Rocket Lab USA, ティッカーシンボル$RKLBが決算を発表していました
同社はロケットラボと呼ばれロケットの打ち上げを専門に行っている企業です
今時珍しい上半期・下半期での決算ですね
多くの米国企業は1年に4回決算を出していますが
ロケットラボは今のところ2回です
決算が1年で4回というのは慣しのようなものです
米国はなんでも四分割が好きですね
売上増加と利益率の上昇
プレゼンはこちらからどうぞ
なかなかロマンが溢れるスライドで好きです
SPAC上場した銘柄なので、赤字運営です
まだ予想もないのでEPSの比較などは無意味ですね
数点ハイライトを上げておきます
去年と比べて売上は +237%でした。好調ですね
先日Astra Spaceが盛大に失敗した、宇宙防衛軍のミッションも
既に成功しているぜ!と言わんばかりに主張しています
今後の打ち上げはニュージーランドのロックダウンの影響で遅れそうです
(ロケットラボはもともとニュージーランドの会社でして、打ち上げ場所をニュージーランドにも持っています)
株価は好反応
株価はこの決算後にさらに跳ねて、気がつけば5日で2倍、+103%になりました
買うならロケットラボだ!とは言っていたものの正直驚きです
100万円持っていたら200万円になっているわけですからね
出来高もそれなりにあり、どこか新しい機関投資家が買っていますね
ここ一週間で56から57になりました
これにより株価の安定が期待できます
今後一時的に下がることも当然考えられますが
今のところは好調、イケイケどんどんですね
いろいろあって$15くらいで落ち着けばいいな、とか思っています
なおARKXのような宇宙ETFにはまだ組み込みされていません
(ARKXが宇宙謳いつつも宇宙関係ないETFとなっているのですが)
宇宙銘柄で買えるものの一つ
RocketLabはSpaceXに続く民間ロケット会社の実績を持っているため
引き続き、Astraなどと比べて買える会社ですね
宇宙ブームはこれからも続いていくと感じていますので
Astraにばっかり注目していた人も
$RKLBにもっと注目してほしいなと思っています
あと買えるのはRedwireとかでしょうか
時価総額はまだまだ小さいですが
衛星の設計製造・センサーの開発等をつかさどっています
Adcole SpaceやRoccor, Made In Space等多くの会社を買収してきて大きくなってきました
特にMade In Spaceという会社はISS上で使用できる3Dプリンターなど技術的に高い評価がある会社のため注目の買収でした
宇宙と地球を繋ぐ下支えですね
株価はこちらも上げ中です
他のAstraやRocketLabが2024年黒字計画を述べているのに対して
Redwireはすでに現時点でキャッシュフローが黒字です。
2020年は$119Mの利益を生んでおり、2021年には$163Mの利益を見込んでいます。
これが素晴らしいことで、既に収益を生み出す力が出ていて、赤字体質でないことを意味します
割とSPACの会社としてはまともですね
RocketLabも通常上場をしようとして、中型ロケット開発費のためやむを得ずSPAC上場を選択しました
例えばDoraftKingsも裏カジノ的な要素がありSPAC上場をしましたが、実績は十分でした
このように、実績がありつつもSPAC上場をした会社はまともな値動きをすることが多いです
逆にAstraみたいに実績がない会社は売られやすかったですね
これらの銘柄は現在値が吹いているため
今後、一時的に下がることもあるかもしれませんが
しっかり数字が残ってきているので信頼できる企業かなと思っています
9,10月に株価がふらつくと言われていますので
このシーズンは信頼できる企業の株を握っていたいと感じます
ちょっと落ちてきたときは買い増しも考えたいと思います