Rocket Lab USA, ティッカーシンボル$RKLBが決算を発表していました
同社はロケットラボと呼ばれロケットの打ち上げの他
コンステレーション衛星の作成
その運用など宇宙に関するシステム開発などを専門に行っている企業です
昨年宇宙SPACブームの中で上場した企業のうちの一つでして
注目度は高いのですが、如何せん利上げの状況下で
株価は下がり基調の銘柄です
ただSPAC上場したといっても
もともと普通上場を目論んでいた会社であり
有象無象のSPAC企業(Astraとか)と比べると
まともな企業なのは確かです
売上増加と利益率の上昇
プレゼンはこちらからどうぞ
かっこいスライドですね。あまり数字はないですけど笑
2022Q1 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | -6¢ | -5¢ | ❌ |
売上高 | $40.7M | $39.85M | ⭕️ |
売上高前年同期比(YoY) +124%
順調な成長ですね
Q1のハイライトとしては以下
-Synspective の3つのミッションのうち最初のミッションの打ち上げに成功
-MDA Ltd (TSX:MDA) から1億4300万ドルの契約を獲得
これには衛星追加や打ち上げのほか管制センターの運用など宇宙で行うこと全てのシステム事業を含み
RocketLabの強みがよく出ています
-ニュージーランドにある 3つ目の Electron 発射台の建設完了し打ち上げに成功--SolAero Technologies, Inc. の買収を完了し、宇宙用太陽電池の商業利用を予定
以下を見るように、実は売上のうち宇宙システムでの売上が大半です
ここを見誤ってはいけませんね
ロケット打ち上げ自体は将来的にはどんどんコモディティ化していくと考えられており
あまり差がつかなくなってくると考えられています
ただ衛星の運用に必要なシステムとなると話は別でして
RKLBは打ち上げ企画から運用まで一括してできるところに強みがあります
実に1四半期の売上高全体の84%を宇宙システムです
この企業を単なるロケット打ち上げ企業と見るのは大間違いです
(実際にはそんな企業はほぼないのですが)
第2四半期の売上高は$51M~54Mのガイダンスです
予想を下回っており❌ ですかね
ただ大赤字でもなく、しっかり成長をして
宇宙システムから確実に売上が出ているので良い調子かなと個人的には思います
株価は好反応だが環境に負ける
この決算を受けて株価は一時的に跳ねましたが
如何せんIPO株の環境が悪すぎて大きく売られてきました
一ヶ月で-20%はあまりにも酷いですね
最高値からは以下のように-80%近く血反吐はいている状態です
利上げ環境でのグロース銘柄の宿命ですね
また下がると思っているのでまだ買わないで思っている銘柄です
ちなみにこの銘柄を保有している機関投資家の数は大きく増えてきました
半年前は57社でしたが
今では181社まで増えてきています
もちろんVanguardやBlackRockにも保有されており
少しずつきちんとした銘柄になりつつありますかね
どこかで入りたい銘柄
民間主導の宇宙産業はまだ始まったばかりです
今は大きく凹んでいて、まだ種まきの状態ですが
これから5年くらいの見込みも考えて
どこかで買えたらいいなと思っている銘柄のうちの一つです
あとはSpaceXが上場するのか、、も気になりますがね
ただ買うとしても利上げが終わったあとなので当分先の見込みです
この銘柄に対して、極めて厳しい環境はまだまだ続きますが
しっかり決算と、やっていることをウォッチして
唾つけておきたいですね
、、ちなみに本日6/10にCPI発表です
内容が上振れするとの噂で
場合によっては0.75%の利上げも出てくるかもしれません
ちょっと相場はかなりの正念場かと思います