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NFLX 資産運用 銘柄分析

[NFLX] ネットフリックス 2022年度第1四半期決算ダメ 今すぐ売るべき

投稿日:2022-04-21
更新日:

ネットフリックスが2022年度第1四半期決算を発表していました
ティッカーシンボルは$NFLXです

今ではもう知らない人のいない、映像コンテンツの制作・配信を営んでいる会社です

サブスクリプション銘柄と言われる会社の一つですが
会社の中身を見てみますと製造業に近いかもしれません
儲けのほとんどを次のコンテンツ作成に突っ込んで操業している会社ですね

最近はオリジナルコンテンツで頑張っていますが
なかなか評判も上上ではなく、、苦しんでいた理解です

個人的にはオリジナルコンテンツだと
アメリカンバーベキュー最強決戦!がおすすめです

英語のリスニングとしてNetFlixは結構良い素材なんですけどね


過去の決算はこちらです。
内容は良かったですが見通しが悪く売り推奨、といったところでした

決算結果は悪い

細かい結果はこちらからも確認できます

2022Q1結果予想評価
EPS$3.53$2.9⭕️
売上高$7.87B$7.93B

売上高前年同期比: +9.8%
前年同期比が一桁成長になりましたね
ニュースサイトではnot growth company anymore などと表現されています
売上高はQ4で下方修正していた$7.9Bよりも低い状態なので
かなり酷い数字の理解です

会員数は 2億2164万人です。前年同期比 -20万人ですね
ロシア撤退がなければ+50万人だったとのことです
ただ、そもそも250万人プラス成長だと前回のガイダンスでは言っていたので
それに比べれば明らかな減速であることは明確です

米国では三ヶ月で64万人のマイナス
中南米も同35万人
アジアでの109万人増加が癒しといった状態です

会員が伸びていないことに関しては
 過去3年で割安の動画配信サービス企業が急増し競争が激しくなっていること
アカウント共有で適切に顧客から徴収できていないこと
 インフレにより消費者が積極的に契約しなくなったこと
が述べられていましたが、どうでしょうかね
前者は今に始まった事ではないので言い訳に使うには苦しいかなと思います

売上高の内訳は以下

UCAN (US and Canada) 3,171M (+9%)
EMEA(Europe, Middle East, and Africa) 2,344M (+11%)
LATAM (Latin America) 837M (-8%)
APAC (Asia Pacific) 762M (+9%)

前年同期比では会員数も増えているため
ここのあたりはまだ問題ない数字にも見えなくもないです
好意的に解釈するなら、特にEuropa, APACあたりの伸びは見事です

公式では以下のようにまだシェアが高いかのようなグラフが表現されています

TotalのStreaming Hoursは当然伸びているはずなので
あまりこの図を好意的に解釈しない方が良いかなと思います
YouTubeが本当にシェアを失っているのかはGOOGLEの決算で要確認ですね

次期ガイダンスはボロボロ

第2四半期ガイダンスは以下です

EPS: $3.00(前年同期2.97)
売上高: 8.05B(前年同期7.34B)
加入者 -200万人(前年同期+154万人)

加入者数がとにかく酷いですね
アカウント共有問題に対しては
「新型コロナウイルス下で動画配信サービスに強い追い風が吹き、最近まで見えにくくなっていた」とのことで
不正利用への対処を厳しくすることを述べていました
また広告(CM)の導入を検討していくと発言もありです

何か間違った方向に向かっているように思えるのは私だけでしょうか
一番の問題は、似たような格安のサブスクサービスが多くあることで
NFLX自体の魅力そのものが薄れているような気がします
ユーザーの取り締まりより一度料金の是正などしないともっとユーザーは離れていくのでは?と感じます

コールではユーザーが離れたのは料金の値上げによるものではないと明言していました
もしここの認識が異なるとNFLXは今後も痛い目を見るかもしれないです

株価は大暴落

株価は大暴落しました
1日で-34%です。久しぶりにこのような大きな動きを見ました

この水準は2018年レベルです
コロナウイルスによる特需崩壊をまさに今目撃していることになります

PERをみますと株価/EPS なので 226/3.53 ということで 60超えですね
まだどう考えても高過ぎます。この下げがバーゲン価格と思わない方が良いと思います

例によってこのショックを受けて他の巣篭もり銘柄も下落です
ディズニーが-4.94%です
ディズニーはディズニープラスとランドの経営の二刀流なので
どちらかが欠けても回る構造にはなっています

巣篭もり銘柄として同じ輝きを見せた$PTON(家でのフィットネスプログラムを提供する企業)は暴落継続です

ゲームエンジンを提供する$Uもマイナスですね

クラウドストライク(CRWD)はまだ傷が浅いです
これはロシアによる戦争の影響でサイバーセキュリティに対する需要も高まっているからですね

もしかすると次の決算では需要急増、、のような数字を出すかもしれませんが
予想は外れることもあるので、決めつけによる決算またぎは注意です

米国ではマスク撤廃がほとんどで
コロナウイルスによるバブルは終了の一方
株価に対するダメージはまだ足りていない気はします


今このようなハイテク・巣篭もり銘柄には近づかない方がいいでしょうね
当然これらの比率が高いNasdaq指数も同じ認識です

高決算企業の一本釣り

相場は明暗が分かれる毎日です
主にハイテク VS バリュー のような絵面なので
指数を買っていてもトータルでトントンになる可能性が高いです

儲かりたいなら一本釣りをしていくしかないですね
狙い方としては今後の決算でしっかり良い数字が出ている企業に乗っかるのが一番の理解です

JNJ IBM PG, UAL, TSLA, AAL, T, SLB などが今週の注目決算です

一部はもう良い数字が出ているのを確認できているので
買うなら、金利上昇に耐えられて、インフレ影響下でも利益が出せて
決算が良くて株価が上がる、、このような銘柄を見つけてからですね

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