本ブログでは商品・サービスのリンク先に一部プロモーションを含みます。ご了承ください。

ASTR BKSY RKLB SPIR 資産運用 銘柄分析

[ASTR] アストラの合併後の株価上昇から他宇宙SPACの希望を考える

投稿日:2021-07-04
更新日:

*この記事は少し古い記事です
Astraの最新の展望はこちらも参考にしてください
RocketLabについて上場後の結果はこちらです

Astraの合併(DeSPAC)が7/1に行われました


こちらの記事にも記載している通り、本銘柄の合併後の値動きはかなり注視しています

初日の株価の値動きは以下でした

合併直後1時間くらいは売り優勢でしたが
そこから一転して買いが入り
特に機関が購入したような出来高を持ち急上昇
その後は利確売りなどで徐々に下がるといった展開です
この日は終わってみれば+3%だったのですが、一時期$15までつけたため
+20%に迫る勢いだったことがわかります


金曜日にはさらに値段が上がり以下のような株価をつけています
こちらも、どこか機関が買ったような出来高を伴っていますね

機関が買うと言うことは株価の安定性が増すため
このようなSPAC銘柄にとってはプラスのことかなと考えられます

他の宇宙SPAC銘柄にも希望が差す

本記事の主題は、このような宇宙銘柄に関してSPAC合併直後に
株価が一度大きく上がるチャンスがあるのではないか、といったものです


宇宙SPAC銘柄を考えてみますと
2021年は9月にかけて多くのDE-SPAC(合併)が多く計画されています

以下に合併日(ティッカー変更日)の予定をまとめてみました

8/16 Spire ($NSH->$SPIR)

8/23 Rocket Lab ($VACQ -> $RKLB)

9/2 Redwire ($GNPK -> ???)

9/9 Black Sky ($SFTW -> $BKSY)


例えばSpireは8/16にティッカーが変更されるので
変更後に大きく下がった後株価が一気に上がる可能性があるということですね


7/4現在全部価格が$10近いのですが、このAstraの株価の上がり具合を考えると
他の宇宙SPACも同様にDeSPAC後に株価が上がるのでは、といった推測を立てることは難しくありません

その為、もし資金に余裕があるのならば
$10近い今これらの銘柄を購入しておき
合併してティッカーシンボルが変わった後、$12や$15になった時に売り払えば短期的な利益が出せる可能性が見込めると考えられます



勿論そうならない理由も考えられるので反論もしっかり押さえておきましょう

Astraは宣伝上手


例えば今回のAstrはメディア戦略がしっかりしている為
そこそこ知名度があった印象があります
7/1合併と言うのもだいぶ早くからアナウンスを出しており
宇宙銘柄初のNASDAQ上場!と言いふらしてきた為
かなり注目されていました

IR情報についても早くからHPで場所をつくり
逐一株主に報告をしてきた印象をもちます
(この点は今後の決算報告などでも良い方に転がると嬉しいです)


その為、注目度の高さで購入された点も否めなく
他の銘柄で同じような戦略がまかり通らないのでは、といった点が1点

Astraの企業価値は比較的高め

Astraの企業価値は約21億ドルと噂されてきました
一方で他のSPAC企業の価値は、ロケットラボを除きそこまで高くないのがほとんどです

RocketLabは約41億ドルです
 実績がある企業なのでかなり期待できることがわかります
 打ち上げ会社としてはAstraの遥か先を進んでいると思います 

BlackSkyは約15億ドル
Spireは約16億ドル
Redwireは約6億ドル

といった感じです
なのでこの中から一つだけ購入するなら$VACQ(ロケットラボ)一択ですね

実際ここ数日でも株価が上がっているのはRocketLab, BlackSkyの2つであり
これら2種の注目度はSpire, Redwireに比べて高いかなと感じます


Astraと比べるとRocketLab以外は企業価値が低い為
合併後も株価が上がりきらない可能性があるのではといった点が1点

Astraは経営者の考えがわかる

Astraはメディアの使い方が上手い話をしましたが
さらにそれを利用しているCEO Chris Kempが、考えを上手に提示しています

彼は元NASAのIT責任者といった肩書十分のエリートですが
Astraの事業について

技術自体は新しくない
発想もFordと同じ、古い発想
3Dプリンタは話題にはなるが実際の生産に適さない
退屈な事業かもしれないが、非常に重要なことをやる

と、素人の私でも納得できる戦略を話していることがよくわかります

なので市場には好感されやすかったのではないのかいった点が1点

全体的に見ますとAstraは株価が上がりやすい要因が多かった印象ですね

高値では掴まず下値で待ち構える

De-SPAC後の値上がりを考慮して1銘柄だけ買うとするならば
$VACQ、ロケットラボなのかなと考えられます

同社についてはこちらの記事で詳しく買いていますが
RocketLabはSpaceXの次に実績が十分で
将来火星旅行なども計画しています
夢と実績の二刀流の企業ですね
どちらかというとAstraは夢しかない企業です


一方でロケットラボ現在の株価$11.39はやや高い印象を受けます
今後8月9月の厳しい相場でこの株価が下がっていくことも十分に考えられます

その為、高値で飛びつかずに
とにかく下値下値でじっくりと待ち構えようかなと思います


8月終わり、ないしは9月はグロース中心に株価が大きく下がることが知られています
去年も大きく株価が下がり地獄絵図のようになっていました
その時にSPAC銘柄も一緒に$10近くまで下がることは十分に考えれらます



このAstraの値動きやRocketLabの値動きをみて
得する機会を失う!と焦る気持ちは十分にわかりますが
そう言う時に慌てて買いポジションを建てるとひどい目に遭います
間違いありません

SPAC銘柄はただでさえ売り浴びせを受けやすく
宇宙銘柄なら尚更そうです
つまり、株価が短期間が大きく下がるリスクが高い銘柄です


なので、ここはじっと待ち構えて低めを狙っていくのが良いかと思います
そしてティッカーシンボルが変更されたら速やかに売り払う、といった感じかと





7月にジェフベゾスが宇宙旅行にいくこともあり
宇宙銘柄は良くも悪くもニュースが多そうですね


当然ある企業にとって悪いニュースも出てくるはずなので
下値で手に入れられる可能性はそこそこ高いと感じています
大きな戦略はブレずに、気持ちだけ先走ることはせず
損するのだけはやめて淡々とやっていくのが良いと思います


なお、8/16現在 $ASTR, $SFTW, $NSH, $VACQはSBI証券で購入可能です。




-ASTR, BKSY, RKLB, SPIR, 資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.