T 資産運用 銘柄分析

[T]AT&T2021年度第4四半期決算発表 ダメ 減配の詳細発表あり

投稿日:2022-01-31
更新日:

*減配のニュースを追記しました

AT&Tが決算を2021/1/27に発表していました

みんな大好き高配当株です。米国では知らない人はいない老舗通信事業会社です
私も米国いる時はAT&TのプリペイドSIMを使っていました
ちょっと前のアラスカだとAT&TとVerizonの二択しかなくて辛かった記憶がありますね

日本だとNTTのような立ち位置の会社でして
昔はすごい大きな会社だったのですが
だんだん他ハイテク企業の猛追を受け
今では通信事業をひっそりと営んでいるような会社です

目立ちはしないけど、必要な会社、のような立ち位置ですね

同社は現在会社再編を進めており
一時期吸収合併したメディア関係の事業(Warner Brothers)などを別会社として独立(スピンオフ)しようとしています
スピンオフ以外にも売却もありまして
ちょっと前にはMicroSoftにXandrを売却していましたね
これはアドテク・広告のプラットフォームでして2018年にAT&Tが買収していました

Xandrの方は値段はわかっていませんが巨額のお金を叩いて買収した会社を
それより少ない金額で売却するような見通しでして
あまり市場からよくみられていません


Warner Brothersの方ですが、AT&Tからの分離ということで
AT&Tの時価総額は半分くらいになる見通しです
このまま同社の配当基準で考えると
配当も半分くらいになる見通しですね

、、1/31現在配当利回りは8%を超えているため
どう考えても危険水準でして、4%になってもまだ高配当と呼ばれる部類です
半分への減配というのは市場からの反応はあまり良くないかなと

Warner BrothersはAT&Tの中でも大きく成長している事業なので
ここを分離するのも、会社的にも魅力がなくなることになるだろうと思います

ハリー・ポッター
バットマン
マトリックス
など数多くの名作を世に送り出してきた会社です


このスピンオフは2022年途中を計画しているようですが
まだ詳細はあまりわかっていません。ちょっと遅いですかね

(2月追記)
→詳細が発表されました
T: 新会社 = 71: 29の割合で分割となります

配当としては1株当りの配当$2.08から $1.11への変更なので
現状から半分の減配となります
企業の時価総額も半分程度になり株価は$17~18くらいとなり
配当利回りは5~6%くらいとなる見通しですね

決算結果はダメ

詳細はこちらから確認できます
AT&Tみたいな旧態依然の企業がこのようなパワポ作ってるのは意外と言えば意外ですかね

2021Q4結果予想評価
EPS78¢76¢⭕️
売上高$40.96B$40.75B⭕️

売上高前年同期比(YoY):-10.4% ❌

売上の内訳は以下
Mobility(携帯電話事業) +5.1%
Business Wireline(B2Bでの光ファイバーなど) -5.6%
Consumer Wireline(B2Cでの光ファイバーなど) +1.4%
WarnerMedia (映画など)+15.4%

2022年ガイダンスもダメでした
EPS:  $3.10〜$3.15 VS 予想 $3.21 ❌
売上高:  $15.32B VS 予想 $15.79 ❌

株価は下落後に反発

株価は決算後に大きく売られ、その後1/28の全面高を受けて反発しました
下落の理由はガイダンスの見通しの悪さでしょう。一時は-8%までいきました

5年スパンで見てもかなり危ういラインです
2022年前に過去最底値を更新し(コロナショックより下に突き進みました)
その後一瞬の高配当株ブームで上昇しましたが
今回の決算でまた下がる、といった状態です

1月初旬では2021年と同程度の水準まで戻れましたが
その高値でまた跳ね返されてしまったので

この後すぐに這い上がれないと、この$26~27が上値抵抗線となりかねません


コロナショックで叩き落とされた後
他の銘柄が上昇してく中全く株価は上昇せず
やっと上がったと思ったら稼ぎ頭のWarnerをスピンオフ発表しまた暴落
金利上昇していくとさらに株価は下がり続ける

と、まるでここ2年良いところがありません

高まる売却圧力

AT&Tホルダーは非常に悩ましい事態が続いているのではないかなと思います

理由は言うまでもなく、減配の未来と株価下落のタブルパンチです
減配の方は確定路線として、今の株価に盛り込まれているように見えます
株価は、上がる頻度は少なくマーケット全体の下げには引きづられる時が多いですね

事業だけを見ると、5Gへの設備投資でかなり負債を抱えていることは言わずもがなですが
Warnerもかなりの金食い虫であることが知られています
映画関係は多くのお金を稼げますが、その分次のコンテンツ作りに回す額も大きくなる傾向にあります
ここのあたりは$NFLXでも同じですね

そして最大の問題は
利上げ局面では負債が多い企業の価値は相対的に下がる
と言うことです

$Tの負債は莫大のため
今後の利上げでも株価が上がるのは難しい計算になってしまいます

それを跳ね除けて良い決算やニュースを出せれば良いのですが
このような通信事業が飛び抜けて良い決算を出すことは業界構造上難しいです
(携帯電話を持つ数はほぼ決まっているわけですし)

これらから考えると
$Tに対して個別の株価が上がる未来もあまり見えないです

減配に甘んじながら株価も下がっていくのを指を咥えて見ているか
それともさっさと売り払うかは当然個人の自由ですが
よくよく周りの環境を考えて行動する必要がありそうですね

しばらく逆風は続きそうです


-T, 資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.