ゴールドマン・サックスが2021年度第4四半期結果を発表していました
同社は金融セクターの雄として知られています
特に株式投資にかけるエネルギーは割と強い企業ですが
他にも債権、不動産、保険など割と手堅く行っています
M&Aのアドバイスのような業務も手がけています。ここのあたりは外資コンサルト似た感じですね
日本だと高給激務のイメージが強いですが
それは株式投資部門によるものですかね
結果はダメ
結果はこちらからも確認できます
2021Q4 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | $10.81 | $11.76 | ❌ |
売上高 | $12.64B | $12.08B | ⭕️ |
売上高前年同期比: +8%
売上高は過去で累を見ない数字を叩き出しました
利益を考えますとトレーディング部門の減収が目立ったのと
営業費用は前年同期比23%増となっています
これは$JPM(JPモルガン)や$C(Citi Bank)と同じですね
ちなみに通年での売上比率は以下です
割とバランスの良い形をしていますね
カンファレンスコールでは
$JPM, $Cと同様に、今年の市場予想の引き下げに関する話もありました
株式取引ブームが過ぎつつある(=儲からなくなってきている) といったことです
今回の利益減少は人件費が影響しており
賃金インフレが発生しているような気がします
株価は下落
株価はこれを受けて大きく下落しました
他の金融セクターも同様に下がりました
前に決算していた$JPMもさらに下がって二段階下落のようなことになっています
また金利が暴れ出す
米国の10年国債金利がまた上昇しています
どうも、利上げの割合を0.25%から0.5%まで大きくする話題が出回っていることが原因の一つのように見えます
現在インフレ率は7%程度なので
実際年4回0.25%ずつ利上げしても理論上インフレを1%しか抑えられない計算になります
なのでこのような案が出るのも仕方なしかもしれません
金利はコロナ前の水準まで戻ってきました
ナスダックは75日移動平均線ははるかに下に割り込み
6ヶ月のサポートライン(=14400)と勝負する状態になってきています
ここを下に突き抜けてしまうとより一層辛い状態が続く可能性があります
もう息をしているのは石油関係の銘柄だけですね
XOMは一ヶ月で+20%以上上がっています
米国では寒い日々が続いているとのことで
そこに対するエネルギー需要もありそうです
後はウクライナ情勢の緊迫によるものもあるかなと
XOMなんて終わった銘柄だと言われてましたし
私もそう言った見方をしていますが
このようなオールド銘柄は一瞬の時期では大きく輝くことを再度理解しました
ちなみに1/20木曜日引けには$NFLX(ネットフリックス)の決算があります
サブスク巣篭もり銘柄決算の一角なので要注目かなと
なお最近$NFLXは最近の決算をずっと失敗しています
今回もガイダンスを下げた上での決算発表ですが
ここでも失敗すると相場は総悲観に突入してしまう可能性があります
チャートとしてはオミクロン株騒動で急上昇しそこから-26%ですね
入りづらい形をしています
ハイパーグロースはダメ
金融もダメ、サブスクもダメ
残ったのは石油だけ(それも季節性が大きいためいつ死ぬかわからない)
となってしまうのが目に見えてきました
引き続きポジション調整しつつ、状況を理解していく必要がありそうです