緊急ニュースが入ってきました
日銀がYCC(イールドカーブ・コントロール)を0.25%から0.5%に変更するとのことです
これは実質的には利上げと同じ意味でして
日本の中央金利が0.25%から0.5%に変更されたと解釈して問題なしです
一方の米国は4%程度ですね
丁度この日の前日にNickが意味深なツイートをしていたので
おそらく日本と米国で何かしら話があったのだと推測します
(米国の許可が降りたんですかね)
しかし日銀からはあまりそのようなガイダンスがなく
松野官房長官もYCCの変更は否定していたため
実質利上げはないと市場参加者は感じていたと思います
が、12/20の12時に日銀の発表により急転換となりました
コレにより円高が進み
日経平均は沈没しました
ドルと円の金利格差が縮小されたことによる円高ですね
また、利上げするわけがないと言われていた日本が利上げに踏み込んだということで
聖域の一つが崩れたような自体になり市場参加者が慌てふためいていると思います
一回も利上げしたことない国が一度利上げするのと
利上げを経験した国が更に利上げするのは、全くハードルが違いますからね
2022年に経験した円安も一服になると思います
日経平均は、言わずもがなですね
中央金利が上がることで企業は資金調達をしにくくなるので
企業業績は難しくなることが予測された株安です
問題としては、日銀がサプライズ的な行動を起こしたことで
このシナリオの織り込みが全く足りなかったことでしょうね
為替介入のときもそうですが
もう少し市場と対話してくれないものか、と思ったりもします
さて、これの余波は世界にも届き
ダウ先物も落ち込んで
インドやオーストラリア等も下がり続けています
こうした環境下で米国株に投資すべきかどうか、が一つの議題です
もし円で生活する必要がある人ならば、
個人的にはドルで米国の指数は買うべきでないと思います
円で何も投資せず対比しておく
(あるいは円を多めに持っておく)ことを基本としながら
投資がしたいなら為替ヘッジありのSP500が良いかなと思います
もし少し余裕があるならドル安へのヘッジとして
新興国やフロンティアのようなところが武器になるかもしれません
ETFでいうとVWOとかでしょうか
ただVWOは中国の影響を大きく受けます
ゼロコロナ政策の反動+景気見通し危うい中国に関して
医療インフラが貧弱なため、人々がお金をどれだけ使って景気良くできるかは疑問です
その中で最近の流行りはFMですね
ただ、こちらもロデオみたいなものでして
大きく突っ込みすぎるのは極めて危険だと思います
いずれにせよ、まだドル円は-10%,-20%の余地が大きくある状態です
一方で米国株で+10%,+20%を目指すのは厳しいと考えます
この時にドル資産を大きく持つのは日本で生活する人にとっては危険なため
円資産の割合も意識して今後数ヶ月生きていくべきだと思います