HDVは米国上場銘柄のうち、高配当かつ財務状態も良い銘柄のみで構成されています
配当が発表・振り込まれる月は3,6,9,12月です
2021年6月は減配だった3月に続く二期連続の減配でした
なかなかショッキングな結果だったので一度状態を見直してみましょう
直近の配当額から利回りを考える
直近の配当は以下です
6月は$1あたり81¢ですね
コロナより前の2019年と同じ水準に戻ってしまいました
現在の株価は$96.04なので
配当利回りは 0.81*4*100/96.04 = 3.37%です
高配当銘柄としては少し物寂しい水準ですね
普通高配当銘柄は株価が上がると配当も上げて
配当利回りを高めにキープしようとするので
まさか下がるとは、、といったところが正直な感想です
1ヶ月では3.5%の下落
株価はここ1ヶ月で下落トレンドです
一度跳ねてますが、直近はまた下落になりそうな勢いですね
期間を6ヶ月にしてみますと以下です
直近の跳ねでも下値もそうですが、下値抵抗線が強く存在していますね
大体$93~94のあたりが抵抗線です
もし株価がここを割り込んでしまうと一気に値が崩れていく可能性が出てきます
最近の値$95ですとそこに近づいているので
直近で買いポジションをとってもそれより値段が下がることがありそうです
なのでチャート的にはしばらくは買わない方がいいですね
構成銘柄はJPM, MOが脱退
HDVは3ヶ月に一回構成銘柄の変更を行います
これも3,6,9,12月なのですが今年6月にも行われています
今の構成銘柄はこちらを参考に。以下のようになります
ティッカー | 銘柄名 | 業種 | 保有比率(%) |
XOM | EXXON MOBIL CORP | エネルギー | 9.44 |
JNJ | JOHNSON & JOHNSON | ヘルスケア | 6.93 |
VZ | VERIZON COMMUNICATIONS INC | 通信 | 6.46 |
CVX | CHEVRON CORP | エネルギー | 6.43 |
PG | PROCTER & GAMBLE | 生活必需品 | 5.32 |
PM | PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC | 生活必需品 | 4.86 |
MRK | MERCK & CO INC | ヘルスケア | 4.26 |
KO | COCA-COLA | 生活必需品 | 4.03 |
CSCO | CISCO SYSTEMS INC | 情報技術 | 3.88 |
AVGO | BROADCOM INC | 情報技術 | 3.7 |
こちらの記事では6/16で以下の構成だったと書いています
XOM 8.83%
JPM 6.76%
JNJ 6.57%
VZ 6.22%
CVX 5.74%
JPMが抜けていますね。あと、6月前半ではMOが入っていたのですが
こちらも抜けてPMが入っています。タバコ銘柄の入れ替えですね
JPMが抜けて金融セクターがなくなってしまい
ETFとしては少し安定性が減ったかなと思います
というか3ヶ月しか存在しなかったのは結構珍しいですね
夏に崩れたら買い増し
これらをみてみると
配当利回りが去年比低め
チャートは下値抵抗線近くで不安
構成銘柄のセクターがすこし偏り
といった状態です
なので、今買い増しはしない予定です
一方で夏に相場が崩れた場合、一気に株価も下がることが考えられるので
そうしたら買い増しのチャンスとして入るかもしれません
株価は引き続きチェックしておこうと思います