資産運用

原油・ガス価格上昇の背景はどこにあるのか 新興国は儲かるのか

投稿日:2021-10-12
更新日:

原油高が続いていますね

ガソリンが高い、とあちらこちらで日本でも聞くようになりました

1年半前は原油先物価格がマイナスにまでなったのが遠い昔のように感じます


WTI Crude Oilは一年間で以下のチャートとなっています

一年で2倍以上ですね。これが株だったら買いたいのですが

8月に一度ふらついたのは、新型コロナウイルスデルタ株の蔓延が懸念されたからです
現在は最高値更新中です

資源・コモディティブームは
通常はドル安を背景とします

すなわち、ドルの価値がなくなるため
人は価値あるものを保有しようとする、と言った具合です


この場合新興国の通貨、例えば南アランドやインドルピーは上昇する傾向にありました
そうなるとコモディティー輸入側としては輸入価格が下がるため
大きく見るとバランスが取れることになります


しかし、今回はドル安にもなっておらず
新興国の通貨も上昇していない状態です。おかしいですね


この原因は、例えば需給のバランス悪化や
各国の金融緩和によるインフレにあたりそうです

需給のバランス悪化

OPECやロシアのような石油輸出国が減産を繰り返したのが去年です

これはコロナウイルスにより、原油への需要がなくなったため
供給も絞ったという背景があります

しかしワクチンの恩恵などもあって
世界の経済活動が再開しつつあり

しかも景気刺激策として多くの国がインフラ投資を加速させました
中国や米国がそれです

これにより、需要が大きく戻ってきた
あるいはリベンジ消費により一時的に大きな戻りが発生している

というような状態になりつつあります

そうなるとまた供給を増やすべき、、というのが筋なのですが

原油施設の減産・生産というのは蛇口を絞るようにはできません
特にロシアなどではその質から
常に液体を流していないとパイプラインが詰まってしまう
というような問題もあるのです


また、別に供給を増やさずとも
需給の問題から原油の価格は上がっていきます

そうなるとわざわざ労力を投じて減産したのに
またすぐ増産しろ、とかわがままだ、のような態度をOPECはとります

今のままで中東はウハウハに儲かっているので
わざわざ供給を増やそうとはしていない、
これがポイントの1です

インフレの悪化

各国の金融緩和姿勢もありますが、特に米国ですね
雇用を守ろうとするばかりインフレ率2%の超過を容認し続けてきていますが
ここ数ヶ月、どうもインフレは一時的ではなさそうだという見方が強いです
要するに、政府中央が物価上昇を容認しているので
コモディティ価格は上昇していきます
投資の対象にもなり、価格が上がるとまた注目を浴びて価格が上がる、、
といった事態になっています

さらに厄介なことに多くの国が給付金などをばらまいていますが
そのお金がダボついているわけですね
政府が価格上昇を推し進めているならば、当然お金を持っていても仕方ないので
物に変えようとしていきます。そうしてコモディティの物価が上昇していくわけです

去年や今年前半はそのお金が株式市場に逃げていましたが
今ではそれが原油などの物に逃げているということですね

このトレンドが続く限り、株式にとってはマイナスで
原油などの価格が上がり続けると考えられます

今後はどうか

なお、液化天然ガスの主要産油国の一つであるカタールはこのような声明を出していました

液化天然ガス(LNG)はカーボンニュートラルであることから
今人気が非常にありますが
その一大供給元であるカタールが苦しんでいるという記事ですね

カタールという国はかなりしたたかな国でして
(中東全てがそうですが)
このように言いながらまだ価格を釣り上げていきそうです

液化天然ガスと原油の価格はかなり密接に関係していますので
大きく見ると原油もガスの値段もしばらくまだ収まる様子はなさそうです

そして、それはロシアや中東のような一部の産油国が大きく儲かる事態につながっていくのは間違い無いでしょう

工場となるような新興国、例えば中国やインドなんかは苦しい時代が続きそうです


資源ブームとなると、BRICSのような国への投資が良いと言われますが
各国がどのような産業を持っているかは全く違うので注意しましょう

この場合儲かるのはロシアでしょうか


ETFでみますと例えばIEOとか面白いと思います



SBI証券とかで買えるのはGUSHとかありますが
こちらは2倍ブルのため値動きが激しいです
もし価格が落ちる様子が見られたら
瞬時に撤退するのが良いと思われます

こちらは半年で+74%ですね
ただ、値下がりの幅もあまりにも大きいので
極々少量で試すのがおすすめです


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