本ブログでは商品・サービスのリンク先に一部プロモーションを含みます。ご了承ください。

RKLB 資産運用 銘柄分析

[RKLB] ロケットラボ22年度第3四半期決算ダメ ガイダンスが低い

投稿日:

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スクリーンショット-2021-07-09-18.19.34.png

Rocket Lab USA, ティッカーシンボル$RKLBが決算を発表していました
同社はロケットラボと呼ばれロケットの打ち上げの他
コンステレーション衛星の作成
その運用など宇宙に関するシステム開発などを専門に行っている企業です

昨年宇宙SPACブームの中で上場した企業のうちの一つでして
注目度は高いのですが、如何せん利上げの煽りを大きく受けて
株価は下がり基調の銘柄です

ただSPAC上場したといっても
もともと普通上場を目論んでいた会社であり
有象無象のSPAC企業(Astraとか)と比べると
まともな企業なのは確かです
カンファレンスコールのQAは
ちょっと何いっているかわからない企業のうちの一つでもありますが

前回の決算はこちらでした
打ち上げによる利益が徐々に出てきていた状態ですね

売上増加と利益率の上昇

プレゼンはこちらからどうぞ
かっこいスライドですね。最初の数十ページが宣伝なのはいただけませんが

2022Q3結果予想評価
EPS-7¢-7¢⭕️
売上高$63.1M$59.5M⭕️

前年同期比率(YoY): +1064%
QoQでは+14%
順調な成長ですね

売上の比率は以下でして実はSpace Systemでの売上が大きい状態です
ただ打ち上げによる売上も徐々に出てきており、今後が楽しみの状態ですね

ロケット打ち上げ自体は将来的にはコモディティ化していくと言われており
あまり差がつかなくなってくると考えられています
製造・打ち上げから運用に必要なシステムと組み合わせることで
垂直統合で行えるこの会社の魅力が出てきている状態かなと考えます

Q3のハイライトとしては以下

- 年間打ち上げ成功回数の記録を更新
- 米国政府の国家偵察局向けに、国家安全保障用の打ち上げを2回成功
- 日本の会社用のコンステレーション衛星打ち上げも成功
- Space Systemでは過去最大の$14M受注を決算日に発表
- 3Dプリントによる部品生産のプロトタイプ生産開始

キャッシュフローは悪化しています
投資で大きく足が出ていますね


なお、Callでは軍事契約があるのかといった質問にも答えてました
ロシアがウクライナに進行したことで安全保障としての衛星利用はかなり価値が見いだされています
それに関する質問でしたね

また、お客様を待たさないようにロケットを飛ばすことに集中して上手く立ち回れたと述べてました
飛ばしてほしい日にち・時刻に確実に打ち上げることが大事であり
需要ベースで仕事をしていくことを明言しています

これは受注産業のようなものなのでちょっと不安定な要素になるのですが
それでも、23,24年への需要が旺盛だということで問題なさそうです

後、面白いことに小型ロケット打ち上げへの言及もありました
最近では既に15日以内に2回の打ち上げを成功させていることもあり
他の小型ロケット打ち上げのどこよりも上手く行っていると述べてました
$ASTRが昔やろうとしていたことが可能になってきているということですね
ただ、小型の打ち上げにはあまり旨味がないかも(コモディティ化されてきている)と説明がありました


ガイダンスはだめでした
第4四半期の売上高は$51M-$54M VS予想 $67.9M ❌
打ち上げとミッションが一部しか埋まらないため、と説明がありました
お客さんが打ち上げ予定を後ろ倒しにした影響ですね
2023年以降を見ると価格環境含めてかなり順調になりそうだと述べていました
また2024年では新型ロケットニュートロンの打ち上げ予定であり
このマイルストーンが守れるかどうかが重要になってきます

ただ2023年はソルアエロ社の売上の帳簿計上がずれることがあり
その点で数字上は低く出そうと説明してます

株価は好反応

この決算を受けて株価は大きくはねました
相場環境も良かったため、追い風を受けた感じですね

長期で見ますと最高値から-65%超えです
IPO銘柄は利上げにとても弱いので仕方ないと言えば仕方ないですね

ただ、徐々に底を打ってきたようにも見えます
今後も注目ですね

ちなみにこの銘柄を保有している機関投資家の数も増えました
四半期まえは219社でしたが

今では245社まで増えてきています
インサイダーは相変わらず2割ですね

大きな動きなく、着実に成長しているように思えます

買いに走れるか

相場環境も良くなり、買える会社かもと思っています
年末までには今よりも高値で終わっている可能性が高いと感じています
来年も、もしかしたら高値で推移するかもしれません

そういった意味だと買いだと思います
ただ、長期でしっかりこの銘柄をホールドできるかはまだわかりません
金利は高い状態が続きますし
RKLB自体もニュートロンの打ち上げが今後うまく行きそうかどうかで
株価は大きく左右されることになります

数ヶ月持つなら良いですが、
今後5年後にテンバガーになる、のような期待はまだしないほうがいいですね

まだまだ先は長く、超えなければならない壁はたくさんあります
毎回の決算をしっかり見ていき、投資に値する起業かどうかを見極めていく必要がありますね

-RKLB, 資産運用, 銘柄分析

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.