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MAR 資産運用 銘柄分析

[MAR]マリオット 2022年度第2四半期決算良し 旅行は高級路線か

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マリオット・インターナショナル (ティッカーシンボル MAR)が
2022/8/4に2022年度第2四半期を発表していました
前回の決算はこちらです

同社は世界的に有名なホテルブランドを展開していますが
持たざる経営をしており、利益率の高さが魅力的な銘柄です

展開しているホテルブランドは

南部のおもてなし文化をもつ最高級ブランド、リッツカールトン

ビジネスやファミリーなど幅広い対象に使えるシェラトン

独特の豪華さをもつウェスティンを筆頭に

安いホテルブランドも結構経営しており
実は一回は泊まったことがある人も多いチェーン店です

売上高も予想を超える

詳細はこちらから確認できます
自身でOutstanding!と言っているので相当良かった結果だと思います

結果は以下です

2022Q2結果予想評価
EPS$1.80$1.57⭕️
売上高$5.34B$4.96B⭕️

売上高前年同期比: +70%
とても良い数字ですね

レジャー関連での需要は2019年を14%以上超えていると述べていました
リベンジ消費が継続して行われていますね
特に団体での消費が堅調とのことでした

6月の米国のRevPARは2019年のそれとほぼ同じ
6月の新規予約は2019年のそれと比べて+50%
とのことで、非常に強い数字が伝わってきます

前回のカンファレンスではビジネス側の需要は伸びていないということでしたが
今回では、少しずつそちらも回復しているといった発言がありました
相変わらず月〜水曜日の需要がちょっと弱くて
木曜から日曜日までの稼働率が回復しているとのことです
出張と観光の合わせ技を会社がしていくことが多い感じですね

Cross-Border(海外利用)は若干の回復ですがまだ全盛期には遠く
今後の伸びしろとして期待できるということでした
特に中国からの需要増加を今後見込むらしいです

世界の宿泊需要は全く滞る様子は見られないということで
モノから体験へのシフトはなお継続中
入国に関して規制緩和もあり海外旅行も増加中

Marriott Bonvoyのプログラムも良好で言うことなし
特に年末前はRevPARも増加していくと予測しており
まだまだ数字は伸びていく見込みとのことです

カンファレンスでも、この旅行需要に関して
減退のようなものは全く感じれられないとコメントがありました

また配当は前回と同じ30¢と発表ありです

以下はここ数回の数字ですが、よく頑張っているように見えます

気になる点としましては
今後数年で見るとホテルの新規着工がここ数年で止まっており
加速がいつからできるかが長期的な伸びでは重要になってくるということです

今の旅行ブームを一時的なモノとして終わらせないことが重要ですね

RevPARも増加

ホテル業界の決算は以下の数値を見ることが役立ちます
RevPAR(予約可能な客室の平均単価)ですね
平均単価 と客室稼働率をかけることで算出できます

RevPAR $119.37 前年同期比 +71%

地域別ですとRevPARは 前年同期比で
中国で    -45%
アジアで   +156%
中南米で   +7.6%
欧州で    +358%
中東アフリカで +61%
となっています

稼働率を見ても欧州がYoY+38%でして
ここが欧州のRevPARを引っ張っています

中国は相変わらずロックダウンの影響が出ています
こちらも緩和されてきてはいますが、いつひっくり返るかはわからない為
確実な予測は立たずです
予測ができないものは、経営に対してはなかなか難しいですね

ウクライナ戦争の影響は軽微でして
ロシアでも結構ホテルを動かしていたのですが
新規開店や事務所など一部停止などしています。
そこは持たざる経営の強さで、あまり負の影響が出ていません

マリオットボンヴォイに関しましても堅調とのことです
カードが新しくなり、ここからの収入も増えています

昔のSPGアメックスですね。日本に住んでいる人だと改悪で解約した人もいるのではと思います

株価は上昇

株価は上昇しています

株価は7月を底につけて順調に上昇しています
全体的な地合いの良さもあり好成績ですね

9月にもし下げたら、そこで買い集めようかなと考えています
秋からの旅行シーズンも好調である可能性と
9月上旬に下げても9月CPIの数字が悪くないことから株価が上がる可能性があるからです

旅行は高級路線か

今回の面白い情報としてAirbnb($ABNB)は決算ダメでした
$ABNBも同じような旅行銘柄ですが$MARと比べて明暗が別れた状態です
株価をみてみますと、7月からは上昇基調に乗れていますね

ABNBの決算が弱かった理由として考えられることは
旅行に対してお金をきっちりと払う人が増えている、でしょうか

ABNBも様々な部屋が借りられますが格安の部屋が多い状態です
今旅行をしている人たちは格安のものを好む層ではなく
しっかりとしたブランド、価格、体験のものを好む層だと考えられます

ただABNBも利益はしっかり出せている銘柄なので
今後さらに新型コロナウイルス規制緩和がなくなったら
大きく使われる可能性が出てくるのかもしれません

こちらも9月以降に買えるかもしれない銘柄として注目しています

8月もあと一首間と少しですね
現在のガソリン平均価格は$2.9です
この調子ですと8月のガソリン平均価格は7月の平均価格より下回りそうです
それにより、8月のCPIも低く出ることを祈りますが
果たして予想をどれくらい下回ってくれるか=ポジティブサプライズになってくれるかはまだわかりません
9/13まで予断を許さない状況は続く一方
強気に転じられる時も遠くはないと思っています


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