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ここ数年で上場した宇宙銘柄の全滅をどのように捉えるか

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本記事はこの記事の延長となります。
2022年1月現在宇宙銘柄は全滅のボロボロになっています


2021年にはIPOブームと重なり多くの宇宙銘柄が上場しました

Astra Space
RocketLab
BlackSky
Spire Global
Redwire

などなどです

現在それらの株価は全滅なのですが
今後の展望と動き方について考えてみました

結論としては今から買うべき理由は一つもなく
とにかく数ヶ月様子を見ても全く問題ない
といった感じですかね

IPOブームとSPACについて少々


、、、一般的に政策金利が低い時や
国債買い入れなどの金融緩和が行われている時には
IPOが起こりやすいと言われています

政策金利が低いときは市中のお金の貸し付けの金利が低いため
金融緩和が起こると市場にお金がなだれ込んでくるため
カネ余りの状態になるため
ベンチャー企業、グロース企業は資金調達(=株式上場)をしやすいのですよね

直近だとコロナショック後の2020/3/15の緊急FOMCからの緊急利下げ
歴史のターニングポイントです
1%の大幅利下げをおこない、直近の経済史に残るだろう大きなバブルを発生させました

2022年1月の今はそのバブルの弾けと後処理への不安が高まっているときと考えられます


さて、IPOの話に戻します
2021年は特にIPOの手段の中でも
SPAC(Special Purpose Acquisition Company)が用いられた年でした

SPACはそのまま日本語に訳すと、特別目的買収会社となります
仕組みとしては
1. あらかじめ事業を行わない会社が上場している
(実績ある設立者・企業による上場が大事です
  この上場で株式を発行し投資家からお金を集めるのです)
2. 特定の期間(一般には2年)中に、上場させたいベンチャー企業を買収する
3. 買収されることでその企業が上場といった立ち位置になる
といった感じですね。ちょっとした抜け道上場です

1が意外にポイントなのですが
有力、有名、実績のあるベンチャーファンドとかが買収先を探す!
のようなシナリオが大事です
それにより投資家も、お金を預けてみようといった気持ちになるわけです

事業をおこなっているベンチャー企業が普通に上場するためには
さまざまな監査など書類など数年の期間が必要ですが
この企業が買収してしまえば比較的速やかな上場が可能になる
といったメリットがベンチャー企業側にはあります

投資家としてのメリットは
将来大きく化ける可能性企業を、有名な人が探し出して投資してくれるかもしれない
仮に買収先が見つからなかった場合でも利子つけてお金が返却される
といったことですかね
金融緩和でお金が余っている事態だからできる上場方法ですかね

日本でも解禁が検討されているとか聞きましたが
その結果はどうだったか少しわかりません


デメリットとしては
黒字がない企業はあたりまえ
下手したら売上すらない企業に対しお金を投資することになるので
会社が上手く回らず倒産する可能性もかなり高い
といったことです
そしてこのデメリットは投資家が大きく受けるということを覚えておきましょう

要するにクソ会社の抜け道上場であり、一発当たれば大きいけど死ぬ可能性も大きい
これがSPACです

普通の会社なら普通に上場しますからね
SPACを選ぶのはそれなりの理由がある、キズモノの会社です


話がそれましたが
上場した宇宙銘柄の株価とニュースを見てみましょう

Astra Space

2021年宇宙銘柄SPACの第一弾です
7/1にSPAC上場しました

現在株価は-77%となっています

ニュースとしては去年に打ち上げを始めて成功(1度失敗)
2022年1月にNASAの衛星を打ち上げ予定ですね
今度の打ち上げはフロリダのカナヴェラル岬から行う予定です

同社は年300回の打ち上げを最終的に行う予定なので
さまざまな場所からの打ち上げが可能になることは必須です

今年はとにかくコンスタントに打ち上げ成功を積み上げられるか
が肝になりそうです

積極的にロケット打ち上げが成功できてきたなら
どこかで見直しタイミングが来るかもしれません
しかし利上げ局面では赤字企業は評価されにくいため
(返すべき借金が増えるため企業価値が低下するため)
今年の前半で買いタイミングは来ないかもしれないです

RocketLab USA

こちらも民間のロケット打ち上げ会社です

現在の株価は最高値から-59%です
RKLBはもともとSPAC上場を予定していなかった会社であり実績がしっかりしているため
株価へのダメージは比較的小さかったと考えられます

Electronの24回目の打ち上げを2月に行う予定です
このミッションは後述するBlackSkyの衛星を積んでの打ち上げですね

またSolAeroといった宇宙で太陽光発電を手掛ける会社を吸収合併したりしています
今後もさまざまなサービスを吸収し大きくなっていくと予測されるため
ニュースは追って行きたいですね
打ち上げ企業であると同時に宇宙システム構築企業といった側面も強い会社です
また、決算は一番しっかりしている企業です

こちらも赤字企業ですが、先述の理由から
もしかしたら見直しタイミングは早めに来るかもしれません

同じSPAC上場企業でも、もともと普通上場を企んでいた企業は違う
といった印象を受けます

Spire Global

民間用の衛星データを提供する会社です
日本だと伊藤忠とか三井物産とも手を組んでいます

最近はオースラリア政府の国家情報局をサポートする
DragonflyAerospaceとも協業していることを発表しています

株価は-88%ですね
上場後にインサイダーから大量の売りがあったこともあり
市場から見むきされなくなった銘柄です

前の決算でもプログラム遅延が発表されており
通年ガイダンスが引き下がっていたため特に買う必要なしです

BlackSky Technology

こちらも地球のモニタリング会社ですが
NASA, NGA(アメリカ国家地理空閑情報局),NRO(アメリカ国家偵察局)など
固い所を押さえている印象です

株価は-78%ですね。Spire同様上場廃止が見えそうな勢いです

目標株価は$20と言われているため、どこかで反発するかもしれませんが
決算見てもまだ赤字、2021年度ガイダンスも下方修正とかされていたため
ちょっとリスクが大きすぎるかなと思います

引き続き決算は追いかけておくと良いかと思いますが
買いに入れるタイミングは当分後のように見えます

RedWire

宇宙用の部品提供やそれらに関わるサービスを提供している会社です

もともと宇宙のインフラ企業と言われ注目されてきましたが
決算日で揉めてそのまま決算がどっかいったため(笑)
今ではあまり評判は高くない会社ですかね。株主を蔑ろにする企業はダメです
株価は-58%

早く決算出して、とその一言に尽きます
そうでないなら完全に詐欺なので無視の一択ですね

ドットコムバブルの崩壊から考える

このような、実績もない銘柄が次々と上場していく姿は
2000年くらいのインターネットバブルによく見られたと言われています
その頃は、インターネットと名がつけばとにかくお金を集められるような状況だったと

その後バブルは崩壊し虫の息となったわけですが
原因として知られているのがFRBによる利上げです

、、、そう、まさに今2月に行うか3月に行うかと言われている利上げですね

後の状況は
-9割くらいの企業は潰れ
-1割くらいの企業は生き残った
-生き残った企業のうちの数社が今も輝く

生き残り銘柄としてはAmazon, Google, ebayなどですね

しかし上場していた銘柄と考えると
AmazonもGoogleもそうではないため
ほぼ全滅、がふさわしい内容となっています

例えばIntelは当時上場していた数少ない銘柄ですが
当時の高値を20年かけてもまだ更新できていません

これらのことから、未来のお宝は
まだ上場もしていない企業にあるかもしれない
と考えることもできます

無理に入って死ぬことはないと考えるなら
今は特に何もしないのが正解だと強く感じます

もしどうしても入りたいんら
事態が好転してきた時に真っ先に入るべきはRocketLabでしょう
(もしくは今後上場の可能性があるSpaceXですね)

ただ、利上げ局面で立ち向かうべきはないので
大きな出来高を伴ってトレンド転換が確認できた後に入るべきです
それは今年前半ではもしかしたら来ないかもしれません

頭と尻尾はくれてやれ、といった名言がありますが
まさにその頭はとらずに
確実に取れるとこをとっていくのがサラリーマン投資として大事なのかなと感じています

宇宙銘柄にとってはしばらくきつい時期が続くと思います
Astraとか面白い企業だと思いますけどね、株価と外環境は良くない状況です

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