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資産運用

ハイテク暴落中心の米国株の下落の原因と選択肢を考える

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ハイテク株を中心に米国株の下落が続いています

面白いのはこの相場は全面下落ではなく
あくまでハイテク株中心だということですね

米国株全体でのVTIは-8.1%です

まだ-10%でないので調整局面というのが一般的ではあると思います

ただ、形があまりにも良くないですね
上がってもさらに売りが降ってくる形が繰り返されており

全く高値更新ができていないのが非常に厳しい状態です

なので、まだ買うべき状態ではないです

またハイテク中心のQQQは以下

こちらは-10%超えてます
VTI同様に少し回復しても売りでふっとばされている状態なので
直近の一番近い高値を回復しない限りは
触らないほうが懸命だと思います

一方で高配当系はかなり傷が浅いです
HDVは以下

特にこの一ヶ月では+4%くらいです

ハイテク株中心の人と
高配当中心の人で見えている景色が違うのはここが原因ですね

SPYDもまあよこよこですね

ということで、起きていることは

ハイテク株からディフェンシブ系への資金移動
と考えるのが良いかなと思います

米国株全体の下落ではないというのはおさえておきたいですね


例えばコロナショックのときとか
2022~3年の金利上昇局面ではHDVもSPYDも同様に下落していたので
こういった全面安とはかなり状況が違うということです

恐怖指数もここ一年ではかなり高い

VIXも25を超えなかなか荒れている状態だとわかります

Fear &Greedも同様にかなりの恐怖状態を示してます

なので、これらの指数的には買いの時期になっているのかなと思います

原因と買い時を考える

原因は、トランプ政権に振り回されていることもありますが
とりあえず不況に持っていく方針だというのがほぼわかってきたということでしょう

米国はまず2025年に大きな米国債の償還があるのがポイントです
特に1~5月に短期債満期を迎える物が多いです

当然米国はこの償還を新規国債発行でやり過ごしますが
その時に10年国債利回りが高すぎると、発行利率も高くしないといけないので
政権にとってはかなりダメージになります

なので、この利回りを至急速やかに下げるというのが今の米国の至上命題じゃないのかなと考えます

ということで、今はDOGEなどでリストラしまくって
不況を演じて国債に買いを集中させて
利回りを下げていくのでは?と推測します

そして、株式市場にとっては痛みを伴う政策であろうと
不況になっているのは容認するというのを
トランプ氏含めて関係者が色々発言しているのはそういうことなのだろうと

ドル安政策も影響

またトランプ政権は基本的にドル安方針です

ドルを安くしてアメリカのものをたくさん買ってもらうことを考えています

ドル安にするには不景気を演じるのが一番なので
この点も株式市場にとってはマイナスになりますね


一方で、関税によるインフレはドル高要因にもなりますので
ここは注視が必要です

いずれにせよ先行き不透明を嫌がる株式市場にはマイナスでしょう

ドル円でみますと、120日移動平均線を下抜けしそうな状態です
直近のサポートは144.7円くらいなので
ここを割ったときが見ものになります

ただ長期的には円安トレンドなのはまだ変わりがないです

日銀も多分3月に利上げはないと思います
実質賃金が低い状態で、経済が死にかかっているので
インフレを選択するのではと考えます

同様にFRBの利下げも3月にはないのではと考えますが
ちょっと不景気データが急に出てきているので
緊急利下げみたいなことになるかもしれません

また円キャリートレードも歴史的円買いになっているので
どこかでこの巻き戻しが来て急に円安になることは十分に考えられます

なので144円とか145円をめどにして
円をもらっている人にとってはちょくちょくとドル転がよいかなと思います

で、株式市場にとって春が来るのは結構先になるのではと考えます

なのでドルを少しずつ貯めていくイメージですかね
溜まっていったドルで株を買うのはちょっとずつ担っていきそうです

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