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11月後半の相場確認 コロナ変異株とテーパリング速度上昇の影響は

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12月に入りました
本来11月から12,1,2月にかけてパフォーマンスが大きい日が多いのですが
今年は一転オミクロン変異株の出現で
最後の最後に大きく下げた月でしたね

さて、半月恒例のパフォーマンス確認をしてみます
前回の確認記事はこちらです

いつも通り少し市場を観察し、今後どうすべきか考えてみようと思います


以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます

VTI
VOO
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM

結果は言わずもがな総崩れです
相場は良いニュース悪いニュースであっち行ったりこっち行ったりするので
ある程度は仕方ないですね

今できることはオミクロン株の影響を冷静に集め評価するだけです

VTIは-1.95%

ずっと安定したパフォーマンスを出してるVTIです
11月半ば過ぎまで好調でしたが
ここで一気に崩れました

12/2にようやく反転しましたが
まだデッドキャットバンズとも言えるかもしれないので
少しニュースは注意した方が良いです

個人的には少し騒ぎ過ぎな気もするので
下がり切ったなら少し押し目買いでも良いかなと考えます

VOOはVTIより傷が浅い

こちらはS&P 500です
11月前半はVOOの方がVTIより元気だと報告しましたが
この下げ相場でもVOOの方が下がりは小さかったです

インフレ下でも強い企業が多いのと
コロナ下をしっかり乗り切った企業が多いからでしょうか
いつだって売られるのは小型株が先ですね

QQQはより無事

QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はGAFAMが4割弱
後はTeslaやNVIDIA, Paypal, Adobeのような大型株が入っています
一方ZoomやCrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません

11月前半を引っ張ったおかげで
成績としてはQQQ>VOO>VTI ですね

コロナ下で経済封鎖が行われると
オールド銘柄よりかはハイテク銘柄に資金が集まるため
このトレンドは頷けるものかなと思います
要するに去年2020年4月5月のトレンドの再現を考えれば良いでしょう

ARKKは傷だらけ

一方ここで、2020年前半とは大きな違いがでました

ARKKは大きな大きな下げですね

ARKKは今をときめく新しい技術・あるいは新興企業に投資するETFです
最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
TSLA TDOC U COIN ROKU ZM SPOT SHOP
などなどです。最近は構成比率があまり変わりませんね

11月終わりの下げは金利の上昇の影響を受けているものです
オミクロン株でてんやわんやになっている最中
FRBパウエル議長の発言で、テーパリングを早めるとあり
これにより長期、短期金利が上昇し
滅多売りにあいました

去年ですとZMなどに買いが集まりましたが
それとは全く違うハイパーグロース銘柄の終焉を感じさせてくれます

HDVは大きく下落

HDVはVOOなどと比べて大きく下落しました
ここはまた面白いポイントです

HDVは大型オールド銘柄で構成されています

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, T, CVX, JNJ, VZ, ABBV, PG
などなどです。これで40%くらいです

要するにコロナの影響で経済活動が止まり
エネルギー企業などの業績が悪くなったり
PGのような企業のサプライチェーンに影響が出たりする
そんな印象を市場が持ってるのではないでしょうか

コロナ下でもHDVは大きく売られていたので
それと同じような見立てですね

SPYDも下落だがHDVよりかは傷が浅い

弱小高配当銘柄を集めたSPYDです
意外や意外、HDVより下落が小さかったです

大体このような状況ですと小型株が大きく売り飛ばされるため
てっきりARKKなみにボロボロになると思いきや
そこまでは下がりませんでしたね

それでも-4%近いので暴落っちゃ暴落なのですが

IWMは当然大売られ

IWMはこの中で大きく売られました


IWMはラッセル2000に連動するETFです
ラッセル2000は米国市場の時価総額約10%,
時価総額の上位1000~3000位が集まっているものです
要するに小型銘柄詰め合わせですね

不景気を感じると真っ先に売り飛ばされていく銘柄なので
炭鉱のカナリアと呼ばれています

今回も当然ロックダウンのような事態を懸念され
大きく売られまくったことになります

個人的には、どうなのでしょう。ロックダウンは各国しない予定ですし
経済封鎖もしない(というかもうできない)予定なので
少しマシな水準に戻るのではないかと個人的には考えます

相場は少しつまずくも好調

米国債10年利回りはコロナウイルス変異株のニュースを受けて大きく下落しました
しかもそこにテーパリング速度上昇議論開始の宣言があり
金利上昇リスクが上がりましたが、今はまだ下がり気味ですね

ドル円は急落して113円まで落ちました
有事の円買いですね

ビットコインは最高値を更新した後引き続き下落です
変異株のニュースでより一層下がりましたね
今年はビットコイン自体のパフォーマンスは少しイマイチですかね

イーサリアムはわりと元気です
まだ傷は浅いといった感じです
こちらはまだETFとかニュースが残っているので
上昇余地はまだあるのかなと思っています


ちなみに11月でSP500がマイナスになったのは10年ぶりとのことです



米国相場はオミクロン株とインフレ退治の綱引きです

コロナ対策に力を入れると
金融緩和といったことになり
市場にお金が溢れることになります
いま米国はかなりインフレに苦しんでいるので
これを行ってしまうとインフレを増長させてしまうので
望ましくないとされます

なのでオミクロン株はたいしたことない、経済活動は続ける
と米国は言い続けるしかないかなと思います

これは相場にとってはプラスですね

インフレ退治にはお金の回る速度を抑える必要があるので
金利の上昇が最も効果的です
それを2022年のどこかで間違いなく実行するでしょう

バイデン政権は2022年に中間選挙があり
今結構追い詰められています
特にインフレと放漫財政は民主党支持者からの失望が大きいんですよね

それまでに結果を出すには金利の引き締めをして
押さえ込みにかかるしかないということです


これらを考えると今の下げはもしかしたら買い場なのかもしれません
もう一度ロックダウンなど発表したら別ですが
その可能性は低いのではといった観点からですね

より下がる可能性も当然ありまして
オミクロン株の重篤患者が増えていき死者が増えていく場合
医療崩壊などから経済活動制限などで
大きくダメージを受けることも考えられます

この点を見極めていく必要がありますね

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