デルタ航空が2022年10月13日に2022年度第3四半期決算結果を発表していました
ティッカーシンボルは$DALです
同社は米国を拠点にする航空会社して
経営が難しいと言われている航空会社のうち
比較的健全に運営されている会社の一つです
航空会社は飛行機という超巨大な資産を抱え込むことになりますので
それを使えない時の赤字幅というのはどうしても大きくなりますね
一方で潰れてしまうと国としても困ることが多いので
国の救済が入りやすい企業でもあります
前回の結果はこちらです
新型コロナウイルス騒動前の水準に戻ってましたが
持株の損失計上によってダメでした
結果はダメだが傷は浅い
結果はこちらからも確認できます
2022Q3 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | $1.51 | $1.53 | ❌ |
売上高 | $ 13.98B | $13.62B | ⭕️ |
売上高前年同期比 +40%
コロナ前の2019Q3の売上も超えている状態です
一方でEPSが予想より低くコスト圧迫となりましたが
収益としては過去最高値となってます
予想されているよりかは悪くないといった状態でしょうか
原油高の影響は受けてますが、それでもいい数字だと判断できそうです
特に海外旅行(レジャー・ビジネス両方)での収益が改善されたのことでして
米国内売上 +2%( vs 2019年)に対しまして
国際売上 -3% (vs 2019年) となっています
今後も出張はより増えていくとの見通しが立っています
内訳としては
・Passenger売上高: $11.464B 、19年同期比 0%
・Cargo売上高: $240M、19年同期比 +27%
・Other売上高 : $2.27B
Otherでは製油所の売上が$1.1Bで計上されています
後はRoyalty Program(高級会員)などですね
アメックスも何気に売上の割合が大きいです
Passengerの2019年度同期比は以下です
・アメリカ国内 +2%
・大西洋 +12%
・中南米 -2%
・太平洋 -51%
太平洋路線が半分までようやく戻ってきました
韓国・日本・台湾もだいぶ緩和されてきたため
今後も伸びてはいきそうです。中国はちょっと難しそうです
日本が開かれたのは大きなチャンスだとコールでは述べてました
デルタは成田からシアトル路線など出てますからね、私も何度乗ったかわかりません
ガイダンスは上方修正です。良いですね
ビジネス利用が確実に増えているとのことです
2022年Q4ガイダンス
売上高:$12.0B〜$12.5B VS 予想 $12.3B ⭕️
EPS: $1 ~ $1.25 VS 予想 $0.8 ⭕️
2019年と比べて5~9%の改善とのこと。順調ですね
コールで特に述べられていたこととしまして
太平洋の門が開かれたことによるインパクトがありました
これによりQ4も大きな成長が期待できそうです
それとは逆に貨物は徐々に減っていくのではという見通しが述べられてました
株価は上昇
株価はこれを受けて上昇しました
この日はCPIの発表もあり変動が大きかった日ですが、その地合いも受けて上昇です
良いですね。今後期待できそうです
VTIはこの日は歴史的な値動きをしていました
CPIで大きく下がった後に上昇と、ボラティリティがとにかく高い状態でしたね
長期で見ると、もしかすると狙い目かもしれないと思えます
ガソリン価格がじわじわ上昇しているのが気になりますが
不景気でも一定の需要はある、、と考えると、アリかもしれないと考えられます
今回の他の航空銘柄への影響は以下です
DALの決算はいつも他の航空株に影響を与えますが大きく変動はしませんでした
例えばアラスカ航空($ALK)は以下です
アメリカン航空($AAL)もじわじわと上昇しました
カーニバル($CCL)はどっちかというとダメな値動きをしています
今回はCPIを受けてVTIなどは大きく反転しているので
インフレは頭打ちと考えて狙い目の銘柄が出てきている状態かもしれないです
決算が本格的に始まった
決算がいよいよ始まってきました
今週だと金融系が残っていますね。JPMやMS, WFC, Cなどです
BLKは決算でちょっとこけており、金融系が心配です
銀行は一般的に金利上昇の恩恵を受けるセクターと言われていますが
一方で投資銀行系は昨今の株安で結構損失を出しています
クレディスイスも破綻の噂が流れたりしていますしね
ただ、TSMもPEPもDALも悪くない結果だったことを考えると
意外と景気が悪くはないのかもしれません
これがいいのか悪いのかはわかりませんが
CPIを受けてインフレ頭打ちとみる人も多そうです
今年の最後の買い場になってくるのか、、年末に答え合わせをしましょうか