Okta,オクタが2022年度第2四半期決算を発表していました
ティッカーシンボルは$OKTAです
同社はIDaaS (ID as a Service)のサービスを司っていまして
このサービスにログインしておけば、社内の乱立するシステムどれでも簡単にログインできる魅力があります
例えば社内で以下のような構成だとして
Microsoft Outlookを使い
会議でZoomを使い
ファイルはDropboxで共有し
Salesforceで顧客管理して
Workdayで人事情報を管理する
といった状態でもoktaを使っていれば
いちいち社員がパスワード入れなくても良いということですね
乱立するSaaSサービスや、GAFAMの隙間を埋めるサービスとして
立ち位置を確立しています
決算結果はとても良い
プレゼン資料はこちらから見れます
2022Q2 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | -11¢ | -35¢ | ⭕️ |
売上高 | $316M | $296M | ⭕️ |
売上高前年同期比: 57%
Auth0が計上されて伸び率が進んでいます
これを除くといつも通り40%程度ですね
ガイダンスもよかったです
2022年度第3四半期
EPS:-25 ~ -24¢ VS 予想-34¢ ⭕️
売上高:$325M~$327M VS 予想$322.93M ⭕️
2022年度通期
EPS:-77 ~ -74¢ VS 予想-1.11¢ ⭕️
売上高:$1.243B ~$1.25B VS 予想$1.22B ⭕️
売上のグラフは以下、順調な右肩上がりです
今回大きく上がっていますが、これはAuth0の数字が計上されたからですね
全体としてはサブスクリプションの売上がほとんどです
以下のグラフは海外と米国国内での売上比率です
米国がまだほとんどなので、今後も伸びる余地はありそうですね
なお海外売上も大幅に増加していますが、これは例によってAuth0の計上からです
Oktaのみでの顧客の数も急激に成長加速しています
これは今回でもっとハイライトされるべき項目ですね
今回の決算はAuth0に引っ張られて大きく数字が出ていると思われがちですが
Oktaのみでも顧客数が大きく伸びていることは重要な点です
年10万ドル以上支払っている大型顧客の数は2600を超えました
今回の急激な伸びはこちらもAuth0による影響です
全体的に、悪いところは全く見当たらなく
今後も期待できる結果だったと思います
株価は下落
決算はこれを受けて下落しました
$OKTAは$CRWDと同じく好決算後に下がることが多い銘柄なので、いつも通りの印象です
長期で見ると株価は過去の高値を試そうとして跳ね返されることを繰り返しています
秋はハイパーグロース銘柄が株価下落しやすいため
ここ一ヶ月で高値を取り戻すのは少し難しいかと勝手に感じています
今後も強い未来が描けそう
OktaはCrowdStrikeと同様に今回も決算無事通過といった運びになりました
調子を落とし始めたSaaS界隈だと順調の方ですね
調子を落としたzoomなどと違い
このサービスもGAFAに対抗できるポテンシャルは秘めていると感じています
他のサービスの隙間を縫うような行動は
GAFAMが行うことは許されないからですね
Microsoftが、Googleのアカウントも管理するよ!なんて言えるはずがないです
でもOktaならGoogleのアカウントも、Microsoftのアカウントも管理します!と言えるわけなので
ここがGAFAMに食いつぶされない強みだろうとひしひしと感じています
(ここまで考えきれず大きくポジションもてなかった昔の自分は正直愚かだと思っています)
顧客にしても、まだ米国での売り上げが大半であることを考えると
世界中に展開できる伸びは大きくあると思います
これらの点から買い増しを決定している銘柄です
あとはいつ買い増しを行うか、、ですが
今週来週は相変わらず不穏な9月ですので
最低でも10月突入してからだろうなと感じています
特に来週はFOMC 9月が開催されます
どうもここでテーパリングの発表を行い、11月から開始することになりそう
といったニュースが多く出ています
実際に決定されたら良くも悪くも市場は影響を受けると思いますので
一回様子をみて、多少リスクが少なくなったところで入ろうと考えています
去年のトラウマから、9月はまだまだ怖いので
買いは控えていく方針です
しっかりやり過ごせばいいなと思っています