本ブログでは商品・サービスのリンク先に一部プロモーションを含みます。ご了承ください。

ARKK HDV IWM QQQ SPYD VOO VTI 保有銘柄定点観測 資産運用 銘柄分析

8月下旬の相場確認 パウエルショックで一転弱気相場へ

投稿日:

9月に入りました
酷暑のピークは日本では過ぎてきた頃でしょうか
夜に少し涼しくなってくると秋の訪れを感じられて個人的には好きです


さていつも通り半年の相場を観察し、今後どうすべきか考えてみようと思います
前回の記事はこちらです。この時から大きな上げが継続していますね

以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます

VTI
VOO
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM

結果としては
-ありとあらゆる総下げ
-ハイテクの方が被害は大きくディフェンシブは傷が浅い
-背景としてはジャクソンホールでのパウエル発言での早期利下げ否定が理由

といった状態です
ジャクソンホールでの話はこちらもでしましたが
これにより、早期での利下げの可能性が潰えました

9/13のCPI発表はポジティブサプライズにはなりそうですが
早期利下げにはならないため、どこまで株式が反応できるかは未知数です
株式からは一旦退避しつつ相場を見守っていきたいです

VTIは-8.18%の雪崩

VTIは-8.18%と総崩れしました

ジャクソンホール前から徐々に下げ始めており
パウエル発言を皮切りに上げなしの総下げです
これで8月上旬の上げを全て帳消しにしました

実はジャクソンホール前に、早期利下げを含んだ記事は出ており
ここから下げは始まっていたわけですね

気づいてたはずなのに見えなかったふりをしたのは
上昇相場特有の浮かれがあったのかもしれません。大きく反省です

現在は最高値から-18%まで下がりました
今後どこまで下がるかを考えないといけません

下値の抵抗線は$183ですね
ここを突破するとちょっとテクニカル的には底なしになります

来週からはさらに嫌な週になるので
ちょっと今お金を突っ込む気にはなれないですね

VOOは-8.07%

こちらはS&P500です。いつもVTIと同じ動きです
VTIの構成の大半がVOOなので数字としてはほぼVTIと同じです

今回はVTIよりかは下がり幅が小さい状態になりました
誤差みたいなものかもしれませんがね

こちらも最高値から-17%まで戻ってきました
下値の更新には用心していく必要があります
とりあえずは$377が下値のチェックポイントですね

QQQは-9.93%で大きく下げ

QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はこちらを参考に、Apple,Microsoft, Amazon, Tesla,,Meta, Google, NVIDIA... で40%くらいです
ただ最近はAAPLとMSFTで25%くらいですね
GAFAMでバランス良かった時代と比べて大分偏ってきました。

一方Zoom, U, CrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません
最近だとペプシコも上位銘柄として存在感を出してきました
(といっても割合は2%ですが)

上がる時はVTIなどと比べて極端に上がることで知られています
同様に下がる時は大きく下がっちゃいます。今回はそちらの例です

全体で見ても-25%ということで結構ひどい状態になっています
まだまだ下がる余地はありそうですが、下値のターゲットは$271が第一です
ここを切ったら大逃げの覚悟が必要です

最高値からは-25%まで落ちてきました
この後-30,-40とズルズルいくのか大きな注目です

ARKKは-17.46%の大暴落

ARKKは破壊的技術、すなわちイノベーティブなテック企業に投資するETFです

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
ZM TSLA ROKU SQ COIN EXAS TDOC TWLO U などなどです

ファンドオーナーであるキャシーウッドは5月が底だったと明言していましたが
今回のことを受けて、それは見込みちがいだったことを知らされます

最高値から見ると-73%ですね
流石にまだ持っている人はいないと思いますが
高金利がキープされる環境でハイパーグロース銘柄は持ってられないですね

次に買えるタイミングは利下げの目処がついた時になりそうです
一部のFRBメンバは2023年のうちに利下げしないと発言していますので
早くて2024年とかになりますかね

HDVは傷が浅く-4.33%

HDVは傷が浅かったです
ディフェンシブ銘柄多めなので下降も上昇もゆるいですね

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, JNJ, VZ, ABBV, CVX, PM, MRK, KO
などなどです。これで40%くらいです 
今回はXOMなどがプラス推移だったのでそれにも助けられています

長期で見ると最高値から-7.97%ですね
他のETFと比べて極めて健全な動きをしているように思えます
ただ、今の下落のスピードは要チェックです
今後も大きく落ちていく可能性は十分にあります

SPYDは-7.28%で少しだけ耐える

SPYDは大きく下落しましたが、米国平均よりかは耐えています

SPYDはS&P500のうちの高配当銘柄を上から100個並べたETFです
最近の銘柄はBKR, CVX, NEMなどですね。それより下はあまり有名ではない銘柄です

HDVより大きな下落になった原因としましては
小型銘柄が多くディフェンシブな側面があまりないから、ですね

最高値からは-11.5%ですか
昨年とかは$35を切ったら買いたいといった状態だったので
それに比べるとまだ高いですね

$40以下になったらまた買いを検討したいです

IWMは-8.7%で米国株平均より売られる

IWMはラッセル2000に連動する銘柄です。要するに無名小型株の詰め合わせです
下落すると炭鉱のカナリアとして悲観相場が来るのではと言われています

小型株なので上がる時はガンガン上がりますが
下がる時もガンガン下がります。大きく持つのは避けたい銘柄ですね
また赤字企業もそれなりにあるので、利上げには弱いETFです

今回は利下げの見込みがなくなったことから米国平均以上に下落しました

こちらも最高値からは-24%です
小型株が売られていくことは、景気悪化を織り込んでいくことになります
今後不景気が近づいていると思って良いでしょう

米国債の上昇・ガソリンの下落

米国債10年利回りはぐいっと上昇しました
債権の価格が下落していってます。不景気の可能性が高くなっていますね

ドル円はここ20年くらいの最大である139円台をつけています
米国での金利高止まりが明確になったため
米国と日本での金利格差が大きくなっている状態です

今後不景気になったら多少米国ドルは下がると思います
が、長期的にみたら円安の傾向は続きそうです

ビットコインも大きく下落しています
ARKKよりかは傷が浅い状態ですね

$18,000くらいになったら将来の金融緩和を考えて買えるかなと考えています
今はじっと様子見です

そのほか、ウォッチ銘柄ですがXOMは以下です
この環境下で数少ない好成績を残しているセクターですね

肥料の一角であるNutrien ($NTR)も同様に下がり切ってはいません

ただここ数日だと両者値を下げているので深追いは禁物です

不景気でも相対的に頑張る銘柄は全体に比べて下げが小さい結果になりました
例えばコカコーラ($KO)は以下のように-5%

Johnson & Johnson (JNJ)も-3%です

これだけ下げた後ですが、
さらに状況が変わるとしたらLabor Dayより後でしょう
この日の後から新学期となるため、相場が動くことが大きいです
今年は9/5がその日で相場はお休み、動くとしたら6日からです

去年一昨年はレイバーデイ以降は大きな売りが連発されて
全体的に悪い月になったことが記憶に新しいです
去年は-3.3%

一昨年は-6%ですね。結構売られています

2008年のリーマンショックも1〜8月までじわじわ下げ
9月のLabor Day後に一気に死に体になったと言われています
9/26から3/6までで-43%ですね

これを見込みながらどう動くか決めたいです
最初の週を乗り切れば次の週はCPI発表です
ポジティブサプライズにより0.5%利上げが見込まれるかもしれません

実際八月のガソリン価格は7月に比べて明らかに低かったため
CPI発表後に一回買いが入ることが予測されます

ただ先述の通り早い段階での利下げはなくなったので
どこまでそれが上げ材料になるかは未知数です
また10月に入ると中間選挙のドタバタでまた株式市場が荒れそうです


ちょっと入るタイミングを逸しそうですが
VIXなど見つつ高配当銘柄は徐々に買い増していこうかなと考えています

数年後はしっかり利益が出ていると良いですね

-ARKK, HDV, IWM, QQQ, SPYD, VOO, VTI, 保有銘柄定点観測, 資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.