Levi Strauss, リーヴァイ・ストラウス(ティッカーシンボル $LEVI )が
2021年10月6日に第3四半期決算を発表していました
同社は上記のブランドマークで知られている、ジーンズメーカーの老舗です
長く一族経営をしてきた会社でもあり
現在も創業者の子孫が発行株式の75%ほどを持っているとの噂です
他の会社とは違い、ちょっとクセのある会社なので
株価の動きも少し特殊です
決算内容は全て良し
結果はこちらからも確認できます
2021Q3 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | 48¢ | 37¢ | ⭕️ |
売上高 | $1.5B | $1.48B | ⭕️ |
売上高前年同期比+40.9%
前年同期比は、経済が止まっていた去年との比較なので大幅上昇となっています
コロナ前の2019年と比べても +3%なので、コロナ前の水準を超えています
引き続き通販・デジタル関連が好調の模様ですね
前年同期比で+10%でして、 2019年に対して +76%です
全体の売り上げの2割がデジタル関連での売り上げでした
なお新型コロナウイルスデルタ株によるロックダウンの影響で
特にアジア地域での店舗閉鎖があり
全体で10%ほどのお店が閉まっていたとのことでした
現在ではそれが4%ほどにまで回復してきています
地域で見ますと
アメリカが +52%
ヨーロッパが +27%
アジアが +34%
の増加でした。やはりジーンズはアメリカですね
気になるサプライチェーンの乱れですが、これに対し機敏に対応とのことで
未来も明るいと述べていました
自社株買いも行うとのことです
株主還元の姿勢はよいことですね
一方で通年ガイダンスはダメでした
EPS: $6.2 VS予想 $6.24 ❌
株価は上昇中
株価はこれを受けてアフターで上昇中です
プレマーケットでもプラスを維持しているので、これが本日どう転ぶかは注目です
$LEVIは一ヶ月で-9%近くと苦しんでいます
理由は言わずもなが、サプライチェーン問題やインフレ懸念なのですが
この決算からすると、もしかしたら売られすぎなのかもしれません
インフレとサプライチェーンと債権問題と
米国では相変わらず問題が山積みです
連邦債務上限の問題ですが、共和党側から2ヶ月だけ債務上限撤廃の提示がありました
問題の先送りですが、少し嬉しいニュースですね
サプライチェーン、インフレ懸念は
今日明日で解決できる問題ではないので引き続きチェックです
また、雇用統計の発表も今週金曜ですね
ADR雇用統計の結果も良かったため
次の金曜日の雇用統計の数字も良かった場合
いよいよ11月からテーパリング、でしょうか
その場合金曜日の雇用統計発表の数字で株価は下がるかもしれませんね
少しずつ楽観論が出てきていますが
気を引き締めながら引き続き相場に臨みたいですね