もう5月も上旬が終わり中旬に差し掛かっています
大体月初は調子が良く、月半ばから終わりにかけて相場は崩れることが多い気がします
ここのあたりで少し市場を観察し、今の戦略が正しいかどうかをチェックすることが必要かなと思います
特に5月はセルインメイとも言われており
市場が少しナイーブになりがちですからね
今回は以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます
個別株はどうしてもノイズが出てしまいますからね
VTI
VOO
QQQ
ARKK
HDV
VTIはやや上向きだが下がる局面も多し
ずっと安定したパフォーマンスを出してくれるVTIです
米国上場株全てを包含しています。1ヶ月では以下
大きく下げたのが4/16から
その値を回復したのが4/23
再び下げたのが4/29
その値を回復したのが5/9
となっています
下がることは多かったものの
総じて上向きな1ヶ月でしたでしょうか
終値では±0%といった感じです
GWあたりはずっと値が下がっており
なかなか辛かったなといった記憶があります
9日の回復、最高値が幻にならなければいいんですけどね
また11、12の下げが大きく影響しています
多分しばらく下げ続けるとは思います。慌てずしっかり観察をしてい区必要があります
VOOはVTIとほぼ同じ値動き
こちらはS&P 500です
動きはほぼ変わらず、VTIを少し顕著にしたイメージですね
VOOのほうが相場の影響を受けやすくなるといった特徴を反映しているように見えます
QQQは全体に比べて弱気
QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はGAFAMが4割弱
後はTeslaやNVIDIAなど大型株が入っています
一方ZoomやCrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません
こちらは伸びが甘く下にぶら下がっているイメージです。3%の下げですね
これは米国でのコロナワクチン摂取・景気拡大によって
ハイテク大型銘柄よりも、今までダメージを受けていた銘柄
例えばエネルギーや通信などのオールド銘柄がより好まれて買われた背景があります
ARKKは大きく下げ。ハイテクグロースの終焉
ARKKは今をときめく新しい技術・あるいは新興企業に投資するETFです
最近の構成銘柄は
TSLA 11%
TDOC 6.3%
ROKU 5.3%
SQ 4.8%
SHOP 3.7%
ZM 3.5%
といった感じです
数字はすぐ変わるので強い意味はないですが雰囲気を掴むには大事です
ちなみに最高値は2月の$156です。4割近く下がっていることになります
これは直近最高値を更新したVTIとは雲泥の差です
半年の動きも一応見ておきましょう
半年での最安値を更新していますね。非常に入りづらい状態です
2020年ではARKKが全て、それ以外は情弱など煽られてることが多いほど絶好調でしたが
2021年は一転、大変厳しい局面にぶつかっているのではと思われます
これがいわゆるセクターローテーションですね
後述のHDVとかに物色の矛先がうつっているのかもしれません
HDVは好調。最高値を更新
こちらはARKKとは真逆で好調、高値を更新していました
HDVの構成銘柄は以下です
XOM 8.79%
JPM 6.73%
JNJ 6.71%
VZ 5.94%
CVX 5.76%
などなど
3月にT, PFE, PEPなどが除外されていましたね
セクターとしては
エネルギー
ヘルスケア
生活必需品
金融
で6割といった感じです
Tが外されたので通信セクターはだいぶ小さくなりました。6%くらいですね
要するにこれらのセクターがここ1ヶ月は好調で
先述のようなハイテクグロースは不調だった
ということが鮮明に理解できたかなと思われます
オールドの逆襲はいつまで続くか
オールド・高配当銘柄の続伸の理由は
先ほども書いているように
これは米国でのコロナワクチン摂取・景気拡大によって
今までダメージを受けていた銘柄が物色されたからです
ただこれが今月・来月も続くかはわかりません
全面的に株価が安くなる可能性もあります
景気が思ったよりも回復しなく、ハイテクがまた物色される可能性もあります
セクターローテーションの原則に沿って買うなら
今下がっているようなハイテクグロースなのですが
それがいつ下げ止まるかは誰もわかりません
買うにしてももう少し上がりが顕著に確認できたらの方が良いですかね
儲かることは少ないかもしませんが
含み損になるリスクも少なくしていきたいです
逃したチャンスは別に損じゃないですからね