような貯蓄・口座振込・小切手入金・銀行振込・投資・決済すべての役割
を展開している企業です
CashAppでは仮想通貨も購入できます

↑の感じの緑色のアプリです

CashAppは要するに新世代の銀行ですね
銀行に通わなくてもお金に関するすべてのことができる
アプリでより手軽に、手数料かけずに
貯蓄・送金・投資・決済などあらゆることを目指す、、
そのような思想です

チャレジャーバンク・とかBank Killerとか言われている企業のうちの一つでして
SQはその中でかなり実績があるほうです

CEOはファンが多いジャック・ドーシーです

Twitterの創業者としても有名ですが、こちらは昔にCEOを辞任しています

暗号通貨マニアとしても有名でして、ブロックは彼のそんな性癖が出された企業でもありますね

余談ですが、Twitterを上場したことは大きな後悔の一つ、とか述べていたとかなんとか

前回の決算はこちらです
数字自体はダメでした。仮想通貨に振り回される会社なので様子見の判断でしたね

決算結果は良い

詳しい数字はこちらから
ギークっぽい資料ですよね。個人的には好きです

2023Q1結果予想評価
EPS40¢32¢
売上高$4.99B$4.51B⭕️

売上高前年同期比: +26% ⭕️

同社は仮想通貨の売買も行っており、それにより売上高が大きくぶれます
なので売上やEPSで判断するのはあまり得策ではありません
ややこしいですが、仮想通貨など入れると最終赤字になっている点は注意です

仮想通貨を抜いた売上だと内訳は以下

  • Cash App:$931M YoY +49%
  • Square:$770M YoY +16%

両者ともに成長は鈍化している点が気になります
特にSquareがブレーキになっていますね

慣例としては粗利率やEBITDAで評価される事が多いですね
粗利率: $1.71B YoY +32%


調整後EBITDA: $368M YoY +89%

EBITDAも改善しており、⭕ かなとおもいます

米国外の利益ですと、買収したBNPLであるAfterPayの影響を大きく受けてます
全体の粗利に対する比率は16%くらいでして
米国内で不安定になっても海外である程度やっていけるような下地ができてきました
ただ、QoQでは成長していない点は注意です(季節性があるのでこの点は無意味ですかね)

日本でもSquare Loyalty, Square for Restaurantsが展開始まってますね
Loyaltyはポイントサービスみたいなものです。URLはこちら

また顧客の色分けを見てみますと以下のようになっています
GPV(Gross Payment Volume)=総決済額。要するにどれくらい取引したかでして
年間$500K以上の大型顧客が増えていることがわかります
こちらもQoQでは増えていません

QRコード決済だとCash App Payが幅を効かせていますね
ここのあたりがRevolutとの違いかなと思います

CashApp Cardの伸びも見事です
しっかり利益を出せています

月間アクティブ数は2,000万人でYoY+34%とのこと
給与を受け取ってそのままカードで使うといった利用方法が増えてると発言してました
ATMからの無料引き出しも提供です

Cash App Cardは以下のようなデビットカードですね
Cash Appをインストールし注文すると
すぐに口座番号と送金番号が発行されるようになり
銀行取引をより簡単に行えるようになりました

ここにお金をすぐに入れて、ネットでの決済が簡単にできるようになってます
イギリスでのRevolutのようなものですね。日本でもサービス始まらないですかね

↑のようにデビットカードに落書きできるのが世界中では主流です


コールの中では、厳しくなる金融への取締、コンプライアンス遵守に対して
対応を述べていた点が面白かったですね

ネオバンク、チャレンジャーバンクのような取り組みは
既存の金融システムへの挑戦なわけで
それを良しとしない既得権益の方々もかなりいるわけです

今後このような企業がどう生き延びていくのかは注目に値すると思います

株価はやや下落

株価はこれを受けて微妙に下落しました

注目すべき点はこの5月の動きですね
5月はハイテク関連、特にAI関連に多く資金が流れ込みまして
QQQはじめとするナスダック系や小型IPO銘柄が大きく上昇した月でした
一方でSQは全く伸びていないのが非常に面白いです

長期で見ますと-70%ですね
この一ヶ月であまり伸びきれていないのを見ますと
無理に買う必要がないと思わせてくれる銘柄です

仮想通貨と送金アプリと

SQは非常に好きな企業のうちの一つです
銀行のような旧態依然な箇所に技術と若者の力でメスを入れていく姿勢がたまりません
ブロックチェーンやP2Pを含めて既存システムを壊していくことにも期待は大きいです
勿論コールで出たように、当局から目をつけられているのも確かです
一歩悪用したらマネーロンダリングとかできる可能性があったりしますからね

買うか買わないかでいうと、まだ買わない判断です
前回書いた通り、仮想通貨に大きな影響を受ける企業であること
そして仮想通貨は金融引締や不景気には弱い側面を持っているため
今すぐに大相場になることは考えにくい点が1つ

また送金アプリは今やAppleなども入ってきている分野であり
今後SQが市場で優位性を保てるかはわからない点も大きいです

大型テックが入ってくることで今まで気づいてきたお堀が崩される可能性があり
数年後には駆逐されている可能性も無くはないということですね

買うなら、まず赤字体質がどうにかなってから、、と思います
この金利上がりまくりのご時世にいつでも赤字垂れ流しだと
流石に目をつぶって買うにはリスクが大きいかなと考えてます

無理して買うくらいならQQQとか半導体とかのほうが今は旬ではないでしょうか

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