日本時間1/12 22:30に米国のCPIが発表されました
結果自体は低めの予想通り+6.5%、、といった感じでしたね
12月はガソリン価格も低く
今までの動向からも低めの数字が出るのではと予測されており
それを今週は織り込みに行っていたので発表直後に株価が大きく上がることはなく
少々の上昇となりました
一方でドル円の方はいつも通り下落が激しく
128、129のような久しぶりの120円台になってきました
これは米国経済の減速が数字として現れており
それは将来的に政策金利切り下げとなり
米国と日本の金利差が小さくなるからです
(政策金利が高いと、市中金利も高くなります
要するにドルを持って人に貸していれば+5%の金利
日本円を人に貸すと+0.5%の金利、のような差になります
この場合ドルのほうが人気になるのでドルの価値が相対的に上がり円安になります)
ドル円を一ヶ月で見ますと-5%近くです
最高値から見ると-13%といった具合ですね
それに対してVTIは+8.16%です
なので、円換算で見ますと当然含み損になっている状態のはずです
去年の、特に後半はこの状態と逆でして
ドルから見ると損状態ですが、円換算で含み益の状態になった方が多いかなと思います
ポイントとしては、今から投資ができるかという点です
ドル円は歴史的に見てまだ高い状態であり
ここから-10%くらいは想像に難くないですね
115円位になればようやく安心ができるかなと思います
VTIを見ますと+10%になるには少し課題があります
非常にきれいな下がり目のチャートをしており
上値ブレイクが全然できていない状態です
$220を目指すとなると
最初の壁は$200,まさに今立ち向かっている上値が一つ
そして$220近くにも大きな壁があります
さらに今まさに上値をつないでいった抵抗線の壁と戦っています
つまり、この状態で$220を超えるのは容易でないと考えています
なのでVTIを買いたいなら最低でも$200をしっかり越えきってからが良いかなと
個人的には考えています
この話はVOOとも全く同様になります
また、QQQは論外ですね
GAFAMがのたうち回っている中でこの銘柄は変えません
一方でドルが下がるということは他の通貨高ということも意味します
(一番極端な関係がドル円だったので完全に他通貨高にもならないのですが)
ドルが円に対して数%下がった時は
例えばユーロに対しても1%近く下がることが多いということですね
コレを考えると、ドルを持っているならいっそ
他の国にドル建てで投資する考えがでてくるはずです
この最たる例がポーランドですね
EPOLは一ヶ月で+10%となっています
円-> ドル -> ポーランドズォティ といった通貨の流れになりますが
日本円で見ても損していない状態です
ポーランドの立ち位置は朝鮮戦争時の日本
(台湾有事の時の日本でもありますが)
のような西側基地になるので、特需的な意味でも期待が込められています
ただウクライナが露に深く敗北するようなことになりますと
地政学的リスクが高まるため価値は減っていくリスクがあります
またトルコETF(TUR)も非常に面白い動きをしていました
半年で2倍近い動きでしたからね
ただ1月入って減速気味です。流石に上がりすぎでしたね
またトルコリラがドルに対して弱くなり続けている点も注意です
EPOLもこんな感じでくじけると、一旦利確のときかもしれません
似た話だとVWOがありますね
新興国ETFです。難点は中国が多いことです
こちらはドル円を考えると少しマイナスといったレベルです
さらに今後数年を考えると、一部の間でファンが多いFMもありかもしれません
ただ、現在だと円高を跳ね返せる魅力はまだないです
個人的にもこのような銘柄を集めていくことが増えました
米国株投資と言いながらも、ドル建てで世界のいろいろな国を買っている感じですね
これから暫くはアメリカ以外の勉強も多くする必要があり大変だなと思ってます