ずっとハワイにいます
物価高や円安で日本の弱さをひしひしと感じているところです
海外にいると絶対に考えないといけないのが外貨をどう払うかです
今だとカードと現金のほぼ二択かなと思います
(小切手やトラベラーズチェックは考えません)
で、現金はやはり手間ですし
常に今いくら持っているのか把握しながら、両替しながら毎日過ごすのは非生産的です
また帰国したときの扱いも困ったりします
ので、できるだけカードを使っていくことが一番便利だと思っています
海外では日本よりもキャッシュレスが進んでいるので
(といっても日本も数年でだいぶマシにはなりましたが
カード、とくにタッチ決済が凄く活躍してくれます
この点でもカード払い推奨ですね
さて、せっかくカードで払うなら出来るだけお得に払いたいのが世の常です
ただ普通に日本で作ったクレジットカードを外貨決済すると
良くないレート + 事務手数料 が発生し
かなり損することがよくあります
2023年現在調べたところでの
どのカードを使うのが一番お得かをメモしておきます
この調査はあくまで手数料やレート、還元、維持費の点だけでの調査であり
付帯保険や旅行に関するサービスなどは考えておりません
また、通貨はドルで計算しています
他通貨だとレートが少し高くなったりします
調べた対象は以下ですね
-プレスティア GLOBAL PASS
-Sony Bank WALLET
-三井住友カード プラチナプリファード
-Revolut
-Xapo Bank Card
-Wise デビットカード
-IDARE
-Gaica(Flex)/マネーティーグローバル/キャッシュパスポートプラチナ
-マネパカード(サービス停止)
結論から言うとXapo Bank Cardがベストでした
これはジブラルタルのプライベートバンクのデビットカードなのですが
ドル年利4.1%とものすごく優秀なカードですので
まだ作っていない方はこちらから作ってみてください
日本在住でも問題なく作れます
1位 Xapo Bank Card
理論値: +1.1% + 年利4.1% - 年会費150USD
やはりこのカードがNo.1 でした
Xapoに関する詳細はこちらの記事で書いてますね
無料でメタルカードが持てる、結構稀なサービスです
本カードは使用した金額に対して1.1%のキャッシュバックがあります
キャッシュバック自体はBTCですが、即時にアプリでUSDに両替できるので
理論的に1.1%の還元です
本カードにチャージするにはRevolutを使うのが良いですね
デビットカードなどでRevolutにチャージをし
両替手数料ほぼなしでポンドやユーロに両替します
そしてRevolutから無料でXapoのアドレスに海外送金すればすぐ着金します
このプロセスには一切手数料がかからないので
外貨使用に関する還元の理論値は1.1%と考えて良いでしょう
更にXapoには1%以上還元でチャージできる術があるので
それを駆使すれば理論値は2.1%以上還元です
外貨の両替自体はRevolutを使うので
指値など駆使して円高になった時に購入出来る点も良いですね
本カードの年会費は$150かかりますが、こちらから登録で
$30のボーナスが付きます。ので年会費は$120と考えてもOKです
$10000分の入金は必要ですが
一回ボーナス付けばすぐWiseなどに出金しても問題ありません
また不正利用対策も強く
使わないお金の一部はWalletに移しておけます
こちらはデビットカードと紐づいていないので勝手に使われるリスクないです
使う分だけカードと紐付けられるのが強みですね
また毎日年利4.1%分の利息が入ってくるので
出金しなくても勝手にお金が溜まっていく感じが凄く良いです
2位 IDARE
理論値: +1% + 年利2%ボーナス
意外ですがIDAREが2位です
IDAREはクレジットカードからのチャージでポイントが付くのが嬉しいですね
例えばTカードPrimeから日曜チャージだと1.5%還元となります
また計算が面倒ですがチャージしている金額に対して年利2%のボーナスが付きます
外貨決済に関わる手数料は今のところありません(!)
肝心のレートですがVISAレートです。こちらから確認できます
例えば1ドル145.7円の市中レートに対して146.4円のレートになってますので
0.5%くらいの手数料となります
(VISAレートは一日固定ですので、その日のうちに円高に触れると多少得となりますが誤差とします)
これらトータルで考えると米ドル決済の場合+1% + 年利2%ボーナス ですかね
欠点としましてはこの会社の財務状態がよくわからないので
金額をチャージしすぎると倒産時に大変かもしれません
また不正利用に対する保証は渋い、というか警察への届け出必須など
Revolutなどに比べてかなり大変です
更に、使った瞬間のレート依存ですので
例えば円高の時にちょっと外貨仕込んでおくといった使い方はできません
これらの欠点を考えるとXapoのほうが断然優秀かといった判断です
IDAREはこちらから作成すると900円分のボーナス付与です
3位 三井住友カード プラチナプリファード
理論値: +0.3%の還元 -年会費33000円
クレジットカードが上位に来るのは驚きですね
本カードは海外決済で+2%のポイントが付きます
通常のポイント還元と合わせて+3%の還元です
三井住友カードは事務手数料が2.2%と明記されてます
VISAレートと合わせると2.7%程度の手数料がかかります
足して0.3%程度のプラスといったところですね
こちらも外貨を予め持っておくことはできないので
使った日のレート依存の点は注意です
もし100万円単位で使い切れると還元は+1%(400万円まで)
リボ技使うと+0.5%になります
その場合1.8%の還元となり強力なカードとなりますね
作りたい方は紹介URL貼っておきますのでどうぞ
上記URLから作ると入会ボーナスに加えて更に最大15,000円分のポイント還元が発生します
4位 Revolut
理論値: ± 0%の手数料
昔はかなり強かったRevolutですが、今はこの位置です
無料のプランならカードも無料で一枚もらえます
クレジットカードからのチャージは1.7%の手数料が入るので❌
デビットカードや銀行チャージは手数料0です
為替手数料はほぼないです
1ドル145.7円の市中レートに対して145.8円のレートになるくらいです
また外貨両替の指値ができるので
円高になった時に購入といった手段が取れるのもGoodです
イギリス時間土日は為替レートがアップするので
予め円高の時に多めに両替しておくのが得ですかね
5位 Sony Bank WALLET
理論値: 0.09%程度の手数料(損)
本カードもランクがありましてシルバーまでは容易ですね
カードも無料で発行できます
ランクノーマルの場合両替手数料が0.15円です
シルバーだと0.1円です
145.7円に対する0.15円は0.09%
145.7円に対する0.1円は0.06%
だいぶ良心的な設定ですね
ほかに手数料はないので、そのままコスト0.09%が手数料となります
6位 Wise デビットカード
理論値 -0.62%の手数料(損)
WiseもRevolutと似たマルチカレンシー口座を持てます
デビットカード発行自体は1200円かかります
Wiseへの入金は日本円なら銀行送金で無料になります
日本円をドルに両替する必要がありまして
手数料ですがこちらで確認ができます
手数料が0.62%ということなので、コレがそのまま理論値となります
Wiseは隠れコストなしを明言しており
そういった意味では非常にわかりやすい設定になっていますね
Wiseに興味のある方はこちらからどうぞ
7位 プレスティア GLOBAL PASS
理論値 0.95%程度の手数料(損)
プレスティアには様々なランク制度があるのですが
結構維持が難しいのでノーマルだとして考えます
プレスティアの両替レートはこちらから確認できます
例えば1ドル145.7円の市中レートに対して146.7円のレートになってますので
0.6%くらいの手数料です
また両替手数料も1円かかります
145.7円に対する1円はこちらも0.6%くらいなので
合計の為替手数料は-1.2%です
一方外国で使ったときの還元率は0.25%ですので
トータルとして0.95%くらいの手数料となります
なおゴールドランクになりますと
両替手数料が0.3%
還元率1%になりまして
1-0.3-0.6=0.1%のプラスとなります
しかし円で平均1000万円以上預けないといけなく
正直現実的でないと思っています
8位 Gaica(Flex)/マネーティーグローバル/キャッシュパスポートプラチナ
理論値 4~5%程度の手数料(損)
これらは情弱向け商品ですね
マルチカレンシーのプリペイドカードを謳って
情弱の駐在者や留学生に対して莫大な手数料を貪り食うサービスです
為替手数料が4%,5%ばっかりで利用価値なしです
Xapo主体でIDAREとプリファードも持ちながら
ということで現在のハワイ滞在での支払いは
メイン: Xapo
予備: IDARE
クレカが必要な場面はプラチナプリファードとしています
ホテルでのデポジットや
ガソスタの一部だとクレカしか受け付けないということがあったりしますからね
これで現在全く問題なく暮らせています
Xapoは利用通知などもスムーズで
非常に使い勝手が良いです
他に良いカードがありましたら是非とも教えていただけますと幸いです