資産運用 銘柄分析

[TSM] 台湾セミコンダクター 第2四半期 決算イマイチ 売るべきか

投稿日:

台湾セミコンダクターが2021年度第2四半期決算を発表していました
ティッカーシンボルは$TSM(ADR*)です
台湾の市場だとTSMCでトレードされています
半導体の受託製造を行っている台湾の企業です

*ADR... 米国外に上場している企業だけど米国でも取引できる仕組みのこと
    例えばロイヤルダッチシェルもアムステルダムに上場していますが
    同じように米国内でも$RDSで取引できます


半導体の製造に特化し高い技術を持った企業であり
他のファブレス企業、例えば$NVDA, $AMD、また$AAPL, $QCOM等に対し
半導体を製造し納入しています

話題になったAppleのM1チップも$TSMが製造しています

世界の顧客と関係を築きながら
技術レベルで高い面を有していると言った面で
唯一無二の企業ですね


半導体自体はパソコン・スマホから始まり
人工衛星や自動車など非常に幅広い箇所に使われており
2020年から2021年にかけて大きく注目されてきた分野です

そして、2021年前半では半導体の供給不足が話題になっており
注目されている企業がこの台湾セミコンダクターです

自動車メーカーはこの供給不足問題により
一部工場を占めるなどの対応に追われましたからね


決算は良いとは言えませんですが、自分はまだ保有しようかなと考えます

決算結果は解釈が分かれる

細かい結果はこちらからも確認できます

EPS: ¢98 VS 98¢ ⭕️
売上高: $13.29B VS $13.17B ⭕️
売上高 QoQ+12%

売上高は過去最高です。素晴らしいですね

一方で気になっているのは粗利益率が50%だったことでしょうか
これは予想が51%だったので下回っていることになります
主に理由としては台湾ドルの上昇があるので仕方ないと言えば仕方ないのですが

後はスマホ向けの半導体がイマイチなのが気になります

次期ガイダンスは悪くない

第3四半期ガイダンスは以下です
売上高 $14.6~14.9B VS 予想$14.44B ⭕️

粗利益率予想は49.5-51.5%とのことです
引き続き粗利益率は低くなりそうですね

特に第3四半期はスマホやPC向けの半導体の売上が高くなることで知られている時期です

TSMCはスマホでの売り上げが半分
CPUやGPUで30%
IoTで8%の売上割合を持つ企業であり
スマホの売上が企業の生命線なので、次の決算は重要になります

AppleのiPhone12の製造数が過去最高といったニュースもあり
絶対外せない決算が次ですね

半導体不足はまだまだ続く見通しで
注文をストップする事態にもなりつつあるので
どれだけ捌いて市場に出せるかが注目です

車載半導体に関しましては
TSMCの売上の僅か4%しかないのが現状です

これらも第3四半期で売り上げ増加するとは思いますが
会社としての売り上げは僅かとの認識です

株価は下落

決算前に期待で上がっていましたがそこから5%ほど下がってしまいました
今後暫くは低迷しそうな印象です

他半導体銘柄へも影響か

$NVDAはこれを受けて崩れました
ARKも売却を発表しています

株式分割や半導体不足ニュースで上がり続けていた節があり
ここのあたりで一服という見方ができそうです

別の見方をすると
今後の半導体市場が良く見られていないといったようにも理解できます

$SOXLも同様に下がってます
こちらは半導体インデックスに3倍で動くETFです

地政学リスクは拭えず

このTSMCという企業は大変微妙な立ち位置に立たされている企業です

まず台湾という土地は中国と米国の狭間で揺れる場所です
中国が何時侵攻してもおかしくない、といった時期に差し迫ってきておいます

そしてTSMCの存在は台湾にとっての稼ぎかしらであり
中国・米国両方にとっての半導体供給の命綱でもあります

中国はかつて半導体技術を手に入れようと韓国企業の買収や技術ライセンス獲得に躍起になっていましたが
半導体に関しては現在もまだ国際競争力を持てていない箇所です

米国がHuaweiや中国のスパコン開発企業などを輸出規制リストに入れた際
TSMCもそれに追従する形で取引を中止したりしているように

"米国か中国か"の選択でTSMCは米国を選んでいますが
中国自体もTSM依存がありそれを崩そうと色々なやり方を考えている最中です

そして米中対立が叫ばれている今日
中国も見つつ米国の機嫌をうかがいつつ
非常に難しい手綱捌きを行わないといけない企業なんですね


今後も半導体といった分野は暫くフィーバーが続くと考えられますが
それもいつかはだぶつきます
そして少し弱い姿勢になった頃に米中どちらかから叩かれる、といった可能性も十分にあります

ニュースも見ながらこの企業の行く末を見届ける必要があるかなと思います

まだ売らず

今回の決算を受けて株価は下がりましたが
まだ売らないでおこうと思います

今後数ヶ月でさらに落ちる可能性はかなりあるとは思いますが
半年〜1年スパンで見ると半導体はまだ伸びる可能性はあると考えます


さらに2~3年後だと半導体はダブつく可能性があるので
少し難しい事態になるかもしれませんね
まあ、そこまで個別株を長期で持ち続けるの考えにくいですが、、


10月半ばの第3四半期決算結果が良く
年末に向けて相場が高くなり株価も上がる

これが超楽天的なシナリオです

test

test

-資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.