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保有銘柄定点観測 月資産サマリ 資産運用

9月前半のパフォーマンス確認 トレンドの転換

投稿日:2021-09-16
更新日:

投資家にとって因縁のある9月が半分過ぎました
去年は9/25まで大きく下げる相場が続き、嫌な気分が続いたのをよく覚えています
今年もそれが起こるかはわかりませんが、9月は年間で一番相場が荒れやすい月だと言われ続けていますので
慎重な姿勢は継続です
9月は落ちる、と知っているだけでだいぶ心の持ちようも違いますけどね


さて、恒例のパフォーマンス確認をしてみます
8月後半のパフォーマンス確認はこちらです

いつも通り少し市場を観察し戦略を見直してみます


以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます

VTI
VOO
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM

見た感想としては大きなトレンド転換かなと思います
9月に入り下落している銘柄が多いのですが
その中でディフェンシブ銘柄,HDVのようなものは比較的耐えて
QQQのような大型ハイテク銘柄も耐えている印象です

一方でARKKのようなハイパーグロース銘柄が大きくやられています
小型銘柄が特に下げがひどく、炭鉱のカナリアとしてみると
今の状態は歓迎できない状態かなと思います

VTIは9月に入り下落

ずっと安定したパフォーマンスを出してるVTIです
8月後半からの一ヶ月でみると+0.37%でした

今までのイケイケどんどんとは違い、トレンドが変わっていることがわかります

9月だけでみると-1.06%です
去年は月後半にもっと大きく下がった記憶があるため
まだこれで下落が一服したとは思っていません

VOOはVTIにやや劣るが直近は伸びる

こちらはS&P 500です
今年はVTIに比べて伸び悩む傾向がありますね

8月後半からの一ヶ月でみると+0.21%で、VTIを下回る成績でした

注目するところは、9月からのパフォーマンスでしょうか
VTIが-1%を超えたのに対しVOOは-0.88%と耐えています
相場が不安になっている中では大型株が多少人気といった傾向が伺えますね

QQQはVTI, VOOより耐える

8月後半からの一ヶ月でみると+2.46%でした
8月後半の上昇は素晴らしかった一方、9月からのパフォーマンスはVTI VOOに比べてマシと言った状態になっています

QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はGAFAMが4割弱
後はTeslaやNVIDIA, Paypal, Adobeのような大型株が入っています
一方ZoomやCrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません

成績としてはQQQ>VOO>VTI ですね
9月に入り、ハイパーグロースではなくGAFAMのような銘柄に
比較的人気が集まっていることがわかります

ARKKは9月で大幅下落

ARKKは今をときめく新しい技術・あるいは新興企業に投資するETFです
最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
TSLA TDOC ROKU COIN U ZM SHOP SQ
などなどです

非常に面白い結果ですが、9月だけで-4.77%です
9月に入り、いかにハイパーグロース銘柄が最初に売り飛ばされたかがよくわかるかなと思います
小型銘柄が売り飛ばされるのはいつだって最初ですね

HDVは下落

HDVは8月後半から下落していました
それを引きずり、一ヶ月で-1.44%です

9月の下げだけで見ますと-0.29%です
他のどのETFよりも下がっていないことがわかります

HDVは大型オールド銘柄で構成されています

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, JNJ, VZ, CVX, PG
などなどです。これで30%くらいですね

セクターとしては
エネルギー
ヘルスケア
生活必需品です
いわゆるディフェンシブ銘柄、不況で輝く銘柄です

つまり、相場は不景気を先取りしたような動きになっていることがわかります

SPYDは$40のせめぎ合いが続く

無名の高配当詰め合わせのSPYDです
小型銘柄が多いため、不景気になると株価が落ちやすい銘柄でもあります

9月でみると-0.57%でした
ARKKよりはるかに持ち堪えていますね
最近SPYDが話題に上がらないため、のろりくらりと株価が動いているような気がします

IWMは9月で大きく下落



IWMはラッセル2000に連動するETFです
ラッセル2000は米国市場の時価総額約10%,
時価総額の上位1000~3000位が集まっているものです

要するに小型銘柄詰め合わせですね


9月以降ARKKに次ぐ下落を見せました
炭鉱のカナリアとしてみても、あまり今喜んで相場に入りたくない状態であることがよくわかるかなと思います

トレンドの転換と来週のFOMCと

米国債10年利回りは引き続きレンジ相場が続いています

最近の景気状態があまり良くなく
株価の上昇とのチグハグな関係となっています

今後テーパリングが始まると利率が上がる可能性がありますね

ドル円は108を試す展開になってきています


直近の雇用統計の数字があまり良くなく
インフレは一過性で終わる、といったFRBの見立ての通りとなっていそうです
それに伴い米国経済もまた弱くなりそうなことを織り込みドルが弱くなってきています


ビットコインはドルが弱くなったことに対して上昇しています
ドルとビットコインがシーソーのような関係になっているなら嬉しいですね
(現実はそうもいかないのですが)

一方イーサリアムは強く伸びていますね。直近の強さはこちらに軍配があがります
イーサリアムのハッシュレートが史上最大になったとニュースも出ていました
中国の規制による最悪は脱したという感じかなと思います


米国の新型コロナ感染のデルタ株はあまり話題になりません
感染者数は高い水準で頭打ちしています

死亡者が増加傾向です。嫌な感じですね

米国はコロナ対策にあまり述べていないので
ここのあたりを一過性と捉えてそうですが、それでもこの感染者の数は心配になります
パウエル議長もデルタ株蔓延は一時的なものだと言っていましたが
これからも経済封鎖をせずにのりきりそうです


さて、予定としましては来週の9/21,22にFOMCです
おそらくテーパリングの予定が発表されるとの見立てです

それに応じて株価は下がったりするかもしれません


また増税案が下院を通過しているとのニュースも出ています
これが通るとキャピタルゲインに対する税率が上がり
株価も一時的に下がることが予想されます


株式投資のタイミングとしては
まず、このFOMCの結果を見届けてから
そしてニュースを確認してから、考えていきたいと思います


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