AT&Tが決算を2021/7/22に発表していました
みんな大好き高配当株ですね
最近は減配の噂(確定)もあり、かなり厳しい立ち位置にある銘柄です
決算結果自体は問題なしでした
5G供給へのコスト高が不安視されていましたが
今回の好調で、資金的にもだいぶ安心できる水準に来ているのかなと思います
また、Googleとも連携で5G提供やエッジコンピューティングを進めています
裏には米国のインフラ政策がいますね
決算結果は問題なし
EPS: 89¢ VS 予想 79¢ ⭕️
売上高: $44B VS 予想 $42.6B ⭕
売上高YoY(前年同期比): +7.04%
WarnerMediaの売上高は $8.8BでYoY30%です。素晴らしいです
HBO Max
新規加入者: 280万人
ユーザー数: 4700万人。全世界6750万人
全世界の年末予想加入者: 7000~7300万人に上方修正
好調を表す数字だと思います
株価は相変わらず軟調
株価は相変わらず下落の一方です
直近の下値は$26.5なのでかなり危ういラインにいますね
ここを下回ると底値を掘り続けてしまう可能性があります
やはりWarnerのスピンオフと減配の噂がかなり嫌気されていると思います
今回の決算では特に減配には触れていませんでした。これは2022年夏の話ですね
売却か、ホールドか
$Tホルダーにとっては難しい時期が続いています
$Tは来年にWarnerMediaのスピンオフ(分離独立)を行います
新会社の名前はWarner Bros. Discovery($DISCA)です。そのままですね
スピンオフを行いますと、特定口座で持っていても一般口座に移行となります
その為確定申告で一手間が必要になってきますね
(配当金は源泉徴収されているので、あくまで売却した時です)
これを嫌気して売る人も多そうです
個人的には、これは売る理由にはならないとは思いますがね
ただ、売る場合底値を這っている今では売りづらいのも事実
その為来年のスピンオフまでにどこかで売りたいけどタイミングを見計らっている状態の人が多いのではと考えられます
スピンオフ後は$Tの配当は3%くらいになる見込みですね
Warner Bros. Discoveryは無配の予定です。株価が今後どれだけ伸びていくかが未知数です
こちらのスピンオフ後の会社の決算も見ていく必要が出てきますね
高配当投資をしている人は
このような、株の売り時を考えるのが嫌な人がほとんどかなと思いますので
今後悩むことが増えてしまうといったことになります
スピンオフの例としてはファイザー($PFE)がありますね
$PFEは2020/11/20にアップジョン社のスピンオフを行っています
その後のチャートはそれぞれ以下のようになっています
放り出された$VTRSは以下ですね
どちらもスピンオフ後は上昇していることがわかります
$Tもスピンオフ後にどう動くのかは楽しみですね
もうすでに減配の株価は織り込んでいると思われますので
この時に極端な動きは起きないと考えられますが
それでも一時的に上下はするのかなと
長期的に見ると
WarnerMediaの売却は良い方向に転がっていくのかと個人的には考えています
$Tとしましては本業への集中、5G事業への集中が加速します
$DISCAは言うまでもなく超大手のメディア会社となります
米国といえばエンターテイメントなので、この株を一つ保持できるのは大きいですね
長期で持っていると、また違う景色が見られるのかもしれないと思います
ただ、やはり今までの高配当銘柄戦略と全く違う姿勢を余儀なくされるので
あまり良い気分ではありませんね
まだスピンオフまでにには時間がかなりあるので
株価はもう少し上がっても良いものですが、、苦しい時期が続きそうです