Adobeが2021年度第2四半期決算(3~5月期)を発表していました
ティッカーシンボルはADBEです
拡張子pdfを開発した会社として知られています
(大学生時代はwordファイルをpdfにすることで編集が難しくなる
=内容の保証ができる、とか言われていました。。)
Adobe Acrobatのような文章編集ソフト
絵に関わるものなら誰しも使っているIllustrator
写真に関わるものなら誰しも使っているPhotoshop
など昔からこの分野で覇権を握っていますね
GoogleやMicrosoftの侵入をなかなか許していない、非常に強い企業です
いまさら買収もされないでしょうし、今後の経営方針でどの分野を固めていくか
注視していたい企業ですね
決算結果は問題なし
決算結果は問題なしでした
EPS: $3.03 VS 予想 $2.81⭕️
売上高:$3.84B VS 予想 $3.73B ⭕️
売上高YoY(前年同期比):18.49%
*数字はこちらのプレスリリースを参考にしています
EPS(一株あたり利益)がかなり高いのが好感できますね
昔からSubscription分野で稼ぎを広げてきた会社でして
上手く稼げる仕組みを持っている印象です
営業キャッシュフローは$1.99Bで最大でした。素晴らしいです
また約210万株の自社株買いを行っております
会社でも儲けた利益を配当ではなく
自社株買いをして流通を下げて株価の値段を上げることで
株主に還元する姿勢のようです
こちらも非常に好感が持てますね
特に以下の売上が素晴らしかったですね
ドキュメントクラウド $469M (YoY +30%)
デジタルメディア YoY +25%
クリエイティブ YoY +24%
ドキュメントクラウドはGoogle Documentのような
クラウド上でユーザー同士で書類を編集できるサービスです
特筆すべきは電子サイン機能でして、今流行の$DOCUと競合しているサービスです
電子サイン界隈はコロナ下で大きく伸びた箇所であり
これはコロナが落ち着いたとしても手でのサインにはもう戻らないのではないかと言われています
そのためまだまだ伸びる余地がある分野です
クリエイティブはIllustrator やPhotoshopなどをクラウド上で使える分野ですね
こちらもクラウド転換して、なお成長し続けている恐ろしい事業です
ガイダンスも上に振れました
EPS $3.00 VS 予想 $2.89
売上高 $3.88B BS 予想 $3.83B
Goodですね。息切れを感じさせません
まだまだ伸びることを感じさせてくれる銘柄です
株価は大きく上がり調子に
1ヶ月で+17%の成長です
特にこの決算後も+2.5%の上げでした
ここ数日でダウ系や全体的に米国株が下がっているのに対し
上昇できるのは素晴らしいことです
VTIの動きは以下です
米国株全体の流れに対して逆行していることがよくわかります
タイミングを見て買いに入りたい
FOMC, SQも終わり6月の相場も山を越えた感じがあります
一般的に6月は少し下がりやすい相場だと言われており
この木金の下げで確かに6月頭よりかは低い株価水準になっております
このまま全体として下がっていくのかはわかりませんが
一方で$ADBEはどこふく風で絶好調の動きをしています
経験上、このような時はイナゴも発生して
一時的に大きく伸びて下げ相場の救世主と思われるのですが
その後どこかのタイミングで一気に下がることがわかっていますので
今は少し見送りたいと思います
全体が下げ基調になっている時に無理に入る必要はないと思ってるので
しかし、相場全体が上げに変わったら
買いポジションを持つことを検討したいと考えます
早ければ7月で
遅ければ11月以降ですね
7月は相場が全体的に良いシーズンだと知られています
積極的に買うのが良いでしょう。
でも8,9月と下がりがちな時期がその後に続きますので
長期で持ちたいなら10月より後の方が良いかなと思います
おすすめは11月ですね。11、12、1、2月は相場が絶好調になりますので
11月にもなると次々の決算も確認しておく必要があるので
それらの内容を見ながら
気長に待とうかなと思います
まずは相場全体の方向性の見定めからやっていきましょう