テスラの株価の上昇が止まりませんね
先週に決算を発表していたのですが
そこからあれよあれよと株価があがり
一週間でプラス20%です
米国株では、小型株が+-20%動くことはしょっちゅうあるのですが
大型株でこれだけ大きい動きをするのは珍しいですね
この上昇と、Facebookの陰り・決算ミスによって時価総額は逆転しています
後藤さんのTweetがわかりやすいので拝借しました
隠れてMicrosoftが一位になっているのもありますが
GAFAは過去のものとなりつつあるかもしれません
株価の動きを眺める
1年で改めてみますと株価は以下です
最高値更新中なのでどこまで飛ぶか、というところですね
今年入ってからの動きを見ますと
1月、米国で民主党が上院も押さえてトリプルブルー、すなわち
大統領・上院・下院全て民主党の支配下になりました
これにより脱炭素の動きが進むと思われ株価が上昇しました
その後、2月から3月まで株価の下落が開始します
デルタ株の蔓延と長期金利の上昇によりグロース株が叩き売られた時代ですね
4月まで株価は再び上がりますが、5月から一転し5/18に底をつけます
この時、1月の最高値から-38%といった数字でした
そこから徐々に毎月+10%弱の上昇を繰り返していき
前回の決算で一気に跳ねた状態です
この決算は割とウルトラCだった理解でして
サプライチェーンの乱れが懸念されていたり
ベルリン・テキサス工場立ち上げが見えなかったり
利益率はどうせ低いだろう
という悪予想必死をひっくり返した結果です
現在の高値から前回の高値までは同じく-36%程度です
次弱気相場がくるならここがサポートラインになりますね
最近の動きを細かくみてみましょう
最初の株価上昇は10/23でした
この時、上図からわかるように$911から $950くらいまで値段の空白地帯があります
この部分は窓と呼ばれており今後株価が下がることがあったら
空白地帯を回収しに戻ることが言われています
これを窓埋め、と呼びます
今回ここからかなり先まで株価が上がったため
当分窓埋めは起こらないかもしれませんが、
この$930地帯は一つ注目しておいていいかもしれません
もう一つの小さな窓は$1110あたりですね
この窓埋めは発生する可能性も高いので気にしておく必要がありそうです
理由を考える
買える理由
-好環境による下支え
主にこの記事で書いたのですが、好決算と好環境によるした支えがしっかりしている企業であり
ここ数年も+50%の成長が見込めていることから十分に期待ができる企業だと思っています
少し株価が落ちることはあっても、この調子の決算出していけるならば
当面は安泰ではないのかと考えることができます
今はこの見方が強いのですかね
買えない理由
-流石に株価が短期間で上がりすぎ
現在買いが買いを呼ぶ事態となり株価はどんどん上昇していますが
必ずどこかで利益確定の大きな売りが発生します
そしてそれは高値掴みした人間の狼狽売りを呼ぶことになるでしょう
1週間で20%ほど上がった後、その水準で止まることはなく
クールダウンが起こることが想像できます
なので一時的に少し下がる可能性は十分にあり
いまここで慌てて買う必要もない
といった意見も当然あります
株価が一時的に下がる時の要因は
機関投資家の利益確定売りであったり
事故やリコールなどの悪ニュースであったり
中国によるボイコットニュースなど
が考えられます
これが今日出るのか、明日出るのか、一ヶ月後に出るのか
あるいは出ないのかはわからないですよね
長期的に見ると好環境が強いため、強気なのは確かなのかと感じています
ポジションに関わらず
一般的にポジションを持っている場合
どんどん上がっていく株価につられてさらに買い増しをするのは
悪手と言われています
落ちるまでドーンと構えていればいいという観点からです
ポジションを持っていない場合
買ってみた方が気がすむなら少しだけポジションを持ってみて
落ちた時に買い増せばいいという考え方もあります
いずれにせよ、重要なことは
株価が落ちている(=市場参加者は売っている)中、震える手で買いを進められるのか
ということですかね
落ちている時はまだまだ落ちるだろうと思ってしまうのが人の心理です
その時に大きく振り込む勇気というのは非常に勇気がいります
長期的には安泰、のシナリオを常に確認しておく必要がありそうです
タイミングを考える
下がったタイミングで買う場合は以下でしょうか
- テスラに関して悪いニュースが出た時
- テーパリングの後
- イーロン・マスクに関してお騒がせニュースが出た時
1は先述した、良いシナリオが崩れている可能性があるため
1が出て大手振って買いに行けるかはしっかりみる必要があります
2,3はテスラに直接関係ない可能性が高いので
買えると考えられます
ただ2の場合マーケット全体に大きな悪影響が迫る事態になることも少なからずありうります
大きく下がった場合は下げ止まりからの上昇転換を確認してから入っても遅くはなさそうです
これは早くて11月4日のマーケットから開始です
長期金利をしっかり見ながら行動することが不可欠ですね