The Cheesecake Factory が7/27に2021年度第2四半期決算を発表していました
ティッカーシンボルは$CAKEです
一般消費財セクターに位置する企業でして
米国で大規模なレストランのチェーン展開をしています
日本にも同じような前のレストランがあったようですが、それとは関係ないようです
チーズケーキと名がついていますが
デザートだけでなくステーキやハンバーガー、サラダなど
一般的なファミレスの感じです
米国のデニーズのようなイメージでしょうか
(米国のデニーズも日本でのイメージより
ちょっとしっかりした感じのレストランですよね)
数字は良かった
予測を上回る結果となりました
同社のプレゼンはこちらから
2021Q2 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | 80¢ | 72¢ | ⭕️ |
売上高 | $769M | $743M | ⭕️ |
売上高前年同期比: +160%
素晴らしい数字だと思います
既存店売上高:+150%
ほぼ全ての店舗が入店制限なしで営業できており
完全復活といった感じかなと思います
2021年は2019と比べても数字が良いことをアピールしていますが
ちょっと資料が分かりにくいのですよね
完全営業にプラスして新しい店も開店しています
春が来た感を思わせてくれます
株価は下落
7/27に決算を発表し、そこから5%程度下がり
8月にかけて下落を続けました
最近9月終わりは一時的に上昇しましたが
それは一部のアナリストによる位置付けが買いになったからですね
決算後の反応としては下落だったため
少し物足りない感じが出ていたのかなと推測します
株価の支持線は$44くらいですね
これより下がってしまうと危険信号です
経済再開を考えるなら他の銘柄か
$CAKEは今から入ってもあまり旨みがないのではないかと感じています
すでに経済再開による復活はやり切ってしまったため
今後大きく成長することは難しいと考えられるからですね
レストラン銘柄は
急にお客さんが2倍に増え売上も2倍!となりにくい銘柄です
お客さんを捌くためには人件費や設備への投資が必要なので
今流行のSaaS銘柄と比べて、ここのあたりの売上の伸び方が難しく
オールド銘柄と言われる所以です
もし新型コロナからの回復を睨んだ銘柄を探すならば
$CCLのようなクルーズ銘柄や$DALのような航空系
$MARや$Hのような出張で使うホテルのような
いわゆる経済再開の最後のピースを狙って行った方が良いかなと思います
海外旅行の規制緩和・海外出張やビジネスの増加がまだ現状では十分ではないため
上記の銘柄は十分に延びる余地がまだあると考えられます
新型コロナウイルスのデルタ株蔓延は少し落ち着いてきてそうです
ウイルスとの戦いは一回外に置きながら
他の経済問題に対して戦っていくのが今の米国のフェーズでしょうか
今後も規制緩和が続いていくと考えますと
上記で挙げたような銘柄に物色が向くことも考えられます
なお現在は中国恒大集団のデフォルト疑惑や
米国債のデフォルト疑惑
中国による仮想通貨規制
9月の地合いの悪さ
などなどあり、簡単に入れる状態ではありません
しばらくは何もせずやり過ごそうかなと考えています